サンゴの植付けを予定している団体

別添2
サンゴの植付けを予定している団体
サンゴの植付けを計画している申請者は、以下の項目を十分検討した上で事業計画を立
て申請する事。特に植付けに用いるサンゴ種苗と植付け予定地について必ず記載すること。
1.関係法令にもとづいて採捕されたサンゴを用いる。
植え付けに用いるサンゴは、沖縄県漁業調整規則など関係法令にもとづいて採捕さ
れたものを使用すること。沖縄県より特別採捕許可を得て、正規に養殖されたサンゴ
種苗を用いること。
2.遺伝的撹乱への配慮
人為的なサンゴ植え付けによる遺伝的撹乱の防止のため、植え付けを実施する海域
は、母サンゴ(植え付けに用いるサンゴの元の株)の採捕場所“近海”とする。
“近海”
の目安としては、母サンゴを採捕した市町村と同じ市町村地先とする。
3.植え付け適地の選定
以下の条件を参考にサンゴの植付け適地を選定すること。
(1) 過去にサンゴがあったが現在はサンゴがなくなった場所
(2) 赤土や過剰な栄養塩の影響がなく、オニヒトデが少ない場所
など
4.モニタリング・管理計画について
植付け後のモニタリング・管理計画を策定し、植付け後のモニタリングと管理を行
うこと。モニタリングには、生存率および大きさなど、植付け後の状態を記録するこ
と。管理については、食害生物対策などを行うこと。
5.関係者との調整
サンゴ植え付け実施の際は関係者と調整すること。特に以下のことを留意すること。
(1) 海底の改変などに関わる規則とその対象地域の確認
(2) 漁業者や海域利用者との調整(漁業権が設定されている海域では漁業者との調整が
必要です)。漁業者や海域利用者(地元のダイビング組合など)との調整は申請前
に済ませておくこと。
その他、詳細は沖縄県サンゴ移植マニュアルを参考にしてください。
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizenryokuka/hogo/sango_isyoku_manual.html