休業4日以上の労働災害は平成28年6月末時点で、平成27年6月末時点 の件数より21.4%増加しています。 製造業、道路貨物運送業では減少が認められるものの建設業、第三次産 業で増加し、全体的に労働災害が増加しております。 転倒災害が大幅に増加しており、全体の26.5%を占めます。転倒災害発 生事業場の61.1%が第三次産業となっております。 平成28年6月末 現在(速報値) 製 造 食料品製造業 建 設 業 業 運輸交通・貨物取扱業 道路貨物運送業 第 三 次 産 業 小売業 社会福祉施設 飲食店 清掃業等 その他の第三次産業 上 記 以 外 の 業 種 合 計 平成27年6月末 現在(速報値) 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 前年同期 71 81 65 68 66 18 27 20 27 12 13 12 7 7 50 53 31 45 34 24 15 37 42 43 48 47 14 19 30 34 30 35 34 11 17 151 157 151 151 145 73 44 33 35 34 33 40 16 15 39 32 27 27 23 15 8 14 22 16 13 12 4 3 10 13 9 17 11 4 1 55 55 65 61 59 34 17 22 22 10 11 19 7 7 331 355 300 323 311 136 112 平成28年6月末時点で平成27年6月末と比較すると24件増加しました。「建設業」 「第三次産業」で増加しています。建設業では「土木工事」、第三次産業では「社会福祉施 設」での増加が特に目立ちます。 製造業 建設業 運輸交通業・貨物取扱業 第三次産業 上記以外の業種 平成27年6月末 400 350 300 250 200 331 22 151 355 22 10 157 151 100 37 50 42 53 50 71 81 150 0 300 43 31 65 323 11 151 311 19 145 48 45 47 34 68 66 80 70 60 50 40 30 20 10 0 平成28年6月末 73 44 27 24 18 15 77 19 14 17 青梅労働基準監督署 19 11 24 11 18 12 7 14 15 6 事故の型別にみると、多くの事故の型で増加しています。特に「転倒」、「飛来・落下」によ る災害が大幅に増加をしています。 平成27年6月末 40 30 20 20 23 22 16 9 9 10 0 平成28年6月末 36 墜 落 ・ 転 落 転 倒 激 突 16 12 6 飛 来 ・ 落 下 8 3 4 激 突 さ れ ・通路で転倒により骨折し、休 業が1ヶ月以上となる災害が 増加しています。 挟 ま れ ・ 巻 き 込 ま れ 8 6 切 れ ・ こ す れ 2 4 高 温 ・ 低 温 の 物 と の 接 触 19 5 7 交 通 事 故 ( 道 路 ) 5 動 作 の 反 動 ・ 無 理 な 動 作 8 そ の 他 ・クレーンやフォークリフトで 運搬中に被災し重篤な災害 が発生しています。 ・はしご等、階段、トラックなどから の墜落災害が増加しています。 ・バイクによる災害が大半を占めて おり増加しています。 重荷 本年上半期は、昨年と比べて転倒災害が大幅に増加しており、屋内外問わ ずあらゆる場所において発生しております。また、飛来落下災害も大幅に増 加しております。 転倒災害防止について当署では、『青梅署STOP!転倒災害プロジェクト』を 推進しており、 特に「転倒災害防止の見える化」についてより一層の推進を 図ってまいります。飛来落下災害防止については、吊り荷の下への立入禁止 措置の徹底と物を手で持ち運ぶ際の対応策が課題となっております。 一方、挟まれ巻き込まれ災害が製造業を中心に減少しておりますが、今後 もリスクアセスメントの実施は勿論のこと、内容が十分であるか「質」の面を精 査することが重要となってきています。 事業所の方におかれましては、自社労働者のみならず、事業所入場者にも 配慮した安全衛生活動の展開に努めていただき、 引き続き、効果的な安全 衛生教育の実施や安全衛生活動の活性化をお願いいたします。
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