グローバル人財マネジメント

IBM グローバル・ビジネス・サービス
Strategy & Transformation
オファリング紹介
グローバル人財マネジメント
知見に基づくデータとツール、コンサルティングにより
グローバルに通用する人財マネジメントを実現
企業にとって最も重要な財産である「人」。グローバルな事業展開においても、
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グローバル事業において、どこにどのよ
うなスキルの人材がどれだけいるかを
把握できていますか? 国を超えた、人材の適切な配置ができて
いますか?
全 社 で 共 有 す べ き 価 値 観 が 浸 透して
いますか?
人財をいかに活かせるかがビジネスの成否のカギを握ると言っても過言では
ありません。IBMは、自社の経験を含め、多くの企業を支援してきた知見に
基づき、お客様のグローバル人財マネジメントの実現を支援します。
人財のグローバル対応の課題と対応策
ビジネスのグローバル展開にあたって、多くの企業では「人財」が重要な課題
であると認識しています。
「どこにどんなスキルの人が何人いるか分からない」
「国を超えた人材配置ができない」「共有すべき価値観が浸透しない」と
いった問題は、企業のグローバル対応を難しくしています。
これらの課題を解決するには、誰がどんな能力・スキルを保有しているか、
グローバルで人財を見える化する仕組みを作ることが大切です。また、グロー
バル・レベルで人事機能のガバナンスを効かせ、現地法人の社員の成長機会
とキャリアパスを明示したり、現地リーダー育成のために日本からスペシャリスト
を派遣したりすることも望まれます。さらに、グローバルに通用する手順を構築
し、教育研修や人材登用、評価などに企業の価値観を浸透させる施策を取り
入れることも必要になります。
管理業務が占める割合が 6 分の 1に。
見える化とガバナンス強化でリスクも低減
グローバルな人財マネジメントに成功している企業は、経営方針・事業戦略を
策定する際、業務や組織のあるべき姿を鑑みて、
「グローバル人財」に求める
人財像を描きます。ここで、期待役割、担当すべき業務、追うべき責任などの
現状とのギャップを見出し、経営視点で人財マネジメントのあり方を見直し、
方向性を確認することも重要です。こうして、グローバル人財マネジメントの
方針を決定します。
人事施策の策定においては、採用、配置、育成、人事制度など、人財マネジ
メント全体での整合性が確保されていることがポイントになります。さらに実行
に向けて、施策の優先順位設定と運用体制が整備されていることに重点を
置きながら、運用体制と人事システムを確立させます。
IBM自身もグローバル人財マネジメントの変革に取り組みました。その結果、
人事部門の戦略的業務へのシフトを推進し、管理業務が占める割合を6分の1
に低減するとともに、従業員に対する人事部員の比率を2001年から2007年にかけて改善
することができました。また、研修のオンライン化を推進することで、研修予算も大幅に削減
できました。さらに、組織や人事機能、人のスキルの見える化を徹底し、現地人事のレポー
ティング・ラインを本社人事に集約するなどガバナンス強化にも取り組みました。それに
よって、現地リーダーの参加型変革が実現されるなど、求心力が醸成されて、リスク低減
につながりました。
〒103-8510
東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
世界 170カ国での経験に根ざした知見でお客様の成長に貢献する
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こうした経験に基づいたIBMのグローバル人財マネジメント変革サービスは、以下のような
ステップで進めます。
グローバル人財マネジメント変革の進め方
Step 1
Step 2
検討項目
経営方針・事業戦略
の確認
作業内容
経 営 方 針・事 業 戦 略の共
有を図り、今後の方向性を
確認する
▶
現 行 人 財マネジメントの
取り組み状況および認識
している現状課題を確認・
棚卸しする
成果
現状人事制度・人事施策を
共有し、具体的な運用状況
を確認する
▶
現行人財マネジメント上、
重点的に対応すべき課題
領域を抽出する
▶
経営方針・事業戦略の確認
▶
ワークショップ資料作成
▶
人事関連諸規程の読み込み
▶
▶
現行人事制度・人事施策
の理解および運用状況の
確認
▶
ワークショップ結果の取り
まとめ
▶ 重点課題領域の特定化
Step 4
グローバル人財
マネジメント方針の
策定
グローバル人財
マネジメント上の
課題抽出
現行人財マネジメント
運用状況の確認
▶
Step 3
ロードマップ
(具体化計画)
の策定
今後取り組むべき
対応施策の特定化
▶
グローバル人財に求める
人財像を定義する
▶
グローバル人財マネジメン
ト方針を検討する
人財マネジメント方針実現
に向けた対応施策を考察
する
▶
▶
方針・対応施策考察のため
の 事 例 情 報 収 集(IBM /
他社取り組み事例)
▶
グローバル・マネジメント
方針の策定
▶
対応施策の特定化
▶
課 題、制 約 条 件 等を考 慮
して、各施策に優先順位を
設定し、ロードマップを作
成する
▶
概 要 設 計 に 向 けた 各 種
調整事項、推進体制(本社
人事部の役割)を検討する
IBM、IBMロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で
登録されたInternational Business Machines
Corporationの商標です。他の製品名およびサー
ビス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標であ
る場合があります。現時点でのIBMの商標リスト
については、www.ibm.com/legal/copytrade.
shtmlをご覧ください。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞ
れ各社の商標です。
本資料の情報は最初の発行日の時点で得られた
ものであり、事前の予告なしに変更する場合があり
ます。
事例は特定のものであり、すべてのお客様につい
て同様の効果を実現することが可能なわけではあ
りません。
製品・サービス等の詳細については、弊社もしくは
IBMビジネス・パートナーの営業担当員にご相談く
ださい。
優先順位づけフレームワーク
の作成
主要マイルストーンの考察
▶ ロードマップ作成
▶ 推進体制案・取り組み計画
作成
▶
▶
まず、経 営 方 針、事 業 戦 略、現 行の人 財マネジメント運用状 況の確 認を実 施します。
続いて、現状の課題を抽出し、グローバル人財マネジメント方針を策定するとともに、取り組む
べき対応施策を特定します。そして、具体的な実行計画をロードマップとして策定します。
IBMは、世界170カ国に展開する事業会社として、グローバル人財マネジメントの豊富
な経験があります。その知見に基づき、これまでも多くのお客様を支援してきました。特に、
IBMの強みとなるのがデータやツールを用意している点です。人 財 KPIライブラリー、
人財ベンチマーク・データ、人事機能効率性指標などのデータ、
タレント・マネジメント分析、
リーダーシップ・プログラムなどのツール・ライブラリーを活用するとともに、変革管理、HCM
(Human Capital Management)支 援などのコンサルティングを実 施することにより、
人財マネジメントを機能させ、お客様の成長に貢献します。
詳細情報
IBMのビジネス・アセスメントと短期コンサルティング・サー
ビスの詳細情報は、下記のウェブ・サイトをご覧ください。
ibm.com/services/jp/gbs/accelerate/