2016 年 10 月 6 日 株式会社 日建設計 広報室 豊洲市場プロポーザルの技術提案書の補足説明 一部の報道機関から、当社が 2011 年 1 月に「盛土をしない提案を行っていた」との報道が ありました。この報道に際して紹介された、プロポーザルの技術提案書の該当部について補 足説明いたします。 該当部の主旨は、工事期間と工事費の圧縮を図る提案のひとつとして示したものです。具体 的には、建物の基礎のかたちに合わせて、必要な箇所だけに盛土工事を行うことができれば、 基礎のための掘削工事がなくなり、合理的な建築計画、工事工程計画が実現するという考え 方です。設計者として選定され基本設計を行うことになれば、土壌汚染対策等との調整を重 ね実現性を検討する前提で、提案したものです。 モニタリング空間については、基本設計の受託者に特定された後、業務期間中に東京都か ら「モニタリング空間を地下に設ける」よう指示を受け、設計に反映しました。 なお、土壌汚染対策、地下水管理システムの設計監理は、当社の受託業務外であり、これら には関与しておりません。 〈備考〉 ・本プロポーザルの正式名称:豊洲新市場建設工事基本設計に係るプロポーザル ・プロポーザル方式とは:建築設計を委託するうえで、もっとも適した「設計者(人) 」を選ぶ方式で す。技術力や経験、プロジェクトにのぞむ体制などを含めたプロポーザル(提案書)の提出を求め、公正 に評価して設計者を選ぶ方式です。一方、コンペ方式とは、最も優れた設計案を選定する方式です。両者 の違いは、選定する対象が、 「設計者(人) 」か、 「設計案」かという明確な違いがあります。 「質の高い建築設計の実現を目指してープロポーザル方式ー(国土交通省大臣官房官庁営繕部)」より抜粋 (http://www.mlit.go.jp/gobuild/sesaku/proposal/2006-4.pdf) 【資料】 ■プロポーザルの技術提案書の該当部とその解説 図中に「基礎工事先行により建築部分の盛土不要」との記載がありますが、この意図すると ころは下記の通りです。 一般的な建物基礎のつくり方 ① 大規模な建物には地中に基礎が必要であり、 ② 基礎をつくるには、地表面から基礎の底まで掘削が必要です。 本敷地の特殊要件 ③ 地表面までの盛土工事は、建物の設計期間に並行して行われようとしていました。 プロポーザルの技術提案 ④ ③の盛土工事が完了してから建築工事に着手すると②の掘削工事が発生します。 ⑤ 建物の基礎のかたちに合わせて、必要な箇所だけに③の盛土工事を行うことで、基礎の ための②の掘削工事がなくなり、工事期間と工事費の圧縮を図ることができます。 以上
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