おじいちゃんは、 怒るとこわくて、好きだ。

今月のことば
〜保育のビタミン〜
さ
さ き
てっしょう
るんだと思います。たとえ、どれだけこわく
きっと、子どもにはちゃ~んと、見えてい
を、集団生活を通して身につけてもらうため、
ら人間として生きて行く上で必要な社会性
ょうか。そうではなく、子どもたちがこれか
佐々木 哲生 て も、 本 当 に 自 分 の こ と が 心 か ら 大 好 き で
そして次から間違えないために注意をするの
おじいちゃんは、
怒るとこわくて、好きだ。
…、だからこそ自分がいけないことをした時
です。
で す か ら、 子 ど も に 注 意 す る 際 は、「 危 険
には、きちんと怒ってくれる人と、そうでは
ない人の心根というものが。
なのに、いま注意した行為を同じように繰り
て「はい、分かりました」と返事したばかり
何 度 も 何 度 も 言 い 聞 か せ て い る の に、 そ し
こんな言葉を口にしたことはありませんか。
もしかすると、日々の保育の中で、思わず
める、聞かなかったら叱るといった、いわゆ
間違っても、自分の言うことを聞いたら褒
るような言葉で語りかけることが大切です。
自分が叱られているのか、子ども自身に分か
いった分かりやすい基準を定めて、なぜいま
を守らなかった」「他人に迷惑をかけた」と
な こ と を し た 」「 園 で 決 め ら れ た〝 き ま り 〟
返している子どもたちのそんな光景を見たと
…、しないでください。
方を、あなたの保育の基本に置くことだけは
る「アメとムチ」を使い分けるような関わり
の「言うことを聞かなかったから」なのでし
ところで、子どもに注意するのは、あなた
しかも、つい強い口調で。
き、
保育者が思わず口にしてしまう言葉です。
「どうして、先生の言うことが聞けないの 」
!?