塩谷南那須授業力アップリーフレット② 「ねらいの提示」「指導」「まとめ・振り返り」を意識した体育科の展開例 体力を向上させるためには、まずは 日々よりよい授業を展開す ることが大切です。 ここでは、小・中学校の一般的な体育の授業の流れを紹介します。 導入 ねらいの提示 ねらいを設定する際のポイ ント ねらいの明確化 教師と児童生徒のやりとり を大切に します。児童生徒の実態に応じて、学習意 欲を高められるように 「ねらい」の表現 を工夫します。 単元の目標に即して、 本時ではどのような力を身に付けるのか を明 確にしていますか。 □ 前時までの流れを生かしたねらいを設定していますか。 □ 技を習得する上で 基礎感 「導入運動」の重視 覚づくり は大切です。 技の 分析を行い、習得するた めに必要な基礎を身に付 けさせることが大切です。 主運動とのつながりを意識させながら指導していますか。 □ 運動量を確保 しながら、質の向上に努めていますか。 □ 類似の動きを取り入れましょう。 例えば、跳び箱運動では、馬跳びやウサ ギ跳び等が効果的です。 展開 指導 考えを深め広げる児童生徒の主体的な学び合い □ 運動の楽しさや喜びにふれることができるように、運動の場や運動の取 り組み方を工夫していますか。 □ 技能のポイントや話合いの視点 を明確にし、課題解決に向けて 主体 的・協働的な学習を展開できるようにしていますか。 技能のポイント 話し合いの視点 絵図や言葉で表した掲示資料 学習カード ICT です。 を活用すると効果的です。 ましょう。 終末 教師の発問や言葉かけ が重要 話合いの時間は適切に 設定し まとめ・振り返り 学びの手応えを実感できる 振り返り活動 □ 「ねらい」 「指導」 「振り返り」 を意識した授業を 心がけましょう。 ねらいに整合した振り返りをしていますか。 (何ができるようになったのか 等) □ 児童生徒の努力やのびを認め 、次時の学習活動つながる振り返りにな っていますか。 文章による振り返り以外にも 身に付いたことをみんなの 前で発表し、努力やのびを認め合うことも有効です。 また、学んだことをもとに、 日常生活の中に運動を積極 的に取り入れると体力も高まります。
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