災害時における民間賃貸住宅の被災者への提供に関する協定等の概要 H28.8 県土整備部住宅課 1 締結する協定の名称、概要及び締結先等 協定名 概要 締結先 締結者 災害時における民間賃 貸住宅の被災者への提 供に関する協定 災害時における民間賃 貸住宅の被災者への提 供に関する協定 運用細則 大規模災害発生時に、県が応急仮設住宅(借 上げ)を提供するにあたって、関係団体に協力 を求めるための基本的なことを定めた。 上記協定を実施するにあたり、栃木県と関係 団体の役割、応急仮設住宅(借上げ)の入居資格 及び基準等を定めた。 公社)栃木県宅地建物取引業協会 公社)全日本不動産協会栃木県本部 知事 公社)栃木県宅地建物取引業協会 公社)全日本不動産協会栃木県本部 部長 2 協定締結の目的 ・栃木県地域防災計画では、 「震災により住家が滅失し、自己の資力では住宅を確保することができない 被災者の居住の安定を図るため、応急仮設住宅等の供給をする」としている。 ・応急仮設住宅の提供には、○仮設住宅によるもの ○民間賃貸住宅の借上げによるもの の2とおり があり、後者は居住性が高いこと、費用が安いこと、早急な入居等の対応が可能であることなどの理 由で、東日本大震災以降活用されている。(H24.9.24 現在 仮設 48,604 戸 借上げ 63,068 戸) ・今年4月に発生した熊本地震においても、現在 3,000 戸を超える民間賃貸住宅の借上げによる応急仮 設住宅の整備を進めている。 ・栃木県においても、県内外で発生した大規模災害時の被災者の住居の安定のため、標記協定等を締結 し、平常時の準備・発生時の役割等を定め、対応の迅速化を目指す。 3協定等の詳細 (1)役割 区分 条件 役割 業務 応急借上げ住宅の提供に関すること 災害救助法の適用が必須 栃木県 関係団体 ・民間賃貸住宅の募集 ・制度の事前周知 ・住宅の借上げ ・民間賃貸住宅の所有者等 ・入退去許可等 への提供依頼及び意向確認 ・賃料等の支払い ・提供可能物件のリスト化 ・関係者との調整 ・提供可能物件の情報提供 に関すること ・関係者との調整 ・甲からの委託業務 民間賃貸住宅の情報提供に関すること 災害救助法の適用を問わない 栃木県 関係団体 ・民間賃貸住宅の募集 ・制度の事前周知 ・民間賃貸住宅の情報 ・民間賃貸住宅の所有者等 提供に関すること への提供依頼及び意向確認 ・提供可能物件のリスト化 ・提供可能物件の情報提供 に関すること ・関係者との調整 ・市町別の担当者名簿の作 成 (2)入居資格要件 区分 入居資格要件 応急借上げ住宅の提供に関すること ・災害の被災者で、災害の当時居住していた住宅 が全壊、全焼又は流出し、居住する住宅がない者 ・自らの資力をもってしては、住宅を確保するこ とができない者 ・り災証明書又は被災証明を取得できる(した)者 民間賃貸住宅の情報提供に関すること ・災害の被災者で、災害の当時居住していた住宅 が全壊、全焼又は流出し、居住する住宅がない者 (3)借り上げる住宅の基準【応急借上げ住宅の提供】 ・昭和 56 年度以降に建設された住宅であること ※建築物の新耐震基準適用 ・被災後に使用可能であることが確認された住宅であること。 ・適正な賃料であること (4)住宅の提供方法【応急借上げ住宅の提供】 ・県が住宅所有者と契約を交わし借受人となる。 ・県は被災者に対し、使用許可を与え供与する。 ・設置期間が比較的短い応急仮設住宅であるため、原則更新をしない「定期借家契約」とする。 (5)経費の負担【応急借上げ住宅の提供】 ・賃料及び損害保険料等は栃木県が負担する。 ・入居者は共益費、電気、水道料等を負担する。
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