2016年度9月実施 金融窓口サービス技能検定 《模範解答》 ・1級 実技試験(2016年9月11日実施) ※配点・試験の内容に関するお問合せには、お答えできません。 ※合格発表は、10月24日の予定です。 厚生労働大臣指定試験機関 一般社団法人 金融財政事情研究会 検定センター <合格基準>100 点満点で 70 点以上 【第1問】 《問1》 〈答〉㋐7 ㋑3 ㋒家庭 ㋓4 ㋔10 ㋕3,000 ㋖600 ㋗1 《問2》 (1) 〈答〉㋐1,500 ㋑500 ㋒30 (2) (解答例) 1.塾の月謝は教育資金の使途として認められますが、定期券代は認められません。 2.野球チームの指導料は教育資金の使途として認められますが、お店で個人的に購入さ れたグローブの代金は認められません。 《問3》 〈答〉㋐31 ㋑50 ㋒1,000 ㋓300 《問4》 (解答例)(下記のうちから2つ) ・公証人が作成するため内容が明確。 ・相続開始後、家庭裁判所の検認の必要がない。 ・公証人が作成することから、方式不備により遺言が無効となることがない。 ・原本が公証役場にあることから、紛失したり、改ざんされたりする等の心配がない。 (上記以外の内容であっても、趣旨が適切であれば可) 1 【第2問】 《問5》 〈答〉㋐払戻し((中途)解約、引出しでも可とする) でも可とする) ㋒円高 ㋓TTS ㋑(中途)解約(払戻し、引出し ㋔TTB 《問6》 〈答〉〈資料1〉人民元 〈資料2〉豪ドル 〈資料3〉ユーロ 〈資料4〉イギリスポンド 《問7》 (解答例) 山田さまの意向(投資目的)は、海外留学の費用に充てるため、現在の資産をハイリス ク商品以外で少しでも増やしたいというものである。現在の山田さまの資産は、預貯金約 500 万円、リスク性商品(投資信託)約 200 万円である。現在の年収は 500 万円でローン 等の負債はなく、金融資産に占めるリスク性商品の割合が約 28%と特に問題がないものの、 仮に山田さまの要望に応えて取引を行った場合、金融資産に占めるリスク性商品の割合は 約 70%と、今後の資金需要等を考えると過剰となる。 これらの点からすると、 「豪ドル建ての外貨定期預金」を満期解約金全額分購入したいと いう要望には、適合性の原則の観点からはすぐに応じるべきではない。山田さまの資産を 総合的に見直し、外貨定期預金の購入額を減らす、購入回数を分散させる、保有している 投資信託を一部売却するなどリスク性商品の割合を増やしすぎないようにするといった方 法を提案すべきである。 (上記以外の内容であっても、趣旨が適切であれば可) 【第3問】 《問8》 (解答例) (1)×:重要事項の説明においては、一般的な顧客にではなく、(顧客の属性等に照らし て、)当該顧客に理解されるために必要な方法および程度による説明を行わなけ ればならない。 (2)×:変額個人年金保険は生命保険会社の商品であり、販売する銀行ではなく生命保 険会社の信用リスク(業務または財産の状況の変化によって元本欠損が生ずる (保険金額が削減される)おそれがあること)を説明しなければならない。 (3)○ 2 《問9》 〈答〉㋐A ㋑C ㋒F ㋑C ㋒B ㋓E 《問 10》 〈答〉㋐A 《問 11》 〈答〉㋐(一般の)生命 ㋑所得税 ㋒一時 ㋓雑 【第4問】 《問 12》 (1) 〈答〉㋐9,200.00(9,200 でも可) ㋑7,861 ㋒1,807,861 ㋓12,000.00(12,000 でも可) (2) 〈答〉キンザイPファンド:−343,999(円) キンザイQファンド:647,014(円) 《問 13》 〈答〉㋐12 ㋑確定申告 《問 14》 (解答例) ①勧めるべきかどうか:ミドルリスクの投資信託の購入を勧めてもよいと考える。 ②理由:谷口さまの意向(投資目的)は、子どもたちの将来の学費に充てるために、ミド ルリスク程度の投資信託で現在の資産を増やしたいというものである。現在、谷口さまの 資産は、預貯金約 1,000 万円、個人向け国債 200 万円、投資信託約 400 万円であり、金融 資産に占めるリスク性商品(投資信託)の割合は約 25%である。世帯年間収入が 1,100 万 円、(妻および妻の両親との共有名義の一戸建て住宅に、妻の両親と一緒に居住しており、) 住宅ローン等の返済はない。こうした事項を考慮すると、個人向け国債の償還金のうちの 120 万円で投資信託を購入しても、リスク性商品の割合は約 33%であり、リスク性商品を 増やす余裕があると考えられる(リスク許容度が大きい) 。 (上記以外の内容であっても、趣旨が適切であれば可) 3
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