中 央 変 電 所 275kVGIS設備定期点検作業 仕 様 書 平成28年5月 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門 管理部 工務課 那珂核融合研究所 1.目的及び概要 本仕様書は、量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所(以下、量研機構)管理部工務課 の中央変電所 275kVGIS設備において、那珂核融合研究所電気工作物保安規程に基づき定期 点検を実施するために、当該業務を受注者に請負わせる為の仕様について定めたものである。 本作業は特別高圧受変電設備の点検であるため、受注者は対象設備の構造、取扱方法、関係 法令等を十分に理解し受注者の責任と負担において計画立案し、本作業を実施するものとする。 2.作業実施場所 量研機構 中央変電所(別図1参照) 3.納 期 平成28月10月21日(金) 4.作業期間 契約の日から上記納期までの間で行うこととするが、詳細については機構担当者と打ち合わ せの上決定することとする。 (1)平成 28 年度所内全域停電日時 平成 28 年 9 月 3 日(土) 8:00~18:00 平成 28 年 9 月 4 日(日) 8:00~18:00 ※当日、雨天等の場合は機構担当者と協議の上スケジュールを順延する。 順延の場合は下記予備日にて実施する。 【予備日】 平成 28 年 9 月 10 日(土) 8:00~18:00 平成 28 年 9 月 11 日(日) 8:00~18:00 5.作業対象設備(別添 1 参照) (1)275kVGIS設備(㈱日立製作所製) ① 275kV ガス絶縁開閉装置(TR1,2,3 系統) ② TR 中性点用ガス絶縁開閉装置、中性点接地抵抗器 (TR1,2,3 系統) ③ TR1 系統部品交換 3式 3式 1式 6.作業内容 作業対象設備について、外観目視点検、清掃、遮断器開閉試験、シーケンステスト、外部診 断、部品交換及び絶縁抵抗測定等を行う。 なお、詳細については別表-1「275kVGIS 設備定期点検項目」及び別表-2「交換部品 一覧」を参照のこと。 7.作業内容範囲外の修理等について 本作業の実施に伴い、作業内容範囲外の修理等が生じ、必要と認めた場合は機構担当者と協 議の上決定する。 ただし、軽微な修理は除く。 8.検査方法 作業工程毎に機構担当者による検査を行うほか、作業終了時に点検報告書により作業完了の 確認検査を行う。 -1- 9.支給物品及び貸与品 無し 10.提出書類 (1)総括責任者届 契約後速やかに 1部 (2)作業工程表 作業開始前まで 2部 (3)作業体制表 作業開始前まで 2部 (4)作業実施要領書 作業開始前まで 2部 (5)安全計画書 作業開始前まで 2部 (6)作業員名簿 作業開始前まで 2部 (7)委任又は下請負届(機構様式)(要確認) 作業開始2週間前まで 1部 (8)作業日報 作業日毎 1部 (9)作業報告書(作業写真含む) 作業終了後速やかに 2部 (10)終了届 作業終了後速やかに 2部 (11)その他必要書類 必要部数 (提出場所) 量研機構 管理部工務課 (確認方法) 「確認」は次の方法で行う。 量研機構は、確認のために提出された図書を受領したときは、期限日を記載した受領印を押 印して返却する。また、当該期日までに審査を完了し、確認しない場合には修正を指示し、 修正等を指示しないときには、確認したものとする。 但し、委任又は下請負届(機構指定様式)については2週間以内に機構から変更請求をしな い場合は、自動的に確認したものとする。 11.検収条件 「10.提出書類」の提出及び仕様書の定める作業が実施されたと認めた時を以て、作業 終了とする。 12.適用法規・規程等 (1)那珂核融合研究所電気工作物保安規程及び同規則 (2)電気設備の技術基準を定める省令 (3)その他関係法令・基準・規格及び那珂核融合研究所内規程・規則等 13. 安全管理 (1) 作業計画にあたっては、十分な現場調査を行い、綿密かつ無理のない工程を組むこと。 また、労働安全対策等の準備を行い作業の安全確保を最優先としつつ、迅速な進捗を図るも のとする。 (2) 受注者は、本契約に伴う一切の作業遂行および安全確保に係る労基法、労安法その他法 令上の責任並びに作業従事者の規律・秩序および風紀の維持に関する責任を負うこと。 また、受注者は量研機構が研究・開発を行う機関であるため、高い技術力及び高い信頼性 を社会的にもとめられていることを認識し、量研機構の規程等を遵守し安全性に配慮し業務 を遂行しうる能力を有するものを従事させること。 (3) 受注者は、作業着手前に量研機構と安全について十分に打ち合せを行うこと。また、作 業の安全について指摘を受けた場合は、速やかに改善すること。 -2- (4) 作業期間中は常に整理整頓を心掛け、安全および衛生面に十分留意すること。 (5) 受注者は異常事態等が発生した場合、 量研機構の指示に従い行動するものとする。 また、 地震等が発生した場合に備えて避難方法や避難経路を作業者全員に周知すること。 (6) 受注者は作業実施前に本作業のリスクアセスメントを実施すること。また、量研機構の 指示があった場合、その内容を提示すること。 (7) 受注者は、非常時連絡体制表を作成し作業場所に掲示すること。また、その内容を作業 者全員に周知すること。 (8)作業の実施にあっては関係法令及び機構が定める諸規則等を遵守するとともに、事故・ 災害防止の徹底を図るため、事前に安全計画書並びに作業体制表を作成し、機構の確認を受 けた上、行うこと。 (9)本作業は、停電作業を伴うため、機構関係者と操作手順等の打ち合わせを原則作業の2 週間前までに十分に行い、安全確保に努めて実施すること。 (10)作業の実施にあたり火気使用の必要性が生じた場合は、適切な防火対策を講じて行うこ と。 14.総括責任者 受注者は本契約業務を履行するにあたり、受注者を代表して直接指揮命令するもの(以下 「総括責任者」という。)及びその代理者を選任し、次の任務に当たらせるものとする。 (1)受注者の従事者の労務管理及び作業上の指揮命令 (2)本契約業務履行に関する量研機構との連絡及び調整 (3)受注者の従事者の規律秩序の保持並びにその他本契約業務の処理に関する事項。 15.グリーン購入法の推進 (1)本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進に関する法律) に 適合する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用するものとする。 (2)本仕様書に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に定 める「紙類」の基準を満たしたものであること。 16.その他 (1)本仕様書に記載無き事項についても、技術上当然必要と認められる項目については請負 者の責任において実施すること。 (2)当該作業において当所の物品を毀損しないこと。万一毀損した場合は速やかに請負者の 責任において修理又は交換すること。 (3)受注者は業務を実施することにより取得した当該業務及び作業に関する各データ、技術 情報、成果その他のすべての資料及び情報を量研機構の施設外に持ち出して発表もしくは 公開し、または特定の第三者に対価をうけ、もしくは無償で提供することはできない。た だし、あらかじめ書面により量研機構の確認を受けた場合はこの限りではない。 -3- 275kVGIS 設備定期点検項目(1/2) 別表-1 点検対象設備 1.275kV ガス絶縁開閉装置 (TR1,2,3 系統) ・母線 ・ガス遮断器(GCB) ・監視盤 ・断路器(接地開閉器含む) ・その他(付属機器) 数 量 3式 -4- 点 検 項 目 1.一般構造点検 ①各部の損傷、腐食、発錆、緩み、熱変色、 汚損等 ②付属装置の状態 ③各部の操作機能 ④接地線接続部 ⑤絶縁抵抗測定 2.遮断器の試験 ①開閉試験 ②ガス密度検出器動作圧力測定 ③圧力開閉器動作圧力測定 ④油密試験 ⑤油圧ポンプ充油時間測定 ⑥油圧ポンプ充油特性試験 3.断路器・接地開閉器の試験 ①手動開閉試験 ②動力開閉試験 ③開閉時間測定 4.避雷器の点検 ①外観点検 ②絶縁抵抗測定 5.圧力開閉器の試験 ①動作圧力測定 6.SF6ガスの特性試験 ①ガス中水分測定 ②ガス圧力測定 7.警報回路確認 8.SF6 ガス気密試験 275kVGIS 設備定期点検項目(2/2) 別表-1 点検対象設備 2.TR 中性点用ガス絶縁開閉装置、 中性点接地抵抗器 (TR1,2,3 系統) ・圧力監視キュービクル ・断路器 ・中性点接地抵抗器 ・その他 数 量 3式 点 検 項 目 1.一般構造点検 ①各部の損傷、腐食、発錆、緩み、熱変色、 汚損等 ②付属装置の状態 ③各部の操作機能 ④接地線接続部 ⑤絶縁抵抗測定 2.断路器の試験 ①手動開閉試験 3.中性点用避雷器 ①外観点検 ②絶縁抵抗測定 4.圧力開閉器の試験 ①ガス密度検出器の動作圧力測定 5.SF6 ガスの特性試験 ①ガス中の水分測定 ②ガス圧力測定 6.警報回路の確認 ①故障表示の確認 7.SF6 ガス気密試験 外部測定診断 1.内部異音測定 2.部分放電量測定 3.LA 漏れ電流測定 但し休止中の遮断器 (011) 、 断路器(DS11)、 接地開閉器 (ES11・ES011)、中性点抵抗 器及び避雷器(NR1・LAN21・LAS21)に ついては、上記試験項目の7)外部診断(機 器の充電時に実施する試験)を実施しないも のとする。 -5- 別表-2 交 換 部 品 品 名 一 覧 数量 1.GIS 制御盤(TR1 ユニット用) ・DC コンタクタ ・補助リレー(MM4XP) ・補助リレー(MM2XP) ・故障表示器 ・タイマー(H3M) ・サージアブソーバー ・電磁接触器(サーマルリレー付) ・テレホンリレー ・トリガーヒューズ ・切替スイッチ(BHX-20A) ・切替スイッチ(BHX-40A) ・コントロールスイッチ(BH-53) ・コントロールスイッチ(BH-512) 2個 11個 25個 10個 5個 2個 3個 2個 1個 1個 1個 3個 1個 2.GCB 操作箱(O-11) ・補助開閉器(10a+10b) ・投入コイル ・引外しコイル ・油圧圧力開閉器配管用 O リング 6個 6個 6個 6個 3.DS 用電動バネ操作器(DS11) ・補助開閉器(10a+10b) ・インターロック用コイル ・動作カウンター 1個 1個 1個 4.ES 用手動操作器(ES11,ESO11) ・補助開閉器(5a+5b) ・インターロック用コイル ・外部連結ピン 2個 2個 14個 5.TR 中性点用手動操作器(89N) ・補助開閉器(5a+5b) ・インターロック用コイル ・外部連結ピン 1個 1個 2個 6.その他 ・GCB 操作箱(O-12,O-13) 1式 -6- 備 考 貿 ■ 080一二 欝遍 凄 委 篝滝0Φ1= 畿塑〒円痴灯襲 ■^ 瑩喜 塗 騨護一 泉僻世 畿船貫 壽促呉 [■ 鑾 0ゆ1↑う 嬉 K遍。ヨ 00 鑾熊 含0 ニ 回 邸運糾簾 .一 講議 需印一纖厭 ﹁ーニ, 図 [[[ 一1 入入鷺貨 朋 .戻綣墨目 嬰冊餅 、、<、、 W準髪仔 図.< 麺益 . 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