相場の上昇基調が継続(PDF/431KB)

アジア マンスリーウォッチ
(2016年9月)
情報提供資料
2016年9月5日
相場の上昇基調が継続
7月上旬よりアジアを含む新興国の株式市場や債券市場は上昇基調となり、8月中旬まで上昇が続きまし
た。
主な上昇要因としては下記となります。ETFを通じた資金流入が多いため、主要な株価指数に占める構成
比率の大きな銘柄が上昇する傾向が強くなり、個別銘柄や各国のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)
がやや反映しにくくなっています。また、比較的短期の投資資金の流入も多くなっているとみられます。
足元では、米国の金利先高観の高まりから、投資家の警戒感が徐々に高まりつつあります。先行き不透明
感が和らいだ場合には、新興国市場への投資資金の流入が継続し、市場が再び上昇基調に戻ることが考えら
れます。
一方、投資家のリスク回避姿勢が強まった場合には、最近の相場の上昇ペースが急であったことで、利益
確定を目的とした売り圧力が強まることが予想されます。
今後も、市場の変動要因として考えられる米国の利上げ時期やペース、中国の金融、経済動向などを注視
することが求められます。新興国市場においては、しばらくは変動の大きな相場展開が続くと見込まれます。
新興国市場の上昇要因
主なアジアを含む新興国株価指数の推移
(2015年8月31日~2016年8月31日、日次)
相場上昇の背景には、下記のようなものがあると
考えられます。
130
(1)英国の欧州連合(EU)からの離脱問題に
ついては、年内は進展しないとの見方など
が好感され、投資家のリスク許容度が改善
した。
120
インド
中国
ブラジル
110
100
(2)そのため、新興国の株式市場や債券市場に
多額の投資資金が流入し、中でもETFの購
入による資金流入が目立った。
90
80
※2015年8月末を100として指数化。
70
15年8月
15年12月
16年4月
(3)新興国株式市場では、市場規模の大きなア
ジア地域に加え、政治的不透明感が和らぎ、
経済が最悪期から脱出する期待が高まった
ブラジルも注目され、南米市場への資金流
入も目立った。
(4)債券市場では、市場規模の大きなアジア市
場への資金流入が目立った。
インドネシア
16年8月
※インドネシア: MSCI Indonesia Index 、インド:MSCI India
Index、中国:MSCI China Index、ブラジル:MSCI Brazil
Indexを使用。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における主なアジアを含む新興国株価指数の推移を示唆、保
証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/7
主なアジアを含む新興国通貨
(対米ドル)の推移
今後の新興国市場の留意点
足元では、米国の金利先高観の高まりから、投資
家の警戒感が徐々に高まりつつあります。先行き不
透明感が和らいだ場合には、新興国市場への投資資
金の流入が継続し、市場が再び上昇基調に戻ること
が考えられます。アジア地域では、インドネシアで
続く景気対策や、インドの中央銀行総裁が交代と
なったものの既存路線が踏襲される公算が高いこと
などが注目されるとみられます。
一方、投資家のリスク回避姿勢が強まった場合に
は、最近の相場の上昇ペースが急であったことで、
利益確定を目的とした売り圧力が強まることが予想
されます。この場合、最近の市場動向とは逆に、
ETFの売却による資金流出が生じやすくなり、相場
の下落幅が一時的に大きくなることも想定されま
す。また、期待感が先行して上昇した市場や個別銘
柄などへの売り圧力が強まることも考えられます。
(2015年8月31日~2016年8月31日、日次)
80
85
インドネシアルピア
人民元
インドルピー
ブラジルレアル
90
95
100
105
110
115
※2015年8月末を100として指数化、逆目盛。
120
15年8月
15年12月
16年4月
16年8月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における主なアジアを含む新興国通貨(対米ドル)の推移を
示唆、保証するものではありません。
したがって、市場の変動要因として考えられる米
国の利上げ時期やペース、中国の金融、経済動向な
どを今後も注視することが求められます。中国で
は、民間企業の投資が伸びず、インフラ投資や個人
消費が景気を下支えしてきましたが、やや息切れ感
が見えています。今後、過剰生産設備の削減が積極
化し、景気の下押し圧力が高まることが予想され、
さらなる景気対策が求められます。市場が調整する
場合には、政策対応の有無や規模などが材料視され
ると予想されます。新興国市場においては、しばら
くは変動の大きな相場展開が続くと見込まれます。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/7
アジア株式市場
◆2016年8月のアジア株式市場動向
中国
各国・地域の株価指数の推移
中国市場は上昇しました。深圳と香港市場間の
相互取引(ストックコネクト)が承認され、中国
本土から香港への資金流入が期待されたことが材
料視されました。また、他の新興国市場の株価に
対する相対的な出遅れ感から中国株が注目され、
大手銀行や生命保険など主要な金融関連銘柄など
が物色されました。
(2013年8月末~2016年8月末、月次)
160
150
140
中国
インド
ASEAN
130
120
110
100
インド
90
80
13年8月
インド市場は上昇しました。複雑な間接税体系
を一本化する物品サービス税(GST)に関する法
案の成立や銀行の不良債権処理への期待感などが
相場を支えたものの、ここ数ヵ月の株価上昇を受
けた高値警戒感などにより相場は揉み合いの展開
となりました。月末にかけては、大手自動車メー
カーの好調な業績発表などを材料に、相場は上昇
しました。
※2013年8月末を100として指数化。
14年8月
15年8月
16年8月
※中国:MSCI China Index、インド:MSCI India Index、
ASEAN: MSCI AC South East Asia Indexを使用。
(ご参考)
各国・地域の株価指数の
期間別騰落率
騰落率
2016年8月末
ASEAN
1ヵ月
ASEAN市場はまちまちとなりました。シンガ
ポールは同国経済の減速感が嫌気され、銀行株な
どが不冴えとなりました。インドネシアでは、第
2四半期の業績発表を受けて大手銀行株などが物
色されました。マレーシアでは、複合企業など主
要企業の事業機会拡大などが好感されました。タ
イでは、新憲法の草案が承認されることが確実と
なり、政治不安が後退したことが好感されました。
食品株などの主要銘柄が値を上げました。フィリ
ピンでは、不動産関連銘柄などの堅調な四半期業
績が発表されたものの、投資家の利益確定とみら
れる売り圧力が強まりました。軟調な四半期業績
を発表した大手通信銘柄も値を下げました。
上海総合
1年
3年
3,085.49
3.6%
▲ 3.8%
47.0%
ハンセン指数
22,976.88
5.0%
6.0%
5.7%
ムンバイSENSEX30種
28,452.17
1.4%
8.3%
52.8%
シンガポールST
2,820.59
▲ 1.7%
▲ 3.5%
▲ 6.9%
ジャカルタ総合
5,386.08
3.3%
19.4%
28.4%
マレーシアKLCI
1,678.06
1.5%
4.1%
▲ 2.9%
タイSET
1,548.44
1.6%
12.0%
19.6%
フィリピン総合
7,787.37
▲ 2.2%
9.7%
28.2%
18,400.88
▲ 0.2%
11.3%
24.2%
1,329.54
0.5%
▲ 13.5%
20.2%
NYダウ平均
TOPIX
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問
が作成。
※上記は、将来における各国・地域の株価指数の推移および騰落率
を示唆、保証するものではありません。
※上記コメントは、MSCI指数を参考にして執筆したものです。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
3/7
◆アジア株式市場の見通し (2016年8月末現在)
中国株価指数と
製造業購買担当者指数(PMI)の推移
中国
中国当局の政策や中国景気動向の影響を受けやす
い相場展開が続いています。本土株式市場では売買
代金が伸び悩み、相場は横ばい推移が続いています
が、政策当局の対応もあり、さらに相場が下値を切
り下げるリスクは限られていると思われます。マク
ロ経済面では、インフラ投資や個人消費が景気を下
支えするものの、鉄鋼生産や石炭などの過剰生産設
備を削減する供給サイド改革による影響や民間企業
による投資の伸び悩みが続くことから、さらなる景
気対策が実施されると予想します。今後も、国有企
業の再編や供給サイド改革、高齢化対策、インター
ネットなどの関連銘柄が注目されると思われます。
米国の早期追加利上げ実施観測や英国のEU離脱問題
への懸念の後退から相場が短期的に上昇したことで、
利益確定を目的とした売り圧力が強まりやすい環境
にあります。したがって、上昇基調が期待される一
方で、やや神経質な相場展開になると想定します。
(2013年8月末~2016年8月末、月次)
150
55
株価指数(左軸)
140
54
製造業購買担当者
指数 (右軸)
130
53
120
52
110
51
100
50
90
49
※株価指数:MSCI China Indexを使用。
80
13年8月
14年8月
15年8月
48
16年8月
インド卸売物価指数(前年同月比)と
政策金利の推移
インド
(2013年8月末~2016年8月末、月次)
(%)
10
長年の課題であったGSTの導入による税制改革の
進展は、市場にとって好材料です。同改革について
は、モディ首相の就任時における注目度が非常に高
かったこともあり、市場の期待感が剥落傾向にあり
ました。今回の税制改革により、再びモディ氏の指
導力に注目が集まれば、インド市場への期待感も再
度浮上する要因になると思われます。また、インド
準備銀行は、総裁は交代するものの金融政策の方向
性は現行路線が踏襲されると見込まれ、市場の安心
感につながっています。グローバルな投資資金の流
れから、インドの株式市場も影響を受けやすい環境
が続くと予想します。短期的にはここ数ヵ月の上昇
を受け、利益確定を目的とした売り圧力が強まる局
面も想定されますが、中期的には相場は緩やかな上
昇基調となることが期待されます。
8
6
4
2
0
▲2
政策金利
▲4
卸売物価指数
▲6
※卸売物価指数は2016年7月まで。
▲8
13年8月
14年8月
15年8月
16年8月
ASEAN株価指数の推移
(2013年8月末~2016年8月末、日次)
ASEAN
2,400
ASEAN市場も他の新興国と同様に、海外市場の影
響を受けやすい状況が続くと見込まれます。シンガ
ポールを除くと、同地域は英国や欧州との経済面で
の結びつきは大きくないため、今後、英国のEU離脱
問題が進展しても直接的な影響は限定的と予想しま
す。ただし、世界経済の減速や金融市場の不安定化
からの影響には注意を要します。シンガポールは、
相対的に海外経済の影響を受けやすい環境にあるこ
とから、その度合いが注視されます。インドネシア
では、内閣改造もあり、政策の実行や景気浮揚効果、
財政再建など期待感が高まっています。マレーシア
では、不正資金疑惑を含め、政治的不透明感を払拭
できるかが焦点です。タイでは、銀行の収益性動向
などに注目が集まります。フィリピンでは、新政権
による政治、経済面での運営力に期待感が高まって
います。
2,300
2,200
2,100
2,000
1,900
1,800
1,700
13年8月
14年8月
15年8月
16年8月
※ASEAN: MSCI AC South East Asia Indexを使用。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における中国株価指数と製造業購買担当者指数(PMI)の推
移、インド卸売物価指数(前年同月比)と政策金利の推移およびASEAN
株価指数の推移を示唆、保証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
4/7
アジア債券
アジア現地通貨建て債券(除く日本)の
パフォーマンス推移
◆ 2016年8月のアジア債券市場動向
(2013年8月末~2016年8月末、月次)
106
8月のアジア諸国の10年国債利回りは、まちま
104
ちとなりました。米連邦準備制度理事会(FRB)
102
高官によるタカ派(政策金利引上げに前向きな)
100
コメントや、ややハト派(政策金利引上げに消極
98
的)な内容と受け止められた米連邦公開市場委員
96
会(FOMC)議事録など、米国の政策金利に対す
94
る思惑に振らされつつ利回りは上下する展開とな
92
りました。
90
13年8月
韓国の10年国債利回りは、政府関係者が50年
債の発行を検討しているとの報道が流れ、需給悪
14年8月
15年8月
16年8月
※アジア現地通貨建て債券(除く日本):Markit iBoxx Asia Local
Bond Index(トータルリターン、ヘッジなし・米ドルベース)を
使用。
化懸念から価格が下落し利回りは上昇しました。
タイの10年国債利回りは、国債の入札結果が札割
米国 10年国債利回りの推移
れとなったことなどが嫌気されて上昇しました。
マレーシアの10年国債利回りは、軟調な入札が上
(%)
2.2
昇要因となる一方、中銀総裁のハト派コメントが
低下要因となり、前月末比ではほぼ横ばいとなり
(2016年2月末~2016年8月末、日次)
2.0
ました。インドの10年国債利回りは、前月末比で
1.8
はほぼ横ばいとなりました。GST法案可決による
慢性的な財政赤字の是正期待感から債券が買われ、
1.6
利回りの低下要因となった一方、市場予想を上回
1.4
る消費者物価指数から追加利下げの可能性が低下
したとの見方が強まったことなどが上昇要因とな
1.2
16年2月
りました。
16年4月
16年6月
16年8月
各国・地域の10年国債利回り
(%)
(2016年8月末現在)
10
8
7.1
7.1
6
3.6
4
3.4
2.8
2.3
2
1.5
0.9
0.7
0
インドネシア
インド
(BB+)
(BBB-)
マレーシア
(A)
フィリピン
(BBB)
中国
(AA-)
タイ
(A-)
韓国
(AA)
香港
(AAA)
台湾
(AA-)
※S&P社の現地通貨建て長期債務格付けを使用。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来におけるアジア現地通貨建て債券(除く日本)のパフォーマンス推移、 10年国債利回りの推移、各国・地域の10年国債利回
りおよび格付けを示唆、保証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
5/7
アジア通貨
アジア通貨の騰落率(対米ドル)
◆ 2016年8月のアジア通貨動向
騰落率
対米ドル
8月のアジア諸国の通貨市場は、まちまちとな
り ま し た 。 イ エ レ ン FRB 議 長 や フ ィ ッ シ ャ ー
FRB副議長のタカ派なスピーチなどによって、米
国の政策金利引上げ観測が高まったことや、ハト
派な内容と受け止められたFOMC議事録などの強
弱材料によって上下する展開となりました。
2016年8月末
1年
3年
人民元
6.68
▲ 0.6%
▲ 4.5%
▲ 8.4%
香港ドル
7.76
0.0%
▲ 0.1%
▲ 0.0%
1,116.30
▲ 0.3%
6.0%
▲ 0.6%
66.98
▲ 0.4%
▲ 0.8%
▲ 0.5%
1.36
▲ 1.6%
3.6%
▲ 6.4%
インドネシアルピア 13,288.00
▲ 1.6%
6.1%
▲ 15.0%
4.10
▲ 1.7%
2.1%
▲ 19.4%
タイバーツ
34.63
0.5%
3.5%
▲ 7.1%
フィリピンペソ
46.64
0.8%
0.2%
▲ 4.4%
米ドル(対円)
103.42
1.3%
▲ 14.7%
5.3%
韓国ウォン
インドルピー
シンガポールドルは、7月の消費者物価指数が
市場予想比弱かったため、追加緩和期待が高まっ
たことなどから下落しました。マレーシアリン
ギットは、第2四半期国内総生産(GDP)の悪化
が嫌気されたことなどが下落要因となりました。
タイバーツは、中銀高官のバーツ高牽制発言など
が下落要因となる一方、アジア主要株式市場が上
昇したことなどが上昇要因として強く働き、前月
末比では小幅に上昇しました。フィリピンペソは、
堅調なアジア主要株式市場の動向や、6月の貿易
統計において輸入の伸びが市場予想比強く、国内
需要の堅調さが意識されたことなどを受け上昇し
ました。
1ヵ月
シンガポールドル
マレーシアリンギット
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問
が作成。
※上記は、将来におけるアジア通貨の騰落率(対米ドル)を示唆、
保証するものではありません。
※為替の見通し(人民元およびインドネシア
ルピア)については「マーケットマンス
リー(為替編)」をご参照ください。
注目のイベント等
【鉱工業生産、
固定資産投資】
(中国)
9月13日に発表予定
日付
9/9
9/9
9/12
9/13
9/13
9/13
9/15
9/15
10/1
10/3
中国で8月に発表された一連のマクロ経済指標では、国内景気に息切れ感が見え
始めました。さらに景気に減速感が目立ち始めた場合、景気対策期待は高まる一
方で、十分な景気対策が実施されない場合、景気安定化期待が減退する懸念もあ
り、市場の変動要因になることも考えられ、その内容が注目されます。
国
中国
マレーシア
インド
中国
中国
中国
インドネシア
フィリピン
中国
タイ
イベント
消費者物価指数(前年比)
鉱工業生産(前年比)
鉱工業生産(前年比)
鉱工業生産(前年比)
小売売上高(前年比)
固定資産投資(除農村部、年初来、前年比)
貿易収支
海外在留労働者からの送金
製造業購買担当者指数(PMI)
消費者物価指数(前年比)
期間
8月
7月
7月
8月
8月
8月
8月
7月
9月
9月
出所:各種資料を基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、作成日時点のものであり、予告なく変更されることがあります。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
6/7
前回
1.8%
5.3%
2.1%
6.0%
10.2%
8.1%
5億9千8百万米ドル
23億3千4百万米ドル
50.4
0.3%
[投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項]
●投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等(外貨建資産に投資
する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さま
の投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金を大きく割り込むことがあります。
ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資信託は預貯金と異なります。
投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や
性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。
●投資信託に係る費用について
みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただきます。
■直接ご負担いただく費用
購入時手数料 : 上限3.78%(税抜3.50%)
換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を示すことができません。
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■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
運用管理費用(信託報酬)※ :上限 年2.16%(税抜2.00%)
※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の加算によって
ご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等により変動するため、あら
かじめ上限の額等を示すことができません。
■その他の費用
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認ください。
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