群馬県感染症情報 -トピックス- (2016年, No.9) 発行:平成28年10月4日 RSウイルス感染症 が増加しています ◆ 県内の流行状況 ● ● ● 例年、秋~春にかけて多くの患者が報告されます。県内では、今年は8月から患者 報告数が増加しています。 第39週(9月26日~10月2日)の報告は、県全体で定点当たり2.69人となり、 地域別では太田地域(4.67人)、前橋市(4.22人)、高崎市(4.22人)などから 多くの報告がありました。 年齢別では、1歳以下の患者報告数が全体の6割以上を占めています。 RSウイルス感染症 患者報告数推移 定点当たり報告数 3.0 2015(群馬県) 2016(群馬県) 2.0 過去5年平均(群馬県) 2016(全国) 1.0 0.0 1 3 1月 5 7 9 2月 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 ◆ どんな病気? ● ● RSウイルスを原因とする呼吸器の感染症です。 主な症状は発熱・鼻水・咳などの風邪様の症状 です。1歳未満の乳児、低出生体重児、心肺に 基礎疾患がある小児は重症化しやすく、注意が 必要です。 ◆ 予防のために注意することは? ● 感染経路は、飛沫感染と接触感染です。 4歳 3% 3歳 10% 6~9歳 0% 12月 10歳以上 0% ~5ヶ月 12% ~11ヶ月 18% 2歳 20% 1歳 36% ● 年齢別報告割合 2016年(第39週まで) 咳エチケット ★ RSウイルス感染症の詳しい情報(群馬県感染症情報): http://www.pref.gunma.jp/02/p07110056.html 11月 手洗い 手洗いや咳エチケットを心がけましょう。 子どもたちに対しても、理解できる範囲で 指導しましょう。 ● 乳幼児と接触する際、咳などの呼吸器症状が ある場合は、流行期はもちろんのこと、流行 期でなくても、マスク着用が大切です。 ● 周りの大人は、子どもたちが日常的に触れる おもちゃ・手すりなどを、アルコールや塩素 系の消毒剤等でこまめに消毒しましょう。 5歳 1% 10月 群馬県のマスコット 「ぐんまちゃん」 *この情報に関するお問い合わせ先:群馬県感染制御センター(群馬県衛生環境研究所) TEL: 027-232-4881 E-mail:[email protected] 週
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