記入例 ローカル・イノベーション・プロジェクト登録申込書 1.ローカル・イノベーション・プロジェクト概要 (1)貴プロジェクトの概要や取組内容についてご記入ください。 申込日 申込機関 担当部署 担当者 平成28年10月 1日 (自治体の場合)A市 (産業支援機関の場合)公益財団法人Bセンター 部署 ●●課 役職 係長 氏名 近畿 住所 花子 〒●●●-●●●● A市●●町●-●-● TEL ●●-●●●●-●●●● FAX ●●-●●●●-●●●● E-mail ●●@●●.●●.●● ※申込機関が産業支援機関の場合、当プロジェクトを担当している自治体の関係部署を 管轄部署 ご記入ください。 自治体名 部署名 プロジェクト 名 (申込機関が産業支援機関の場合)A市 ●●課 △△を活用した新市場開拓プロジェクト ※貴プロジェクトについて、簡潔にご記入ください。 本プロジェクトは、本市の地域資源である「△△」を活用し、研究開発と産官 学金ネットワーク形成を通じて国内外の販路開拓に取り組み、「△△」を活用 した新たな市場を獲得することを目指している。 A市を中心とした「△△イノベーション協議会」を平成26年4月1日に設立 し、市内の中核企業であるa企業や中小企業、b大学、c信用金庫の参画の下、 下記4事業に取り組んでいる。 ①研究開発事業:地域資源「△△」の新たな機能性の有無や生産性の向上等 に取り組むため、A市公設試及びb大学と連携し、研究開発に取り組む。 取組内容 ②販路開拓事業:国内及び海外展示会へ市内企業が共同出展を行い、新規顧 客や提携企業の発掘に取り組む。 ③人材育成事業:地域資源「△△」を活用した産業・関連産業の裾野を広げ るため、b大学及びc信用金庫と連携した人材育成講座を開講する。 ④プロモーション事業:A市を中心にプロモーションに取り組む。 協議会設立以降の約2年間で、国内4つ、海外2つの展示会への共同出展(延 べ60社参加)に取り組み、全10件(約3億円)の商談が成立した。協議会 参画企業の中には、b大学やc信用金庫と連携し、新たな商品開発に取り組ん でいる企業も出てきており、当初の目標を上回るペースで事業が進展してい る。 1 2.登録要件 登録要領に基づき、登録要件に必要事項をご記入ください(【◎】項目)。 ただし、一部の登録要件については、申込時点で未実施のものも登録可とします(【○】 項目)。未実施の場合でも、当該項目を実施する予定があることを前提としており、具体的 な内容の記載が必要です。 (1)自治体の主体的な関与 ①「地方版総合戦略」等の自治体の施策の方針を規定する文書において、プロジェクト の推進が明示されている箇所をご記入ください。 文書名 【◎】 A市まち・ひと・しごと地方創生総合戦略 「A市まち・ひと・しごと地方創生総合戦略」 (平成28年3月策定)におけ る『若者が安心して働ける雇用の創出』(第5章、28 ページ~35 ページ)の 施策の1つとして、 「地域資源を活用した新市場の創出」を掲げている。具体 的な取組として、下記4事業が明示されている。 ①大学と連携した△△の新たな用途開発 ②市内企業による国内外販路開拓の推進 ③地域産業を活用した新市場を担う若者の確保・育成 ④上記②・③を促進するプロモーションの実施 記載内容 ※必要に応じて、記入欄は複製してください。 2 (2)地域の産学金の主体的な参画と事業推進体制の構築 ①プロジェクトに参画している地域の産学金についてご記入ください。 【◎】 ※「産」の関与については、産業支援機関や中核企業をご記入ください。 ※「学」の関与については、申込時点で参画している必要はありません。 参画している産学金の機関名 産 学 (あれば) 金 a企業(△△を活用した■■製品市場で約 80%のシェアを持つグローバル・ ニッチトップ企業であり、コネクターハブ企業)、市内中小企業 b大学(工学部◇◇学科 ☆☆教授) c信用金庫、d銀行A市支店 ②地域の産学官金によって形成されている(形成予定の)事業推進体制(協議会等)に ついてご記入ください。 【○】 推進体制 名称 設立日 事業内容 有 ・ 検討中 △△イノベーション協議会 平成26年 4月 1日 A市が事務局となり、産学連携により①研究開発事業、②販路開拓事業、③ 人材育成事業、④プロモーション事業に取り組んでいる。 ③上記(2)の事業推進体制(予定を含む)における産学官金の体制図をご記入くださ い(プロジェクトの中心となっている機関が分かるようにしてください)。 △△イノベーション 協議会 【○】 a企業 アドバイザー 川下企業仲介 中小企業 A市●●課 事務局 約 100 社 b大学 研究開発 人材育成 (主な事業) 中心機関を ①研究開発 ②販路開拓 ③人材育成 ④プロモーション で表示。 3 c信用金庫 事業融資 人材育成 d銀行 (3)地域の構造的課題・危機感又は明確なビジョンの共有 ①地域経済や産業の構造的課題・危機感、もしくは地域における明確かつ夢のある将来 ビジョンについてご記入ください。 【◎】 本市は古くから大企業の工場進出が進み、それに伴い下請けである中小企業が集積してい る。また、市内一面に田畑が広がっており、温暖な気候と高低差のある特殊な地形によっ て、地域資源△△の生産が活発である。 地域資源△△は元来、衣料用素材(原料)として利用されており、戦後の高度経済成長期 には国内市場の約 7 割を本市産の△△が占め、一大産業となったが、その後は中国を中心 としたアジアの安価な△△の輸入が急増し、本市の地域資源△△の生産量は全盛期の約 1/30 まで落ち込み、若者を中心とした人口流出が止まらない状態にある。 そうした中、b大学☆☆教授との研究開発により、地域資源△△の成分の中に、医療用製 品として利活用可能なものが含まれていることが分かり、現在事業化を図っている段階で ある。本市では衣料用以外に活用可能な新たな機能性の発見や、そうした機能性を活用し た製品開発に取り組むことで新市場を開拓し、新たな雇用創出を目指している。 ②プロジェクトに関連する地域の背景(産業構造や強み・弱み、機会・脅威など)につ いて、客観的なデータを用いてご記入ください(必要に応じて、図表・グラフ等を添 付ください) 。 【◎】 地域資源△△の 1955 年の生産量(・・トン)を基準値 1.0 とすると、その後に生産量は大 きく落ち込み、2015 年には 1955 年比 0.03 となっている。また、生産量に応じて売上高も 大きく落ち込み、1955 年には全産業の 50%を占めていたが、2015 年には 0.5%となってい る。 地域資源△△生産量 全産業における売上高構成比 0.8 50% 40% 0.6 30% 0.4 20% 0.2 10% 0 全産業における 売上高構成比 地域資源△△生産量 地域資源△△の生産量及び売上高の推移 1 0% 1945 1955 1965 1975 1985 1995 2005 2015 一方、新たに発見された成分eを活用した医療品市場は、現在 1000 億円市場と小さいが、 医療品f及びgの代替品として注目が集まっている。地域資源△△から成分eを抽出する 方法はこれまで存在せず、抽出量や機能性の面で優位性がある。地域資源△△の生産性を 向上することで、生産量の拡大とこれを活用した製品開発が期待できる。 [%] 0 20 40 100 80 60 40 20 0 60 地域資源△△ 抽出方法O 抽出方法P 抽出方法Q 抽出方法R [10 億円] H22 H23 H24 H25 H26 H27 e 成分抽出率 e 成分を活用した医薬品の市場規模の推移 4 (4)新たに生み出す価値の明確な設定(どのようなイノベーションを実現す るか) ①プロジェクトが対象とする分野と、そこで新たに生み出す価値(新製品・サービス、 新プロセス、新需要等)についてご記入ください。 対象分野 【◎】 医療品市場、その他の新市場 地域資源△△の従来用途は衣料用原料に限られていたが、b大学の研究開 発により成分eが発見され、医療品市場に活路を見出すことにつながって いる。 新たに 生み出す価値 また、地域資源△△は研究開発によって更なる成分の発見が期待されてい ることから、新市場の開拓も目指していく。 ②ターゲットとする市場と、その市場を選択した理由について、具体的にご記入くださ い。 【◎】 ターゲット 市場 北米市場 成分eを活用した医療品は世界的に販売されている。特に北米市場では市 場が最も大きいだけでなく、成分eによる代替が期待される成分f及びg を活用した医療品市場も大きいことから、北米の医療品市場をターゲット して事業化に取り組むものである。 具体的な 選定理由 ③具体的なマーケットを見据え、事業化を視野に入れて取り組んでいる内容について、 ご記入ください。 【◎】 「△△イノベーション協議会」における4事業は、いずれも事業化を見据えて取り組んで いる。特に②販路開拓事業では、国内及び海外の展示会へ共同出展を行なっており、地域 資源△△を活用した商品開発に取り組む市内中小企業が出展を行なっている。協議会発足 後の約2年間で全10件(約3億円)の商談が成立し、b大学やc信用金庫と連携し新た な商品開発に取り組んでいる企業も出てきている。 5 (5)事業マネジメント機能の確立 ①地域や企業の実態を熟知する経験豊富なプロジェクトマネージャーなど、プロジェク ト全体の目的・方向性を意識しながら各主体の利害を調整し、プロジェクトを牽引で きる人材(予定を含む)についてご記入ください。 プロジェクトを 有 牽引できる人材 氏名 出身組織等 関西 ・ 【○】 検討中 太郎 a企業 事業開発部 部長 本市の中核企業であるa企業は、地域資源△△を医療用の事業化に 取り組んだ企業の先駆けであり、関西部長は当該事業のリーダーと して、国内外の販路開拓やネットワーク構築に取り組んできた。 期待する役割 市内中小企業の多くが、a企業と下請け・孫受けの関係にあり、市 内中小企業の売上高向上によりa企業の業績向上につながること が期待されるため、本プロジェクトはa企業の全面的な協力によっ て取り組まれている。 氏名 出身組織等 期待する役割 ※必要に応じて、記入欄は複製してください。 ②本プロジェクトで設定されているKPIについてご記入ください。 KPI 項目 地域資源△△の生産 量 目標年度 目標数値 【◎】 現状 平成 31 年度 ・・・トン ・・・トン 平成 31 年度 ・・・社 ・・・社 平成 31 年度 ・・・億円 ・・・億円 平成 31 年度 ・・・% ・・・% 地域資源△△を活用 した商品開発に取り 組む企業数 製造品出荷額等 25 歳以上 35 歳未満 人口(構成比) 6 ③目標・KPIの達成状況が定期的に検証され、その結果がプロジェクトの内容や実施 手法に柔軟に反映される仕組みについてご記入ください。 仕組み 有 ・ 【○】 検討中 「△△イノベーション協議会」では、月1回の定例会を開催し、情報交換を行なっている。 定例会で発表された成果に基づき、事業計画との比較分析を行い、修正点があればその場 で修正を行うなど、トライ・アンド・エラーのスピードを早めている。 協議会の事務局を務めるA市は、 ・・・部、 ・・・部、 ・・・部等の関係部署が横断的に協力 する関係を構築し、各部長及び担当者による事務局会議を月2回開催している。事務局会 議の実質的な責任者は副市長であり、事業計画にとらわれないマネジメントに取り組んで いる。 7 (6)自立化に向けた道筋を描いていること ①地域金融機関との連携等を通じて民間資金の導入可能性について検討するなど、予算 面の自立化(=行政予算の逓減)に向けた道筋(予定を含む)についてご記入くださ い。 【○】 予算面の 自立化の道筋 有 ・ 検討中 本プロジェクトはA市予算及び地方創生交付金等を活用し、事業に取り組んできた。一方、 当初から「△△イノベーション協議会」にc信用金庫が参画し、製品開発における事業融 資や、b大学と連携した人材育成講座の開講に取り組んできている。こうした事業は着実 に成果を生みつつあることから、更なる金融機関の参画を求め、平成28年4月よりd銀 行A市支店が参画している。 ②産学金の自主的な取組みを次第に強めることにより、事業推進面の自立化(=行政の 事業関与の逓減)に向けた道筋(予定を含む)についてご記入ください。 事業推進面の 自立化の道筋 有 ・ 【○】 検討中 本プロジェクトは「△△イノベーション協議会」の事務局をA市が務めてきたが、次年度 以降はA市の産業支援機関であるBセンターが事務局を担う予定であり、現在、情報交換 及び引継を行なっているところである。 また、産業面から本プロジェクトを支えているa企業の更なる参画や、本プロジェクトに よって事業拡大が進む市内中小企業の取組が活発化しており、事業推進面の自立化に向け た道筋を描いているところである。 8 3.事業推進上の課題・支援ニーズ (1)事業推進上の課題について、下記選択肢欄から該当するものを選び、具体的な課題 内容をご記入ください。 選択肢 2 3 8 具体的な課題内容 プロジェクトマネジメントに係るノウハウが少ないため、本プロジェクトを試行 錯誤しながら取り組んでいる状態であり、スピードアップが図れない。 国の競争的資金や金融機関の融資等を活用し、自治体予算の逓減を図りつつある ものの、現状は研究開発等の基礎的な事業も多く、事業予算獲得が急務である。 本市は小規模自治体であり、国内においても知名度が低い。本プロジェクトでは 特に北米市場をターゲットしているが、北米での知名度獲得は進んでいない。 (選択肢欄) 1.適切な KPI の設定 2.プロジェクトマネージャー人材の育成 3.事業予算の確保 4.産業支援機関との連携 5.中核企業との連携 6.大学・研究機関との連携 7.金融機関との連携 8.情報発信・プロモーション 9.強み・弱みの分析・マーケティング 10.事業の柔軟な修正・PDCA の実行 11.その他( ) (2)事業推進上の支援ニーズについて、当てはまるもの全てに○印を付けてください。 1.海外も含めた積極的な情報発信の実施(「(仮称)関西ローカル・イノベーションマッ プ」(日本語版・英語版)の作成) 2.ローカル・イノベーション・プロジェクト間の連携・交流の促進(ノウハウや情報、 人脈の共有など) 3.プロジェクトマネージャー等のキーパーソンを対象とした人材育成・研修 4.地方創生交付金等の国予算獲得のための事業ブラッシュアップの個別支援 5.必要資金の供給とハンズオン人材の派遣による経営支援((株)地域経済活性化支援機構 (REVIC)の中核企業支援ファンド) 6.プロジェクト推進、マーケティング(商品・サービス開発、事業化、ブランド化、販 路開拓等)、基盤強化(まちづくり、プロジェクト人材)を複合的に支援((独法)中小 企業基盤整備機構近畿本部(SMRJ)) 7.海外展開の取組における戦略策定から現地販路拡大等までの切れ目のない支援((独法) 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部) 8.その他(具体的に: ) 9
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