全日本製造業コマ大戦両毛場所の参加報告

全日本製造業コマ大戦両毛場所の参加報告
研究推進支援センター
○齋藤
昭吾、鈴木
務士
1. はじめに
今回参加した、全日本製造業コマ大戦両毛場所3(以下、
「コマ大戦」という。
)
についての詳細は下記のとおりである。
大戦名 :全日本製造業コマ大戦両毛場所3
開催日 :2015年6月6日(土)
開催場所:テクノプラザ太田
大会目的:今大会の目的は、群馬県
栃木県にまたがる両毛地区でのコマ大戦参
加者の交流と地域の工業高校などの交流を盛んにし、そのほかの地域
のチームにも参加を促すことで、地域と地域外の交流を活発にし、コ
マを通して製造業の未来に元気を与えるために行いました。且つ、今
大会にて7月4日の信州上田で行われるコマ大戦「第二回県別対抗団
体戦」の出場チームを選出いたしました。この大会において、群馬県
参加チームのうち上位5チームを群馬県代表として上田の戦いに出場
し、群馬県勢として活躍してもらいます!
※全日本製造業コマ大戦公式サイトより引用 http://www.komataisen.com/
コマ大戦のルール説明(公式サイトより抜粋)
:
(コマの仕様)
・コマの直径は静止状態で回転軸に対してφ20mm 以下
・コマの全長は静止状態で60mm 以下
・1点接地にて回るものならば、材質、重さ、形などは一切問わない
(土俵の仕様)
・φ250mm 凹 R700mm ケミカルウッド製
(勝敗)
・土俵の外に出るか、先に止まってしまったら負けとし、
2連勝した時点で試合終了
(優勝者権利)
・敗者のコマを全て戦利品として総取り
2. 目的
本大会に参加し企業や高校と交流することで、製造や教育業界に関する情報交
換を図る。また、コマ製作を通して日ごろの実習や依頼加工等で培った旋盤の技
能を本大会で発揮して成果を残すことで、技術職員としての今後のスキルアップ
に繋げることを目的とする。
3. 結果
総勢18チームによるトーナメント方式で行われた(勝敗は表1-3)
。大会結果
は、3回戦で当たった、富岡工業高校 平林くんが優勝を果たした。
群大理工学部マシンショップ
vs
茂木会計依田だ!(1 回戦)
表2
群大理工学部マシンショップ
vs
ユニーク工業B(2 回戦)
vs
茂木会計依田だ!(1 回戦)
表3
表1
群大理工学部マシンショップ
vs
富岡工業高校
平林くん(3 回戦)
4.まとめ
今回、機械知能システム理工学科の先生から
お話をいただき、本大会に参加することとなっ
た。製作期間の短い中で試行錯誤して製作した
真鍮のコマで勝利を得られたことは大きい(図
1)。コマ大戦は奥が深く、ただ長く回るコマ
を製作するだけでは勝てないこと、投げ手の重
要さなど多くの事を学ぶことができた。
図1
コマ大戦の様子
また、今回の大会が群馬県の代表5枠を決める大会だったが、敗者復活戦にて
1勝し、県別対抗団体戦(長野県上田市開催)への参加枠を獲得できた。今後は、
加工技術を磨くとともに、さらに良いコマを製作できるように研究を重ね、機械
知能システム理工学科の学生も一緒に参加できるような体制をつくっていきたい。
謝辞
最後に、大会参加にあたりご支援下さりました知能機械創製部門、研究推進支
援センターの皆様に厚くお礼申し上げます。