資料 国土交通省説明資料-分割版1(PDF形式:1209KB)

社会資本整備等WG説明資料
平成28年9月13日
国土交通省
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
1.コンパクト・プラス・ネットワークの形成
1
コンパクト・プラス・ネットワークの形成 ~立地適正化計画の実例~
熊本市立地適正化計画(平成28年4月1日公表)
○拠点の絞込み
○公共交通利用圏への居住や都市機能の誘導
・利便性の高い公共交通沿線や市内各所の拠点周辺に居住や都市機能
を誘導することにより、生活の利便性向上と同時に、公共交通の利用者
を確保
・ポテンシャルの高いエリアに、居
住や都市機能の誘導区域を絞
込み
居住誘導区域
公共交通
住み慣れた地域生活圏
花巻市立地適正化計画(平成28年6月1日公表)
石鳥谷
支線バス等により
公共空白地に対応
<具体のプロジェクト>
大迫
○中心市街地
花巻
東和
○バス運行の効率化の促進等
・バス路線の幹線と支線の位置付けを明確にし、幹線では重複路線を
再編して効率化
・バス専用(優先)レーン、公共車両優先システムの導入拡大
・乗換拠点の整備を行い乗換抵抗を軽減
乗換拠点
▲バス路線再編のイメージ
居住誘導区域
都市機能誘導区域
▲バス専用レーン
期待される効果
○ 公共交通沿線への居住誘導やバス運行の効率化
⇒バス1台あたりの乗車率を高め、生産性を向上
⇒運行費用削減により、経営の安定・改善
○ 公共交通沿線への居住誘導や中心市街地への移動利便性の向上
により、まちの賑わいを創出し中心市街地の消費額を増加
●「総合病院」を複合施設と
して移転新設
・完成予定:平成30年度
・福祉機能等を複合
介護付き老人ホーム
居宅介護支援事業所
訪問看護
○「家守※構想」と「花巻家守舎」
・市と民間双方でのリノベーショ
ンまちづくりによる不動産流動
化の促進
F地点
C地点
フィーダ線
E地点
後
D地点
B地点
再編
再編
A地点
F地点
C地点
中心部
メインターミナル
E地点
D地点
B地点
A地点
中心部
メインターミナル
重複路線
・高齢者等:病院、福祉施設等
・若者等:大学、子育て施設等
拠点
居住誘導区域
桜町・花畑地区に、バスターミナル、商業施設
、ホール等の施設と広場等のオープンスペー
スを一体的に整備
現在
○ターゲットを定めた誘導施
設の設定
●まちなかに、サービス付き
高齢者住宅も立地
※「家守」:テナント・地域企業・住民等との交流や連携をプロデュースしながら、地域経済
の活性化等を目指すリノベーションの民間事業(花巻市資料をもとに作成)
期待される効果
○ 居住や都市機能の集約エリアへの施設の立地により、利用者
の利便性や訪問事業等の移動効率を高め、生産性を向上
また、
「歩けるまち」となることで、高齢者の医療費を削減
○ 病院と介護付き老人ホームの複合施設とし、相互の連携で
サービス提供の効率性を高め、生産性を向上
2
先進的な取組事例① ~大規模商業施設の跡地活用による中心市街地活性化~
【宮崎県都城市:人口約16.5万人】
背景・課題
・大型商業施設の撤退(H23.1)による中心市街地の賑わ
いの低下
(歩行者通行量(休日):4,528人【H22】→2,696人【H25】)
(大丸跡地前の歩行者通行量(休日):458人【H22】→261人【H25】)
・図書館や市民健康センター等の公共施設の老朽化、中心
市街地から離れた立地
大規模商業施設の跡地に地域ニーズに即した機能を再配置、官民
連携・既存ストック活用により賢く整備
・市の補助を受けて、商工会議所が中心市街地や跡地の活用に関するニーズを調査。
・地域ニーズを踏まえ、市は中心市街地をテーマに沿った複数のゾーンに分類。大丸百貨店
跡地は「賑わい・交流ゾーン」として、福祉施設や多目的広場を整備。
・旧大丸センターモール等は「知と憩いの場」として、既存ストックを活用して図書館や交流セ
ンターを設置。
整備効果(目標)
にぎわい、くらしと交流の場
(大丸百貨店跡地)
国道10号
官民連携の取組み
●複合公共施設
・子育て世代活動支援センター(移転)
・市民健康センター(移転)
・バス待合所
・交流活動センター
●まちなか広場(屋根付多目的広場)
●民間施設立地支援事業(官民連携)
西都城駅
商店街
社交ゾーン
デパート前バス停
現子育て
支援施設
賑わい・交流ゾーン
橘病院
攝護寺
ウエルネス
交流プラザ
歴史ゾーン
上町藤元
病院
飯田病院
医療集積ゾーン
裁判所
国合同
庁舎
現健康センター
(市役所地下1階)
既存ストックの活用
●都城市立図書館(移転)
●まちなか交流センター
●公共施設付帯立体駐車場
現図書館
市役所
知と憩いの場
(旧大丸センターモール)
整備コスト
・既存建造物活用による整備コストの縮減
・約57億円【新設】⇒約26億円【既存活用】
交流人口数
• 中心市街地主要集客施設集客者
• 約139万人【H24】⇒約187万人【H30】
歩行者通行量
中心市街地
イベント数
• 中心市街地におけるイベント開催数
• 46回【H24】⇒58回【H30】
官民連携の取組み(大丸百貨店跡地)
●官民連携による商業施設整備
民間
事業者
・商業施設の整備
・事業計画、経営、誘致等
ノウハウ(スーパーマーケット)
都城市
・土地の所有
・土地賃料の減免等
●エリアマネジメントの実施
民間事業者
各施設の指定管理者
国道10号
• 大型商業施設跡地前における歩行者通行量【休日】
• 261人【H25】⇒550人【H30】
行政
まちなか広場等を活用した施設間
連携による協調イベントの開催