継続増配企業の 良好な長期リターンとその源泉

ご参考資料
継続増配企業の
良好な長期リターンとその源泉
ポイント① 継続増配企業の長期リターンは良好
継続増配企業の過去約16年間のパフォーマンスは、市
場全体を表すTOPIX(東証株価指数)を上回って推移
しました。2000年末から足元までのTOPIXのトータルリター
ンは+32%となったのに対し、継続増配企業のトータルリ
ターンは+210%となり、大きな差がつきました。
継続増配企業と市場全体のパフォーマンスの差の要因と
して、業績の悪化や金融危機などによる相場下落局面で、
継続増配企業の株価がTOPIXに比べて下がりにくかったこ
とが挙げられます。ITバブルの崩壊やリーマンショックのときな
ど、2000年末以降、TOPIXが最高値から20%以上下落
した局面は3回ありましたが、継続増配企業の下落率はい
ずれの局面でもTOPIXより小さくなりました。
ポイント② 継続増配企業の株価は回復が早い
継続増配企業の株価のもう1つの特徴は、下落後の回
復が早いことです。上記の3回の下落局面のうち、直近の
高値を回復していない局面③を除き、継続増配企業は
TOPIXに比べて、直近の高値に回復するまでの期間が短く
なりました。
不況時に、多くの企業が減配とならざるを得なかった中で、
継続増配企業は安定的なビジネスや良好な財務基盤を
背景に、配当を維持または増加させたことが好感され、株
価の戻りが早かったものと思われます。
ポイント③ 安定した収益基盤が継続増配を実現
不況時でも配当を維持した企業の一例として、自動車
用部品やたばこフィルター用素材など、様々な化学製品を
生産するダイセルが挙げられます。
同社の強みは、主力製品が世界のトップレベルのシェアを
有していることや、「ダイセル式生産革新」とよばれる同社特
有のカイゼン活動です。これは、「生産革新」、「プロセス革
新」、そして仕組みを構築する「業務革新」により、コスト競
争力の強化を目指すもので、産業界で注目を集めています。
これまで新技術の導入によるコストダウンや、2つの工場の
バーチャルファクトリ化によりエネルギー効率を高め、生産の
最適化を実現してきました。その結果、素材市況の下落や
円高など同社にとって逆風となる局面でも、一定の利益を
確保し、配当の維持または増加を続けてきました。
このように、安定した収益基盤を有し、さらにそれを強化し
ていることが、継続増配企業の特徴のひとつです。
2016年9月26日
図1:継続増配企業のパフォーマンスの推移
期間:2000年12月末~2016年8月末、月次
400
1
下落局面②
下落局面①
350
継続増配企業 ※
下落局面③
TOPIX(配当込み)
300
250
200
150
100
50
2000年12月末=100として指数化
0
00/12
02/12
04/12
06/12
0
08/12
10/12
12/12
14/12
(年/月)
※TOPIX500採用銘柄のうち過去10年以上継続増配している企業を抽出し、その
内配当利回り上位2/3の銘柄が対象。半年ごとに銘柄を見直し、配当利回り水準
で投資比率を決定。2016年7月以降はファンドの実績値。
図2:TOPIXの下落局面※における騰落率比較
局面①
0%
(2001年4月末~2003年3月末)
局面②
(2007年6月末~2009年2月末)
局面③
(2015年5月末~2016年6月末)
-10%
-20%
-30%
-12%
-20%
-40%
-24%
-41%
-50%
-50%
-60%
継続増配企業
-56%
TOPIX(配当込み)
-70%
※TOPIX(月末ベース)が最高値からその後の最低値まで20%以上下落した局面。
図3:ダイセルの業績の推移
(億円)
700
600
500
期間:2000年3月期~2018年3月期、年次
予想
(円)
35
営業損益
1株当り配当金(右軸)
30
25
400
20
300
15
200
10
100
5
0
00/3 02/3 04/3 06/3 08/3 10/3 12/3 14/3 16/3 18/3
(年/月)
0
※2017年3月期以降はブルームバーグ集計予想値。
上記は代表的な銘柄をご紹介しており、特定銘柄の株価の上昇・下落を示唆するもの
ではなく、その推奨を目的としたものでもありません。
(出所)Bloombergデータより野村アセットマネジメント作成
当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を⽬的として野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を⽬的とした
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