中小企業等経営強化法における 経営力向上計画書記載の留意点

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ミスしやすい点を Q&A で解説
中小企業等経営強化法における
経営力向上計画書記載の留意点
中小企業等経営強化法が平成 28 年 7 月 1 日から施行されたことにより、固定資産税の軽減
措置や各種金融支援等の適用が受けられることになったが、これらの特例措置を受けるに
は、経営力向上計画に係る認定申請書を事業を所管する主務大臣に提出し、認定を受ける必
要がある。すでに 482 件の経営力向上計画が認定されているが(8 月 24 日現在)、認定申請書
を記載する上でのミスも見受けられている。
今回のスコープでは、計画の策定及び認定申請書を作成する際の留意点について Q&A 形
式で解説する。なお、認定申請書の様式や記載例などは中小企業庁のホームページに掲載さ
れている(http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/)。
▶証明書発行まで 3 か月となるケースも!
Q
固定資産税の軽減措置の適用を受けるには、
「工業会等による証明書」が必要とのことで
すが、証明書の申請を受けるにはどの程度かかりますか。
A
固定資産税の軽減措置の適用を受けるには、事業所管大臣に機械装置の取得を含む「経営
力向上計画」を提出し、認定を受ける必要があります。その際には、設備メーカーを通じて
担当する工業会等による証明書を入手し、計画とともに当該証明書を添付しなければなりません。
証明書は、申請から発行されるまで数日から 2 か月程度かかるとされていますが、各工業会等で期
間は異なります。中には 3 か月かかるといわれたケースもあるようなので、年末までの期間があま
りないケースでは各工業会等に確認しておくべきでしょう。
▶機械装置取得後の計画提出の場合は 60 日以内に
Q
「経営力向上計画」の認定を受ける前に機械装置を取得しましたが、この場合であっても
固定資産税の軽減措置の適用を受けることはできますか。
A
今回の固定資産税の軽減措置では、
「経営力向上計画」の認定を受けてから対象の機械装
置を購入することが想定されていますが、中小企業等経営強化法の施行日である平成 28 年 7
月 1 日以後に取得した機械装置であれば、固定資産税の軽減措置を受けることができることとされ
ています。ただし、この場合には、設備の取得日から 60 日以内に「経営力向上計画」の申請が受
理される必要があるので留意したい点です。なお、
「経営力向上計画」が提出されてから認定まで
の標準処理期間は 30 日以内(事業分野が複数の省庁の所管にまたがる場合は 45 日以内)とされて
おり、郵送で届いたものから順次処理されています。年内までに認定を受けるには、遅くとも 11
月中旬までには経営力向上計画に係る認定申請書を提出する必要があります。
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No.660 2016.9.26
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