姉妹都市扶餘郡広報大使 に任命されました

本市から 2 人 姉妹都市扶餘郡広報大使 に任命されました
問い合わせ 総務課 国際・交流係(☎内線 482)
プ
ヨ
イ ヨン ウ
7月 30 日㈯、大韓民国忠清南道扶餘郡の李龍雨郡守が来宰され、
「扶餘郡広報大使委嘱牌授与式」が開催されました。授与式では、本
ふじ た
ゆ
り
こ
もう り きよひこ
市在住の藤田百合子さん(古都大宰府保存協会評議員)と毛利清彦
さん(太宰府市国際交流協会理事長)が扶餘郡の広報大使に任命さ
れました。
扶餘郡の広報大使は、ユネスコ世界遺産都市である扶餘の美しさ
と特産物である “ グットレ農産物 ” の素晴らしさを世界の人々に広
く伝えるため、扶餘郡とつながりがある地域から選出されています。
今後はSNSなどを活用したPR活動をする予定です。
広報大使委嘱牌授与式の様子
(左)毛利清彦さん(中)李龍雨郡守
(右)藤田百合子さん
姉妹都市扶餘郡はこんなところ!
ソウル
クン ナム ヂ
宮南池
扶餘郡
ペクチェ ム
ナ ダン チ
百済文化団地
チョンニム サ
ジ
定 林寺址
扶餘郡は、1300 余年前、百済王朝最後の都である
とともに、輝かしい文化を花咲かせた文化芸術のま
ちで、ソウルから南に約 200km 離れた韓半島の西央
部、忠清南道に位置しています。また、素晴らしい
自然景観と、国宝や宝物をはじめ、各種文化財が広
く点在する、韓国随一の史跡観光地でもあります。
扶餘郡には、日本でも放送された韓国ドラマ「薯
童謠(ソドンヨ)」や「階伯(ケベク)」のロケ地と
しても有名な宮南池や百済文化団地もあります。
基本情報 人口:71,143 人(平成 26 年)
面積:約 624 平方㎞(本市の約 21 倍)
交 通 ソウルからバスで約2時間 30 分
「百済歴史地区群」が世界遺産に登録されました
日本・中国・韓国という東アジア三国の古代王国間の交流の歴史を知ること
ができる点や、宗教・建築技術・芸術美などを全て含んでいる百済の歴史と文
化が特出した証拠だという点が高く評価され、平成 27 年ドイツのボンで開催さ
れた第 39 回世界遺産委員会においてユネスコの世界遺産に登録されました。今
回の登録は、百済王朝の複数の遺跡で構成されており、韓国では 12 番目の世界
遺産となりました。
姉妹都市締結の経緯
ヌンサン リ
コ ブングン
陵山里古墳群
百済歴史地区群
忠清南道扶餘郡
・官北里遺跡・扶蘇山城
・陵山里古墳群・定林寺址
・扶餘羅城
忠清南道公州市
・公山城・宋山里古墳群
全羅北道益山市
・王宮里遺跡・弥勒寺址
扶餘は百済王朝の古都で、歴史的には 663 年白村江の戦いで日本・百済連合
軍が敗退した後、北部九州防衛のため大野城や水城などが築造された際、これ
らの工事を指導したのが百済から派遣された技師たちと言われています。これ
ら朝鮮式山城の形態は、現在でも扶餘に残る山城とたいへんよく似ており、太
宰府と扶餘のつながりを証明する歴史的な証拠と言われています。
姉妹都市交流のきっかけは、昭和 46 年ごろからの太宰府天満宮文化研究所と
扶餘文化院の研究交流から始まっています。昭和 52 年、菅公 1075 年大祭関連
行事として、親善使節団が扶餘を訪問し、使節団に参加していた当時の町長が
姉妹都市締結の申し出をしたことから、翌年の昭和 53 年 4 月 21 日、扶餘邑と
太宰府町は姉妹都市を締結しました。
平成 24 年 4 月に太宰府市は、扶餘邑との姉妹都市関係を発展的に継承するた
め、改めて扶餘郡と姉妹都市を締結しました。締結後は、文化団体の交流公演や
文化財の保護活用に関するフォーラムを開催する等様々な交流を続けています。
太宰府市役所 代表電話
(921)
2121 FAX
(921)
1601
広報 だざいふ
2016.10.1(平成28年) 12