教育指導課説明資料(PDF:144KB)

「子どもの人権(いじめ防止・解消/インターネットでのいじめ)」に対する取組
教育委員会教育指導課
はじめに
各学校においては人権教育という枠組みの中で、
学校教育における様々な活動や場面を通
して「いじめ防止・解消」に係ることについて指導している。教育指導課では次の人権教育、
道徳教育、特別活動の中で「いじめ防止・解消」につながる学習活動が適切に実施されるよ
う、学校に対して指導・支援をしている。
1 人権教育
「学校人権教育推進事業」を通して、人権教育の研修等の充実を図り、教員が人権尊重
の理念について理解を深め、関係機関や NPO 等と連携して人権教育を推進できるように
している。
2 道徳教育
小中学校では年間 35 時間の道徳の時間を要として学校教育活動全体を通して、お互いを
思いやり、尊重し、生命や人権を大切にする態度を育成し、友情の尊さや信頼の醸成、生き
ることの素晴らしさや喜び等について指導している。これらの指導が計画的に、組織的に、
かつ子どもたちにとって価値あるものとなるよう、次の取組を実施している。
・各学校における道徳教育に係る各種計画の作成・提出
・教育課程研究会、道徳教育連携推進講座により、研究授業を通して教員が研修する場の
設定
・夏季研修講座を実施し、道徳教育に係る国の動向、学習指導要領が求める道徳教育、道
徳の時間の在り方、具体的な授業の在り方等について教員が学ぶ場の設定
・道徳教育担当者会の実施 ※年 1 回
3 特別活動
特別活動においては「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長
を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な
態度を育てるとともに、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養
う」ことを目標としている。この目標の実現をめざし特別活動では、
「学級活動」、
「児童生
徒会活動」
「クラブ活動」
「学校行事」を通して、自己及び他者の個性の理解と尊重、望まし
い人間関係の確立等の指導を行っている。
また、指導の重点として「認め合い高め合う関係を築く力を育てる」を設定し、学校と教
育委員会が重点的に取り組むべきこととして位置付けている。
たとえば中学校の生徒会活動では、その活動の一環として「いじめ撲滅運動」を実施する
など、各学校の状況に応じた取組を行っている。このような取組を市全体で共有する場とし
て、
「リーダースキャンプ」を行っている。教育指導課では各学校における取組や全市的な
取組を指導・支援している。
・教育課程研究会、研究授業を通して教員が研修する場の設定
・特別活動研究会との連携による「リーダースキャンプ」等全市的な取組の実施
・夏季研修講座を実施し、特別活動に係る国の動向、学習指導要領が求めるが「学級活動」
「生徒会活動」
「学校行事」の在り方、具体的な授業の在り方等について教員が学ぶ場
の設定