海外安全対策情報 平成28年度第1四半期 1. 社会・治安情勢 (1)不

海外安全対策情報
平成28年度第1四半期
1. 社会・治安情勢
( 1 ) 不 安 定 な 電 力事 情 や燃 料 の高 騰で市 民 生活 は 困窮 の 度を 高 め, 社 会 的
治安の悪化が懸念 されます。
(2)また、当国では今年地方選挙が予定されており,選挙期間中の抗議活動が活
発になると予想され,治安情勢が悪化する可能性があり十分注意する必要があ
ります。
(3)ギニアにおけるエボラ出血熱は、3月17日にゼレコレ県で再発生し,10
名が感染(確定例,可能性の高い例)うち8名が死亡し,6月1日に世界保健
機関(WHO)による2回目の終息宣言が発表され,以後90日間の監視強化
期間に入りました。一方,これまでエボラ対策に精力が注がれていたため,コ
レラやマラリアなどエボラ出血熱以外の従来の感染症対策が手薄になってい
るため、それら感染症に対しても一層の注意が必要です。
2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
4月~6月の間,日本人が被害に遭った窃盗事件は2件発生しております。一
般犯罪は,従前と比べ改善していると言われておりますが,政府車両を標的にし
た強盗や,裕福な家を狙った強盗事案がたびたび発生しております。
また,国境周辺や幹線道路沿いでは,長距離タクシーや乗用車を狙ったカージ
ャックによる被害報告も治安機関より確認されております。
今後も,犯罪に巻き込まれないよう,行動には一層の注意を払うと供に,自
分と家族の安全は自ら守る心構えが必要です。防犯の心構えとして当館ホームペ
ージ【安全の手引き】をご参考いただき,未然防止に努めてください。
(1)一般犯罪・凶悪犯罪事案
ア
4月4日,コナクリ市で与党の政策に不満を持った野党支持者達が,ハムダ
ライ交差点からバンベト交差点にかけて抗議の道路封鎖を行い,タイヤへの放火や
一般車両への投石を行ないました。
イ
6月20日,コナクリ市ディキシン地区において,医師が軍服を着用した強
盗団に銃で襲撃され,車両及び多額の現金を強奪されました。
(2)邦人被害事案
ア
6月7日,コナクリ市カマイエンヌ地区において,パソコン関連の窃盗
事件が報告されております。
イ
6月28日,コナクリ市アンタ地区において,車上荒らしによる旅券の
窃盗事件が報告されております。
(3)邦人以外の被害事案
在留外国人の被害事案は確認されておりません。
3.テロ・爆弾事件発生状況
ギニア国内ではテロ・爆弾事件は発生していませんが,治安当局は昨今の西ア
フリカ周辺におけるテロ発生について警戒をしており,主要なホテルや公共施設
に治安部隊を配置し警戒に当たっています。
4. 誘拐・脅迫事件発生状況
ギニア国内では在留邦人,在留外国人の被害事案は確認されておりません。
5. 対日感情
ギ ニア人の日本 人に対する感情は良好です。
6. 日本企業の安 全に関わる諸問題
ギニア人の対日感情は良好であることから,日本企業であることを理由に犯罪
の標的にある可能性は低いと思われます。
以上