仕様書 [PDF 166.4 KB]

(別添2)
平成28年度環境省語学研修(国際業務対応選抜)業務仕様書
1.業務の目的
現在の業務又は今後の業務において、諸外国との調整等を行うことが見込まれる
環境省職員に対し、その英語力を向上させることにより、国際会議等で我が国の主
張を流暢かつ正確に伝えることができ、自由自在に英語で議論ができるグローバル
人材の育成を目的とする。
2.業務の内容
原則として現在の業務又は今後の業務において、諸外国との調整等を行うことが
見込まれる環境省職員10名(環境省で対象職員を決定。以下「研修員」という。)
の英語力を向上させるために研修を行う。
なお、研修員1名に対して講師1名による個人授業形式とする。
また、研修終了後には、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会によ
る TOEIC S&W テスト(以下「TOEIC S&W テスト」という。)を実施する。
(1) 研修修了時の到達目標
①
環境行政に関する実践的な英語能力を向上させる。具体的には次のとおり。
・国際会議等における諸外国のカウンターパートと環境政策の内容について対
等に折衝・調整ができるようになること。
・文化・経済等、環境行政を取り巻く様々な分野の問題についても自由に討論
できるコミュニケーション能力を獲得すること。
②
TOEIC S&W テストにおいて、スピーキングテストは150点以上、ライティ
ングテストは160点以上取得することを目標とする。
(2) 研修日程・研修時間
① 研修時間は、合計で約30時間とする。(全研修員同一とし、初回打合せ時
に決定する。)
②
TOEIC S&W テストの受験時間は研修時間に含まない。
③
研修日程及び研修時間は研修員の勤務時間外とし、できる限り研修員本人の
業務都合により選択できるように調整する。特に土曜日は希望者が集中する
ことが予想されるため、研修員全員が希望した場合も対応できるよう、複数
の講師・個室を確保するなど最大限配慮すること。
④
研修員の都合により受講できない場合も振替受講を可能とする。前営業日の
12時までに連絡した場合は必ず振替可能とし、当日に受講できなくなった
場合も全受講回数の20%以上を振替可能とすること。
-1-
(3) 研修場所
研修を行う場所は請負者が確保する。所在地は、環境本省(東京都千代田区霞が
関1-2-2)から片道30分以内(公共交通機関の利用も可)とする。また、研
修を行う環境として、防音設備の整った個室を確保すること。
(4) 研修内容
①
講義内容
諸外国のカウンターパートとの折衝・調整等、環境行政に係る国際会議等に
おいて求められる高度なスピーキング力、リスニング力を習得させる内容を含
み、会議、ディスカッション、プレゼンテーション等で必要となる英語を主体
として行う。
なお、研修員のレベルに応じて、基礎的な能力で足りない部分があれば補う
ものとする。
また、限られた期間を有効に使うため、年末年始の休講期間にも宿題を出す
など、研修員の学習意欲が維持されるよう努めるものとする。
②
レベルチェック及び研修前後の評価の実施
研修前にレベルチェック及び個別カウンセリングを実施し、各研修員の英語
力に応じたカリキュラム(案)を作成する。
また、研修終了後にも TOEIC S&W テストとは別にレベルチェックを実施し、
各研修員の英語力がどの程度伸びたか研修効果を測定する。
③
TOEIC S&W テストの実施
研修終了後、速やかに TOEIC S&W テストを団体受験特別制度に基づき研修員
に対して実施する。受験会場は請負業者が確保し、テスト結果は業務履行期間
内に速やかに環境省担当官に提出する。テスト受験料金も契約金額に含むこと。
3.研修運営
(1) 管理者の設置
研修の円滑な運営に資するため、本研修に関する管理者を用意する。管理者は、
講師からの報告及び研修実施状況を自ら確認し、研修の進捗等を把握した上で、研
修実施内容・レベル・使用する教材等について常に配慮し、より効果的な研修を行
えるようにすること。
また、研修の準備期間から環境省担当官と連絡を密に行えるようにすること。研
修前、中、後に合計3回程度環境省で担当官と打合せを行い、研修実施に関する事
項、研修員の取組状況等の全般的な連絡を行い、議事録を作成する。
研修員の意見及び要望等は迅速に把握し、以降の研修内容に的確に反映すること。
(2) 専門スタッフによるカリキュラムの作成及び教材の選定
研修カリキュラムの作成及び教材の選定は、英語学習に関する専門的知識を有す
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るスタッフが行う。なお、教材については、請負者が通常使用している教材を使用
しても良いこととする。研修開始前に、各人に応じた教材各1セット(写し可)を
環境省担当官に提出すること。
講師と専門スタッフの連携は密に行い、研修に支障のないようにすること。
また、環境省担当官に英語学習上の疑問点等が出てきた場合には、速やかに相談
に応じること。
(3) カリキュラムの事前提出及び見直し
各研修員のレベルをチェックし、研修員ごとに、カリキュラム(案)を事前に環
境省担当官に提出する。研修カリキュラムについては、研修の進捗状況を踏まえて
見直しを行い、環境省担当官の指示により改定版(案)を提出する。
カリキュラムの見直しに併せて教材の見直しを行い、別の教材を使用することと
なった場合には、当該教材1セット(写し可)を環境省担当官に速やかに提出する。
提出用の教材費用も契約金額に含めること。
(4) 出欠状況等の報告
環境省担当官に対し、毎月1回、研修員の前月の出欠状況及び受講態度について
報告を行う。
(5) 講師
研修に当たる講師は、下記①~⑧の要件を満たしていることとする。業務開始後
に講師の資質に疑義が生じた場合には、環境省担当官からの講師変更の要望に応じ
ること。
①
研修期間の全期間に渡って、請負者に専属していること。
②
アメリカ英語又はイギリス英語を母国語とし、TEFL(Teaching English as a
Foreign Language)、TESL(Teaching English as a Second Language)又はこ
れらと同等以上の資格を有しており、技量・人物ともに優れた者であること。
③
正式な手続により日本国に入国し、その滞在が研修期間の全期間に渡って日
本国の法令に適合していること。
④
国際政治・経済・社会、地球環境問題について、研修員と議論ができる程度
の知識を有すること。
⑤
講師歴3年以上の経験を有すること。個人授業の講師歴も3年以上の経験を
有し、官公庁又は企業での講師の経験を有することが望ましい。
⑥
レベル及び内容に関して、過去に同程度のレッスンを行った経歴があること。
⑦
講師としてふさわしい言葉遣いで、品位を保つことができる者であること。
⑧
過去に当省より苦情の申立てを受けた者でないこと。
原則として研修期間中に同じ講師が担当するものとする。研修期間中に、担当講
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師がやむを得ない事情により欠席をする場合は、当該担当講師と同等又はそれ以上
の資質を持っている者を代替の講師とする。その際は、引継ぎを行うなどして、研
修の進捗に支障を来さないよう努めること。
4.業務履行期限
平成29年3月31日までとする。
5.成果物
(1) 評価レポートの作成
研修前後に実施したレベルチェックの結果について、担当講師が評価したレポ
ートを日本語で作成する。
評価レポートは研修員ごとにA4版各2頁程度とする。
(2) 評価レポートの提出
紙媒体:2部(A4版各2頁程度×10名分)
電子媒体:評価レポートの電子データを収納した電子媒体(DVD-R 等)一式
評価レポート及びその電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
提出場所
環境省大臣官房秘書課
職員係
6.著作権等の扱い
成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
7.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とそ
の実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の
機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対
策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報
セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セ
キュリティ対策に関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要
になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
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また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に廃棄すること。
(5) 請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を
報告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
8.その他
請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しそ
の指示に従うこと。
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(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2
月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデ
ジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)
を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の
表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基
準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作
製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に
適切な表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011 以下)、
又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 )( 2 )に よる 成 果 物に加え、 「PDF ファイル形式」による成果物を作成す
ること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケ
ース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償
で速やかに必要な措置を講ずること。
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