仕様書

スマートICを活用した次世代産業しごとづくりプロジェクト
平成 28 年度
企第
6
号
次世代産業しごとづくり受け皿整備プロジェクト及び情報発信プロジェクト業務委託
【仕
様
書】
平成28年10月
安八町
Ⅰ業務名
「スマート IC を活用した次世代産業しごとづくりプロジェクト」に係る地域活性化に必要な施
設・コンテンツに関する調査検討業務委託(以下、本業務)
Ⅱ業務目的
安八町では、スマート IC の整備・供用の開始を予定しており、その活用による次世代産業しご
とづくりプロジェクトの推進を計画中である。
本業務はその一環として、安八町の活性化を促進する基点となるスマート IC 隣接の産業および
観光振興のあり方について調査・検討することを目的とする。
Ⅲ業務内容
本業務の業務内容は、次のとおりとする。
1.次世代産業しごとづくり 受け皿整備プロジェクト
(1)現状と課題分析
安八町の特徴を考慮し、「産業(一次産業、製造業、観光等サービス業等)」「交通」
「物流」「エネルギー」「防災」の観点から、下記①②を実施する。
① 現状分析
安八町における第5次総合計画、総合戦略ほか各種政策の整理、および RESAS 等の分析
などによる情報収集により、安八町の現状把握を行う。
② 主要課題の抽出
現状を踏まえたうえで、社会環境の変化に伴う将来の動向等を見据えて情報分析を行い、
安八町の主要課題とそのボトルネック等について、安八町と討議のうえ整理する。
(2)集積産業分野(次世代産業)の検討
地域の既存産業の集積状況や、今後成長が見込まれる次世代産業等を踏まえ、工業団
地が主にターゲットとする業種等の検討を行う。
(3)既存の製造業の詳細調査・分析(RESAS 活用)
RESAS 等を活用し、既存立地企業の分析を行う。特に今後の工業団地の整備を見据え、
既存立地企業の事業拡大ニーズをアンケートやヒアリング調査により整理する。また、
地域の企業の取引関係等を参考に、地域外の企業の安八町への移転ニーズについてもア
ンケート等の手法を用いて明らかにする。既存の立地企業及び地域外からの移転企業の
ニーズを踏まえ、(2)で検討を行う安八町へ集積を図る次世代産業分野の検証を行う。
(4) サービス業の詳細調査・分析
地域の観光資源等を棚卸しし、観光資源の相互連携による新たな観光プログラムの開発
を行う。
(5)道の駅等の施設・コンテンツ等のあり方についての検討
(3)で整理した産業分野並びに(4)で整理した観光分野における安八町の強みを踏
まえ、産業および観光振興による地域活性化に資するために必要な道の駅等の施設・コン
テンツ等のあり方について検討を行う
① 道の駅等の施設・コンテンツ等の目指すべき方向性の整理
安八町の強みを踏まえ、地域の観光振興に向けたワンストップ拠点の形成、さらには
新たな工業団地に集積する企業への支援機能等について検討を行い、地域経済とまちの
活性化の創出の基点となるための道の駅等の施設・コンテンツ等の目指すべき方向性に
ついて整理する。
② 道の駅等の施設・コンテンツ等に必要な機能の整理
地域活性化の拠点として求められる道の駅等の施設・コンテンツ等の機能について、
「産業(一次産業、製造業、観光等サービス業等)」、「交通」「物流」「エネルギ
ー」「防災」の観点から求められる機能の整理を行う。
③ 道の駅等の施設・コンテンツ等に必要な施策の整理
前項で検討した道の駅等の施設・コンテンツ等の機能を、具体的に整備するため各種
施策(案)について整理を行う。
④ 実現に向けて解決すべき課題と対応策の整理
前項で整理をした各種施策(案)を実施する上での関係法令の整理、想定される各種
課題及びその解決策について整理を行う。
2.次世代産業しごとづくり 情報発信プロジェクト
(1)UIJターン人材のニーズ調査
安八町及び近隣市町村等の出身者で都市部等へ流出した人材等を対象として、UIJタ
ーンを検討する際に重視する項目(雇用、住宅、教育、医療等)、UIJターンを検討す
るきっかけ、時期等についてアンケート調査を行い、UIJターン候補人材のニーズを明
らかにする。
(2)情報発信手法の検討
UIJターン候補人材に対して、安八町の情報を持続的に情報発信して行く仕組みにつ
いて、他地域の成功事例等を踏まえ、あり方を検討する。その際には、資金の継続性、管
理の蓋然性等を踏まえることとする。
3.マイルストーン(案)の作成
1.2.の業務全体について、中・長期的な視点で、業務の進め方とスケジュールを整理
する。
4.安八町次世代産業しごとづくり推進協議会(仮)の組成
産学官金等の外部の有識者メンバーを招聘し、計画着手時・中間報告・成果品納入
時の計 3 回の討議を行い、外部有識者からのアドバイスを調査内容へフィードバックするこ
と。
5.報告書のとりまとめ
上記の調査・検討内容をとりまとめ、報告書として整理する。
6.打ち合わせ協議
業務の適正な遂行を図るため、担当者と密接な連絡を取り、その都度打合せの議事録を作
成し、相互に確認するものとする。打ち合わせは、計画着手時・中間報告・成果品納入時の
計3回を基本とするが、担当者が必要と認めた場合には適宜行うものとする。
Ⅳ 成果物
成果品として、以下を提出すること。
(1) 委託業務報告書 (A4版、簡易製本)5部
(2) 電子データ 1式
(3) 打合記録簿 1式
Ⅴ 注意事項
(1) 受託者は、業務上知り得た個人情報、その他の秘密を第3者に漏らしてはならない。履行
期間終了後も同様とする。
(2) 業務の履行にあたり、十分な知識を有する者を配置すること。
(3) 履行期間終了後、受託者に起因する成果品の不良等が発見された場合は、速やかに安八町
と協議し、必要な措置を行うものとする。必要な措置に係る経費は受託者の負担とする。
(4) 成果品の著作権は、安八町に帰属するものとする。
(5) 本仕様書に定めのない事項及び疑義を生じた場合は、安八町と協議するものとする。