第3節 快適な生活環境の創造 ① 快適な都市空間の形成 ∼よりよい都市空間をめざして∼ 平成27年度の主な取組状況 ●土地区画整理・街路整備の推進 生活の高度化・多様化に対応した快適で魅力的な都市空間を形成するため、土地区画整理や街路整 備を推進しています。26年度は、土地区画整理については、大分駅南地区のほか2箇所で事業を行い、 街路整備については、竹田玉来線のほか12箇所で事業を行いました。 H26.3 H26.5 H27.3 【街路整備:竹田玉来線】 【街路整備:丸山五和線】 ●都市公園整備の推進 緑とオープンスペースが果たす環境保全や景観形成、防災、レクリエーション等の多様な機能により、安 全で快適な緑豊かな都市環境を形成するため、都市公園整備を推進しています。 27年度は、大洲総合運動公園では老朽化したプール跡地に不足していた駐車場を整備し、硬式野球 場には防球フェンスを設置しました。ハーモニーパークでは遊歩道の舗装補修、高尾山自然公園では36 5歩の階段の補修工事などを実施しました。 大洲総合運動公園におけるリニューアル箇所 整備前 (プール) 整備後 (駐車場) 目標指標の達成状況 H16年度 H25年度 H26年度 (計画時) 都市内の街路整備(km) 土地区画整理施行面積 (ha) 一人あたり都市公園等 2 面積(m /人) 目標値a 実績値b 達成率b/a 目標値a 実績値b 達成率b/a 目標値a 実績値b 達成率b/a 535 2,475 10.8 - 589 601 102.0% 2,792 2,814 100.8% 12.8 12.8 100.0% 595 610 102.5% 2,828 2,815 99.5% 13.0 13.1 100.8% H27年度 (目標値) 600 612 102.0% 2,863 2,815 98.3% 13.0 13.2 101.5% 業績評価 概ね達成 都市内の街路整備や一人当たり都市公園等面積については、計画的な整備 により2つの指標ともに目標値を達成しました。また、土地区画整理施工面積 についても、概ね目標値を達成しました。 -18- 第3節 快適な生活環境の創造 ② 生活排水対策の推進 ∼子どもたちが遊べるきれいな川や海をめざして∼ 平成27年度の主な取組状況 ●生活排水処理施設整備の推進 「大分県生活排水処理施設整備構想2010」に基づき平成41年度末生活排水処理率90%を目標に市町 村と連携し整備を推進しています。 27年度は、下水道事業を11市1町1村、農業集落排水事業を5市、浄化槽設置整備事業を15市2町で実 施しました。平成27年4月には別府市中央浄化センターの消化タンク(増設)が供用開始されました。 別府市中央浄化センター 消化タンク増設 内部の機械撹拌装置 ●生活排水対策の啓発活動 大分の恵み豊かな自然を守り、次の世代に引 継ぐために、毎年9月10日から10月10日までを「生活排水 きれい推進月間」として、家庭から出る排水をきれいにすることを呼びかけて います。 【地域イベントへの参加】 市町村と連携し、地域の祭りなどのイベントに生活排水対策を推進するブースを出展しました。 小型合併処理浄化槽の模型や、生活排水対策に関するパネルを展示し、チラシや啓発グッズ (水切りネット)を配布するとともに、浄化槽の設置や補助金に関する相談を受けました。 日田市 リバーフェスタ 玖珠町 農業祭 目標指標の達成状況 H16年 (計画時) 生活排水の処理率 H25年度 H26年度 H27年度 (目標値) 目標値 a − 70.6% 71.9% 73.1% 実績値 b 58.6% 71.2% 72.3% 73.6% 達成率 b/a − 100.8% 100.6% 100.7% 72万人 85万人 86万人 87万人 生活排水処理施設を利用できる人口 業績評価 達 成 市町村に対して財政面及び技術面の支援を行い、目標を達成しました -19- 第3節 快適な生活環境の創造 ③ 渋滞の軽減 ∼イライラのない交通環境をめざして∼ 平成27年度の主な取組状況 ●渋滞の軽減対策(都市計画道路 庄の原佐野線) 大分川渡河部等における慢性的な交通渋滞を緩和するため、芸短大北交差点を起点とし、国道10号、 大分川を横断した下郡工業団地入口交差点までの1.2km間を整備しています。平成27年度は、新大分 川架橋(仮称)の上部工架設に着手したほか、その前後の改良工事を実施しました。 完成予想イメージ 整備箇所 ●渋滞の軽減対策(国道197号鶴崎拡幅) 大分市東部地区の慢性的な交通渋滞の緩和を目的とし、国道197号の志村交差点付近から乙津交差 点付近までの2.8km区間の道路拡幅整備を行うものです。歩道整備も併せて計画しており、歩行者・自 転車通行時の安全性向上も期待されます。平成27年度より事業着手しました。 通勤時間帯の混雑状況 整備箇所 :渋滞対策が必要な交差点 目標指標の達成状況 H16年度 H25年度 H26年度 H27年度 (計画時) 渋滞対策が必要な箇所数 (箇所) 目標値a 実績値b 達成率a/b − 22 − (目標値) 5 7 71.4% 5 5 100.0% 5 5 100.0% 業績評価 達成 都市圏域の渋滞対策として、道路整備を推進し交通の円滑化が図ら れたため、目標値を達成した。 -20- 第3節 快適な生活環境の創造 ④ 住宅環境の向上 ∼すべての人にやさしい安全・安心で快適な住宅をめざして∼ 平成27年度の主な取組状況 ●県営住宅のバリアフリー化 すべての人にやさしい安全・安心で快適な住宅をめざして、平成27年度は、別府市の扇山住宅などにおいて 64戸の高齢者向け改善工事を行ったほか、大分市の城南北ブロックにおいて1棟42戸の建替工事に着手しました ○高齢者向け個別改善工事 エレベータの設置されていない県営住宅の1階部分の住戸において、浴室やトイレに、手すりや設備等 を設置し、 高齢者の利用に配慮した改善工事を行いました。 トイレ 浴室 手すり、給湯器、シャワーを設置しました。 手すり、非常呼び出しボタンを設置しました。 ○城南北ブロック建替工事(平成28年度HRR-2棟完成予定) 段差のない移動経路、手すり設置及びエレベーター設置により、高齢者や障がい者にも安心・安全な住環 境を提供します。 3DK一般プラン 2DK一般プラン 目標指標の達成状況 H16年度 H25年度 H26年度 H27年度 (計画時) バリアフリー化された 県営住宅の割合 高齢者対応の 県営住宅の割合 目標値a 実績値b 達成率b/a 目標値a 実績値b 達成率b/a − 11.2% − − 21.0% − (目標値) 20.0% 20.0% 100.0% 29.2% 29.6% 101.4% 21.0% 21.5% 102.4% 30.0% 31.2% 104.0% 22.2% 22.2% 100.0% 31.0% 31.9% 102.9% 業績評価 達 成 平成21年度に策定した「大分県公営住宅等長寿命化計画」等に基 づいて、計画的にバリアフリー化、高齢者対応に取り組んだ結果、 目標を達成しました。 -21-
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