平成27年国勢調査結果(抽出速報集計)―(PDF形式, 279KB)

平成 28 年 9 月 20 日
報 道 発 表 資 料
「 川 崎市 の 人 口 ― 平 成 2 7 年 国 勢調 査 結 果( 抽 出速 報 集 計) ― 」
を刊 行 し ま し た 。
総 務 省 か ら 公 表 さ れ た 国 勢 調 査 (平 成 27 年 10 月 1 日 実 施 )の「抽 出 速 報 集 計 結 果 」を基 に、
川 崎 市 の結 果 をまとめました。
・ 40∼ 44 歳 ( 第 2 次 ベ ビ ー ブ ー ム 世 代 ) の 人 口 が 多 い
・ 生 産 年 齢 人 口 ( 15∼ 64 歳 人 口 ) が 戦 後 初 の 減 少
・女性の労働力率がすべての年齢階層で上昇
・第 3 次産業の就業者が 8 割を超える
・ 65 歳 以 上 の 5 人 に 1 人 が 一 人 暮 ら し
・昼夜間人口比率は前回調査から低下
平 成 27 年 国 勢 調 査 の 速 報 値( 全 数 集 計 )に よ る と 、平 成 27 年 10 月 1 日 現 在 の 川 崎 市 の
人 口 は 1,475,300 人 と な り 、平 成 22 年 の 前 回 調 査 と 比 べ る と 49,788 人( 3.5% )増 加 し ま
した。人口は戦後一貫して増加を続けて今回の調査で過去最高となりました。
【 平 成 28 年 2 月 公 表 「 川 崎 市 の 人 口 − 人 口 速 報 集 計 − 」 よ り 】
人 口 ピ ラ ミ ッ ド ∼ 「 40∼ 44 歳 」 を 中 心 と し た 膨 ら み が 大 き い ∼
図 1
人 口 ピ ラ ミ ッ ド ( 割 合 ) − 平 成 27 年 、 川 崎 市 ・ 全 国
85∼
80∼84
75∼79
70∼74
65∼69
60∼64
55∼59
50∼54
45∼49
40∼44
35∼39
30∼34
25∼29
20∼24
15∼19
10∼14
5∼9
0∼4
男
第 2 次ベビー
ブーム世代
( 41∼ 44 歳 )
(%)
8
6
4
2
女
第 1 次ベビー
ブーム世代
全国
( 6 6 ∼ 68 歳 )
(%)
0
0
川崎市
2
4
6
8
本 市 の人 口 について、男 女 別 に年 齢 構 成 を表 した人 口 ピラミッドをみると、全 国 では第 1 次 ベビー
ブーム世 代 を含 む「65∼69 歳 」を中 心 とした膨 らみと、第 2 次 ベビーブーム世 代 を含 む「40∼44 歳 」
を中 心 とした膨 らみがほぼ同 程 度 なのに対 して、本 市 は 第 2 次 ベ ビ ー ブ ー ム 世 代 を 含 む「 40∼ 44
歳 」 を 中 心 と し た 膨 ら み が 大 き く な っ て い ま す 。(図 1、冊 子 2 ページ)
1
年齢 3 区分別人口
∼生産年齢人口が戦後初の減少∼
人 口 を 年 齢 3 区 分 別 に み る と 、年 少 人 口 ( 0∼ 14 歳 ) が 186,300 人 、生 産 年 齢 人 口( 15
∼ 64 歳 )が 953,300 人 、老 年 人 口( 65 歳 以 上 )が 278,100 人 と な っ て い ま す 。生 産 年 齢 人
口は戦後一貫して増加していましたが、第 1 次ベビーブーム世代が老年人口に達したこと
に よ り 、 今 回 調 査 で 初 め て の 減 少 と な っ て い ま す 。( 表 1、 図 2、 冊 子 3 ペ ー ジ )
表 1
年次
年齢 3 区分別人口の推移
総人口
図 2
年少人口 生産年齢人口 老年人口
(0∼14歳) (15∼64歳) (65歳以上)
昭和25年
35.0
35年
319 226
111 673
199 110
8 414
45年
23.1
35年
632 975
169 766
445 504
17 705
55年
22.9
45年
973 486
225 034
715 726
32 726
平成 2年
13.7
55年
1 040 802
238 647
743 092
58 238
平成 2年
1 173 603
193 536
883 707
93 798
22年
13.1
27年
13.1
170 670
923 655
154 704
22年
1 425 512
185 571
988 540
237 298
27年
1 475 300
186 300
953 300
278 100
全国(27年)
(注)総数には年齢「不詳」を含みます。
10%
2.8
73.5
3.4
71.5
5.6
75.5
8.0
73.9
12.4
70.0
16.8
67.2
12.7
0%
2.6
70.4
16.5
12年
1 249 905
62.4
26.8
昭和25年
12年
年齢 3 区分別人口割合の推移
19.6
60.6
20%
30%
年少人口
40%
26.7
50%
60%
70%
生産年齢人口
80%
90%
老年人口
(注)割合は年齢「不詳」を除いて算出しています。
労働力状態
∼女性の労働力率がすべての年齢階層で上昇∼
15 歳 以 上 人 口 ( 1,231,400 人 ) の 労 働 力 状 態 を み る と 、 就 業 者 は 674,800 人 、 完 全 失 業
者 は 28,600 人 で 、こ の 両 者 を 合 わ せ た 労 働 力 人 口 は 703,400 人 と な り 、非 労 働 力 人 口( 家
事 従 業 者 、 通 学 者 、 高 齢 者 等 ) は 379,800 人 と な り ま し た 。
労 働 力 率( 15 歳 以 上 人 口( 労 働 力 状 態「 不 詳 」を 除 く )に 占 め る 労 働 力 人 口 の 割 合 )を
年 齢 5 歳 階 級 別 の グ ラ フ で み る と 、男 性 は 25 歳 か ら 59 歳 ま で が 90% を 超 え る 台 形 の 形 を
描 き 、 女 性 は 「 40∼ 44 歳 」 を 底 と し た M 字 型 を 描 き ま す 。
労 働 力 率 を 、男 女 雇 用 機 会 均 等 法 が 施 行 さ れ る 直 前 の 昭 和 60 年 か ら の 推 移 を み る と 、男
性 は ほ ぼ 変 化 が 無 い の に 対 し 、 女 性 は 、 25 歳 か ら 64 歳 の 年 齢 階 層 で 上 昇 し 、 前 回 の 平 成
22 年 と 比 較 す る と 、 す べ て の 年 齢 階 層 で 上 昇 し て い ま す 。( 図 3、 冊 子 6 ペ ー ジ )
図 3
(%)
年齢 5 歳階級別労働力率の推移
≪男≫
(%)
100
100
80
80
60
60
40
20
≪女≫
40
昭和60年
平成22年
20
平成27年
0
0
2
昭和60年
平成22年
平成27年
100%
産業
∼ 第 3 次 産 業 の 就 業 者 が 8 割 を 超 え る∼
15 歳 以 上 就 業 者 数 ( 674,800 人 ) を 産 業 3 部 門 別 に み る と 、 第 1 次 産 業 ( 産 業 大 分 類 の
「 農 業 、林 業 」、「 漁 業 」)が 3,000 人 、第 2 次 産 業( 同「 鉱 業 、砕 石 業 、砂 利 採 取 業 」、「 建
設 業 」、
「 製 造 業 」)が 118,800 人 、第 3 次 産 業( 同 前 述 及 び「 分 類 不 能 の 産 業 」以 外 の 産 業 )
が 534,500 人 と な っ て い ま す 。
また、就業者数から「分類不能の産業」を除いた産業 3 部門別の割合をみると、第 1 次
産 業 が 0.5% 、第 2 次 産 業 が 18.1% 、第 3 次 産 業 が 81.4% と な り 、第 3 次 産 業 就 業 者 の 占
め る 割 合 が 戦 後 初 め て 8 割 を 超 え て い ま す 。( 図 4、 冊 子 7 ペ ー ジ )
図 4
昭和25年
産業 3 部門別就業者の割合の推移
12.4
30年
51.2
7.0
35年
3.3
1.3
50年
1.0
37.5
56.0
42.1
53.0
45.7
45.2
55年
0.9
60年
0.7
平成 2年
0.6
7年
0.5
12年
0.5
17年
0.4
53.9
41.0
58.2
38.7
60.5
35.4
64.0
31.8
22年
0.4
27年
0.5
67.7
27.9
71.7
22.6
76.9
21.2
78.4
18.1
0
世帯
42.0
59.2
40年 2.0
45年
36.4
50.9
81.4
20
40
60
80
100
∼ 65 歳 以 上 の 5 人 に 1 人 が 一 人 暮 ら し ∼
一般世帯(寄宿舎や社会施設等の「施設等の世帯」以外の世帯)について家族類型別の
世 帯 数 割 合( 世 帯 の 類 型「 不 詳 」 を 除 く )を み る と 、 親 族 の み の 世 帯 は 57.5%( う ち 核 家
族 世 帯 が 53.6% 、 核 家 族 以 外 の 世 帯 が 3.9% )、 非 親 族 を 含 む 世 帯 は 1.4% 、 単 独 世 帯 は
41.2% と な っ て い ま す 。
ま た 、 65 歳 以 上 の 単 独 世 帯 ( 一 人 暮 ら し ) は 54,700 世 帯 で 割 合 は 8.2% と な っ て お り 、
平 成 22 年 の 7.1% か ら 上 昇 し て い ま す 。( 表 2)
年 齢 3 区 分 別 人 口 に お け る 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は 278,100 人 で す の で 、 65 歳 以 上 の 単
独 世 帯 に 暮 ら す 人 の 割 合 は 19.7% と な り 、65 歳 以 上 の お よ そ 5 人 に 1 人 は 一 人 暮 ら し と な
っ て い ま す 。( 冊 子 8 ペ ー ジ )
表 2
年次
総
数
家族類型別一般世帯数の推移
総
親 族 の み の 世 帯
非親族を
単独世帯
核家族
うち
核家族
数
含む世帯
世帯
65歳以上
以外の世帯
実
数
平成 2年
7年
12年
17年
22年
27 年
462 553
501 504
539 836
592 578
660 400
6 76 2 00
297 109
311 485
330 691
352 120
371 214
383 500
平成 2年
7年
12年
17年
22年
27 年
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
10 0.0
64.2
62.1
61.3
59.4
56.2
5 7 .5
261 150
276 913
297 525
319 257
341 516
3 5 7 70 0
割
56.5
55.2
55.1
53.9
51.7
5 3.6
35 959
34 572
33 166
32 863
29 698
2 5 90 0
合
7.8
6.9
6.1
5.5
4.5
3 .9
1 036
2 249
3 879
5 807
8 500
9 10 0
(%)
0.2
0.4
0.7
1.0
1.3
1 .4
164 408
187 770
205 266
234 651
280 630
27 4 7 00
11 293
16 806
25 127
32 877
47 206
54 7 00
35.5
37.4
38.0
39.6
42.5
41 .2
2.4
3.4
4.7
5.5
7.1
8 .2
(注)総数には、世帯の類型「不詳」を含みます。割合は、総数から世帯の類型「不詳」を除いて算出しています。
3
昼間人口
∼昼夜間人口比率は前回調査から低下∼
本 市 の 昼 間 人 口 ( 従 業 値 ・ 通 学 地 に よ る 人 口 ) は 1,294,600 人 で 、 夜 間 人 口 ( 常 住 地 に
よ る 人 口 ) 1,475,300 人 を 180,700 人 下 回 り ま し た 。 前 回 調 査 と 比 べ る と 、 昼 間 人 口 は 約
19,000 人 増 加 し て い ま す が 、昼 夜 間 人 口 比 率( 夜 間 人 口 100 人 あ た り の 昼 間 人 口 )は 87.8
と な り 、 平 成 22 年 の 89.5 に 比 べ 1.7 ポ イ ン ト 低 下 し て い ま す 。( 表 3、 冊 子 9 ペ ー ジ )
表 3
年
次
夜間人口
(常住地に
よる人口)
昼夜間人口及び昼夜間人口比率の推移
流出人口
総数
県内他市区町村で
従業・通学
流入人口
他県で
従業・通学
総数
県内他市区町村
に常住
昼間人口
(従業地・
他県に常住 通学地による
昼夜間
人口比率
人口)
実 数
平成2年
7年
12年
17年
22年
27年
1
1
1
1
1
1
173
202
249
327
425
475
603
820
905
011
512
300
370
390
388
401
384
427
441
077
178
148
994
800
80
87
87
89
89
94
534
456
565
898
858
400
289
302
300
311
295
333
907
621
613
250
136
400
252
255
236
229
235
247
851
500
239
432
110
200
162
162
148
142
142
139
969
361
680
689
198
200
89
93
87
86
92
108
882
139
559
743
912
000
1
1
1
1
1
1
056
068
097
155
275
294
013
243
966
295
628
600
90.0
88.8
87.8
87.1
89.5
87.8
増 加 率 (%)
7年
12年
17年
22年
27年
2.5
3.9
6.2
7.4
3.5
5.3
△ 0.5
3.3
△ 4.0
11.1
8.6
0.1
2.7
△ 0.0
5.1
4.4
△ 0.7
3.5
△ 5.2
13.0
1.0
△ 7.5
△ 2.9
2.5
5.1
△ 0.4
△ 8.4
△ 4.0
△ 0.3
△ 2.1
3.6
△ 6.0
△ 0.9
7.1
16.2
1.2
2.8
5.2
10.4
1.5
-
注) 平成2年から平成17年までの常住人口は年齢不詳を除きます。
注
1) こ の 川 崎 市 の 人 口 は 、 総 務 省 か ら 公 表 さ れ た 平 成 27 年 国 勢 調 査 結 果 「 抽 出 速 報 集 計 」 を 基 に 、
川崎市に関する調査結果を分析、集計したものを収録したものです。
2) 抽 出 速 報 集 計 結 果 は , 総 務 省 か ら 本 年 10 月 以 降 に 順 次 公 表 さ れ る 人 口 及 び 世 帯 数 の 確 定 値 ( 全
数 集 計 )に 先 立 ち 、全 世 帯 の 約 100 分 の 1 の 世 帯 を 抽 出 し て 集 計 し た も の で す 。し た が っ て 、結
果数値は抽出による標本誤差を含んでいるため、確定値とは異なる場合があります。
問い合わせ先
川 崎 市 総 務 企 画 局 情 報 管 理 部 統 計 情 報 課 春日
電 話 0 4 4 − 2 0 0 -2 0 6 6
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