厚生労働省佐賀労働局 佐賀労働局発表 平成 28 年 9 月 30 日 Press Release 【照会先】 佐賀労働局雇用環境・均等室 室 長 指導係長 原田 すず枝 平川 礎恵 ( 電 話 ) 0952-36-6205 改正育児・介護休業法等が改正されます! 平成 29 年 1 月施行に向けて説明会を開催 ~佐賀版・マタハラ未然防止キャラバンを実施~ 妊 娠 ・出 産・育 児 期や家族の介護が必要な 時期に、男女ともに離職するこ となく働き続けることができるよう、育児・介護休業法が改正され、平成 29 年 1 月 1 日より施行されます。また、あわせて男女雇用機会均等法も改正さ れ、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント(いわゆる「マタハラ」) について、防止措置を講じることが事業主に義務付けられます。 佐賀労働局(局長 松森 靖)では、改正法の施行に向けて、人事・労務担 当者などを対象に説明会を開催します。 ま た 、マタ ハラ等 の相談に 集中的 に対 応する 「ハラスメ ント対 応特別相談 窓口」を開設します。 1 改正育児・介護休業法等に関する説明会の開催について(参考資料2) ・日 時 平成 28 年 11 月 9 日(水)13:30~16:00 ・会 場 佐賀勤労者総合福祉センター(メートプラザ佐賀) ・定 員 300 名(定員になり次第締め切ります) 2 ハラスメント対応特別相談窓口について(参考資料3) ・設置期間 平成 28 年 9 月 1 日~12 月 28 日 8:30~17:15 ※ 土日、祝日を除く ・相談内容 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントについての 相談のほか、職場におけるセクシュアルハラスメントやパワーハラス メントに関する相談も受付けます。 3 マタニティハラスメントに係る相談状況(参考資料4) ・平成 27 年度に佐賀労働局で受けた妊娠・出産や育児休業などを理由とする 不利益な取扱い(いわゆる「マタニティハラスメント」、「マタハラ」)に 係る相談は 61 件で、前年度より 12 件増加。 ・労働者からの相談件数は 34 件で年々増加の傾向。 (参考資料) 1 2 3 4 改正育児・介護休業法等の概要 改正育児・介護休業法等説明会のご案内 ハラスメント対応特別相談窓口を開設します! 平成 27 年度マタニティハラスメントに係る相談状況 改正育児・介護休業法及び改正男女雇用機会均等法の概要 妊娠・出産・育児期や家族の介護が必要な時期に、男女ともに離職することなく働き続けること ができるよう、仕事と家庭が両立できる社会の実現を目指し、雇用環境を整備する 1.介護離職を防止し、仕事と介護の両立を可能とするための制度の整備 ○ 対象家族1人につき、3回を上限として、通算93日まで、介護休業を分割取得することができることとする。 ○ 介護休暇の半日単位の取得を可能とする。 ○ 介護のための所定労働時間の短縮措置等を介護休業とは別に、利用開始から3年の間で2回以上の利 用を可能とする。 ○ 所定外労働の免除を介護終了までの期間について請求することのできる権利として新設する。 ○ 有期契約労働者の介護休業取得要件を緩和する。 2.多様な家族形態・雇用形態に対応した育児期の両立支援制度等の整備 ○ 子の看護休暇の半日単位の取得を可能とする。 ○ 有期契約労働者の育児休業の取得要件を、 ①当該事業主に引き続き雇用された期間が過去1年以上あること、 ②子が1歳6ヶ月に達する日までの間に労働契約が満了し、かつ、契約の更新がないことが明らかでない者 とし取得要件を緩和する。 ○ 特別養子縁組の監護期間中の子、養子縁組里親に委託されている子その他これらに準ずるものについては 育児休業制度等の対象に追加する。 3.妊娠・出産・育児休業・介護休業をしながら継続就業しようとする男女労働者の就業環境の整備 【施行期日】平成29年1月1日 参考資料1 ○ 妊娠・出産・育児休業・介護休業等を理由とする、上司・同僚による就業環境を害する行為を防止するため、 雇用管理上必要な措置を事業主に義務づける。 参考資料2 「全国マタハラ未然防止対策キャラバン」事業 改正育児・介護休業法等説明会のご案内 妊娠・出産・育児期や家族の介護が必要な時期に、男女ともに離職することな く働き続けることができるよう、育児・介護休業法が改正されました。 また、男女雇用機会均等法も併せて改正され、妊娠・出産・育児休業等に関す るハラスメントについて、防止措置を講じることが事業主に義務付けられます。 改正法は、平成29年1月1日から施行されます。 佐賀労働局では、下記のとおり説明会を開催いたします。事業主の皆様は、就 業規則の見直し、相談窓口の設置等の対応が必要になりますので、ぜひご参加く ださい。 日 時 場 所 内 容 平成28年11月9日(水)13:30~16:00 佐賀勤労者総合福祉センター(メートプラザ佐賀) (佐賀市兵庫北3丁目8-40) ・改正育児・介護休業法について 改正育児・介護休業法の内容、及び事業主が対応すべき事項について、 ご説明いたします。 また、規定整備の方法やマタハラ防止措置についても、ご説明いたし ます。 ・両立支援助成金等について ※説明会終了後、個別相談を受け付けます 定 員 主 催 参加料 申込み方法 申込み先 300名 佐賀労働局 無料 下記の申込書に必要事項をご記入の上、10月31日(月)までに郵送、FAX 等でお申し込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。 佐賀労働局雇用環境・均等室 〒840-0801 佐賀市駅前中央3-3-20 佐賀第2合同庁舎3階 FAX 0952-32-7159 TEL 0952-36-6205 「改正育児・介護休業法等説明会」参加申込書 (FAX:0952-32-7159) 個別相談会ご希望の方は 下欄に○をご記入ください 事業所名 ・希望する 所在地 (TEL 参加者 役職・氏名 ) <相談の内容> ・規定の整備について ・マタハラ防止措置 ・両立支援助成金 ・個別事案について ※ご記入いただきました情報は、本説明会の事業以外には使用いたしません。 都道府県労働局では、雇用環境・均等部(室)に 参考資料3 ハラスメント対応特別相談窓口を開設します! 期間:平成28年9月1日(木)~平成28年12月28日(水) 働く人も、企業の担当者も、ご相談ください! たとえば・・・ 働く人 上司に妊娠を報告したら 「他の人を雇うので早めに 辞めてもらうしかない」と 言われた。 育児短時間勤務をしていた ら同僚から 「あなたが早く帰るせいで、 まわりは迷惑している。」 と何度も言われ、精神的に非 常に苦痛を感じている。 企業の担当者 妊娠・出産・育児休業等に 関するハラスメントの相談 を受けたが、会社として どうすればよいのだろう。 妊娠・出産・育児休業・介護 休業等に関するハラスメント の防止措置は、会社としてな にをすればよいのだろう。 上司・同僚からの妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関する ハラスメントの防止措置について 近年、上司・同僚からの妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントが問題となっています。 このため、平成29年1月1日から、上司・同僚からの妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメント を防止する措置が事業主に義務付けられます。詳細については、厚生労働省ホームページをご覧ください。 厚生労働省ホームページ > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 雇用均等 > 雇用における 男女の均等な機会と待遇の確保のために http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/danjokintou/index.html ○妊娠・出産をしながら働く女性のためのさまざまな制度があります (母子健康手帳でも紹介されていますのでぜひ読んでみてください) ○育児や介護のためのさまざまな制度は、男性も取得することができます 制度について知りたい場合も、ご相談ください。 このほか・・・ 働く人 働く人 企業の担当者 企業の担当者 ◆ 妊娠を報告したら、事業主から「退職してもらう」と言われました。 ◆ 非正規の社員も、産休・育休を取れるのでしょうか? ◆ 会社として、妊娠等した労働者に、このような取扱いをしたら、 均等法などに違反しますか? ・・・などのご相談にも対応します。 妊娠・出産・育児休業・介護休業などを ※ 理由とする解雇などの不利益な取扱いは法律で禁止 されています。 ※男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法 相談して ください! 都道府県労働局があなたのお力になります! 匿名でも大丈夫 プライバシーは厳守します。 まずは相談してください!! 相談は無料です! Q.どのような相談ができますか? A.上司・同僚からの妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントや妊娠・出 産・育児休業・介護休業等を理由とする解雇等の不利益取扱いについてご相談いただけます。 そのほか、職場におけるセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントについてもご相談 いただけます。 Q.女性しか相談できませんか? A.男性もご相談いただけます。また、労働者、事業主どちらからのご相談も受け付けます。 Q.妊娠したら退職を強要されました。相談したら、労働局ではなにをするのですか? A.相談者のご希望や状況を踏まえ、会社に事実確認を行い、その状況に応じて会社に働き かけを行います。相談者の了解なしに、会社に相談者の情報を提供することはありません。 会社との間に紛争が生じている場合は、労働局長による援助や調停会議による調停を行って います。 佐賀労働局 ハラスメント対応特別相談窓口 受付時間 8時30分~17時15分(閉庁時刻) (土・日・祝日除く) ※時間をかけて、丁寧にご相談に対応しています。 できるだけお早めにお電話またはご来庁ください。 電話番号 (0952)36-6205 住 所 佐賀市駅前中央3丁目3-20 佐賀第2合同庁舎3F 佐賀労働局雇用環境・均等室の案内図 34号線 至 武雄 至 鳥栖 佐賀警察署 佐賀第2合同庁舎3F 雇用環境・均等室 佐賀学園 至 武雄 JR佐賀駅 西鉄バス 理研農産化工業 至 鳥栖 戸上電機製作所 「全国マタハラ未然防止対策キャラバン」事業 参考資料4 平成 27 年度 マタニティハラスメントに係る相談状況 佐賀労働局雇用環境・均等室 1 妊娠・出産・育児休業などを理由とする不利益取扱いに関する相談件数の推移 平成 27 年度の相談件数は、61 件で前年度より 24.5%(12 件)増加している。 2 労働者からの相談件数の推移 上記のうち、労働者からの相談は 34 件で相談全体の 5 割以上を占めており、相談 件数は年々増加傾向にある。 平成 27年度に佐賀労働局雇用均等室(※)で受けた マタニティハラスメントに係る相談事例 ☆ 事例1 つわりがひどく 1 ヶ月くらい入院し、休業したところ、休業が続けば契約更新 は難しく、退職せざるを得なくなると支店長から言われた。(有期契約労働者) ☆ 事例2 採用時は長く勤めてほしいと言われていたが、妊娠したことを会社に報告した ところ、契約期間満了を理由に雇止めされた。(有期契約労働者) ☆ 事例3 妊娠をし、産前休業に入る前に休業からの復職後は、夜勤を外してほしいと上 司に相談したところ、夜勤ができないならみんなに迷惑がかかるので、産休も育 休も取得せずに退職してほしいと言われた。(正社員) ☆ 事例4 2年以上継続勤務しているが産前産後休業及び育児休業を取得したいと会社 に申し出たところ、パート労働者の制度利用は前例がないと拒否された。 (パート労働者) ☆ 事例5 育児休業からの復職にあたり、勤務時間の短縮制度を利用したいと申出した ところ、パート労働者への身分変更を勧められた。(正社員) ◆上記の事例は、全て男女雇用機会均等法や育児・介護休業法で禁止されています。 ◆雇用環境・均等室では、このような相談に対し、相談者の意向を踏まえ、事業主に報告 徴収を行い、法違反が明らかになれば、是正するよう行政指導を行います。また、当事 者からの申立により、調停などの個別紛争解決援助を行うこともできます。 ※佐賀労働局雇用均等室は、平成 28 年 4 月 1 日より佐賀労働局雇用環境・均等室になりました。
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