答えを確認する。ポイントは制限時間を設定す を与えそうな生徒のつぶやきを机間指導中に見 ることだ。たとえば, 「最初の 5 分間はじっく つけ,紹介する。その後,発表を募り,上手に り個別に取り組み,残り 5 分間は班内で教え合 できた,または是非聞かせたいと感じた生徒数 ってよい」 というような指示を先に出しておく。 名を前に出して発表させる。その際は,発表の クラス全体で答えを確認した後に,音読をして 前後に気持ちを込めて褒めることがポイントだ。 1 時間目のまとめとする。 (英語ですべて指示 を出せるのが理想だが, 生徒の反応を見ながら, 3 評価とフィードバック この単元ではこの指示は英語にしてみよう,と 評価項目(A) (B) (C)ができたら,全員 段階を経ていくと,しだいに英語の使用頻度が 評価は「A」と明示する。ハンドアウトには, 増えていく。 ) 「感想のところを重点的に見るので,2 文以上 2 時間目 でわかったことを書いてみましょう。そうすれ 2 時間目の評価項目は上記の(B) (C)である。 ば, 『A+』です」と書いておく。感想を 1 枚 ⑷前時の復習 のプリントにまとめて,次の時間にそれを配布, 初めに前時の内容を口頭で確認する。その時 または口頭で,こういう感想を書いた生徒がい に,ターゲット表現の一部を板書しておくと, た,と伝えることで,生徒の学習意欲はさらに 生徒は安心してその表現を使っていくことがで 高まることだろう。 きる。活動中に机間指導をしながら生徒の声を 拾い, 「こういう表現をしている生徒もいたね」 4 最後に と教室で共有する。 授業は先生が教室に入る時からすでに始まっ ⑸活動準備 Guess what this animal is. ている。先生自身がワクワクして授業に臨み「こ 5 種類の動物に関する説明文をそれぞれ異な れは面白いね。できたね。すごいね」という感 る様紙に示し,列ごとに配布する。説明文は前 情は最大にして伝えたい。その気持ちは生徒に 時と同じ形式なので,個別に自分の持っている も伝わる。先生も生徒も嬉しい気持ちになって 情報をハンドアウトに記載する。 活動を始めると,活動そのものが楽しいものに ⑹活動その 1 班活動 なってくる。そうすれば,どのような活動を, 列ごとに集まり,配布されたものについて内 どのような手順で進めようか,先生自身がワク 容と読み方を確認する。読み方の練習をした後 ワクしながら考えることができるようにもな に,各自の席に戻る。 る。生徒を活動させる手法は多岐にわたるが, ⑺活動その 2 ミニプレゼンテーション まずは,先生自身が笑顔で授業を始めよう。私 違う列の人に自分の持つ情報を伝えていく活 は,先生方が楽しく授業を提供し,参加する生 動。時間が許す限り列を入れかえて行いたい。 徒に先生の授業が楽しい,待ち遠しいと言って 最初はメモを見ながら話してもよいが,2 回目 もらえる様子を信じている。 以降はできるだけメモを見ないで内容を伝えら れるようにしたい。話し手は同じ情報を伝える が,聞き手にとっては常に新しい情報となる。 ここでも,制限時間を 30 秒程度と短めに設定 することがポイントとなる。 ⑻全体発表 全体にシェアをして,お互いの気づきに刺激 ニューサポート¦高校英語 9
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