◉週刊T&Amaster 商品概要 https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_2531.html ☎0120-6021-86 見本誌請求 http://www.lotus21.co.jp/mihonsi.html 無料立読みサイト http://www.lotus21.co.jp/ta 税務 研究開発税制、総額型の控除割合 25% 中小企業も対象、実現なら企業の研究開発予算策定に大きな影響も 経済産業省と厚生労働省、29 年度 税制改正要望で研究開発税制の「総 額型」の控除割合として最高「25%」 を要望。29 年度税制改正議論の目 玉に。 前段階の控除率(10%)と極端な 格差を付けることで、高額の研究 望している。 そして、この増加型の廃止に伴い生じる 増収分を活かす形で要望されているのが、 総額型の控除割合の見直しだ。具体的に は、現行制度上、総額型の控除率は「試験 研究費総額× 8 〜 10%」とされているとこ ろ、平成 29 年度税制改正要望では、これ 開発費支出の強いインセンティブ を「6%、8%、10%、25%」の 4 段階(中小 となる可能性。 企 業 者 等 に つ い て は、12%、25% の 2 段 階)とすることが要望されている。 平成 29 年度税制改正における法人関係 現行の控除率の下にもう一つ「6%」と の改正では、外国子会社合算税制(CFC いう控除率を設け、研究開発費の支出が少 税制)やスピンオフ税制などに注目が集ま ない企業の税額控除額を抑える一方、10% る一方、ひそかに企業の間で話題を呼んで の上の段階の控除率を一気に 15% 引き上 いるのが研究開発税制の改正だ。 げ「25%」とすることで、企業に研究開発 現行研究開発税制には、恒久措置として 費の支出を促そうという意図を持った要望 の「総 額 型 」「 オープンイノベーション と言えよう(両省は「総額型の控除率につ 型」に加え、平成 28 年度末までの時限措 いて、試験研究費の増減に準じてメリハリ 置である上乗せ措置としての「増加型」 がつく仕組み等を導入する」と説明してい 「高水準型」がある。 る) 。実際、研究開発費の総額の 25% の税 研究開発税制に関する平成 29 年度税制 額控除となれば、かなりの税負担軽減効果 改正要望を出した経済産業省と厚生労働省 が見込めるだけに、仮にこれが実現すれ (要望内容は同じ)はその中で、上乗せ措 ば、話題を呼ぶだろう。企業の研究開発予 置のうち「増加型」の延長は要望しておら 算の策定にも大きな影響を与えることにな ず、高水準型(試験研究費の対売上比率が りそうだ。 10% を超えた場合に、当該超えた部分に ただし、総額型による税額控除の上限 「 (試験研究費割合- 10%)× 0.2」を乗じ は、現行制度同様「法人税額の 25%」とさ た金額の税額控除(法人税額の 10% 相当 れる。 額が上限)を認める措置)の延長のみを要 8 最新号を含む見本誌を無料で進呈しております。下記よりご請求下さい。 No.660 2016.9.26 見本誌お申し込みページへ
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