9月号 - クラ・ゼミ

(財)発達支援研究所の支援を受けています!
平成28年9月1日発行
こどもサポート教室「クラ・ゼミ」
山形南栄校
9月号
発達支援研究所コーナー
クラゼミこどもサポート教室は、財団法人発達支援研究所か
ら,スタッフの研修などの支援を受けています。今回は、この
研究所の所長についてお話ししたいと思います。
お世話になっております。クラゼミ山形
エリアの通信編集部「Y~わい~」と申し
ます。「Y~わい~」に関しては初めまし
てですが、今後とも皆様にクラゼミに関す
る情報や、お知らせ、その他盛りだくさん
の内容をこの通信にてお伝えできるよう作
成してまいりたいと思います。よろしくお
願いいたします!さて、お盆も終わり、9
月に入りました。まだまだまだ暑~い日が
続きますが、残暑にも負けず、クラ・ゼミ
と共に頑張っていきましょう!!
みんなで学ぼう~知識コーナー~Y調べ第1回
今回は、WISC(ウィスク)についてお話ししたいと思います。
WISCは、米国の心理臨床学者ウェスクラーが考案した児童知能検
査法で、1991年からはWISC-Ⅲとなり、2010年からWISC-Ⅳへと更
新され現在に至ります。WISC-Ⅳの適齢年齢は、5歳0か月~16歳1
1カ月とされ、検査時間は45分~60分程度です。
WISC-Ⅳは次の四つの種類の検査を含んでいます。
①言語理解(VCI)=言葉を使って理解し,考える力
②知覚推理(PRI)=言葉以外の図形などで理解し,考える力
③ワーキングメモリー(WMI)=多くの情報に注意し一度に扱う力
④処理速度(PSI)=視覚情報をすばやく処理していく力
以上、この4つの項目より算出される値が全検査IQ(FSIQ)といい、
全般的な知的発達水準を把握することが出来ます。今回は第1回です
ので、①の言語理解について説明をしたいと思います。検査内容は、
類似:2つの言葉を口頭で提示し、それらがどのように類似している
か説明する(例)「バナナとりんごの共通点は?」etc…
単語:絵を見て名称を答える・言葉を読み上げてその意味を答える
(例)「財布ってなに?」etc…
理解:日常的な問題の解決や社会的ルールなどについての理解に関す
る質問をし、口頭で答える(例)「お金を拾ったらどうする?」etc...
知識:一般的な事柄の知識に関する質問をし、口頭で答える
内容は以上となります。WISCに関しては次回号でも継続してお伝え
していきます。次回は言語理解が苦手な児童への支援とは?です!
所長は山本登志哉先生(教育学博士)です。発達心
理学が専門で,社会性発達についての研究の傍ら,乳
幼児健診の心理判定、保護者・保育士・教諭・知的障
がい児施設職員への発達相談等を続けてこられました。
日本発達心理学会から生まれた発達臨床心理士のた
めに,学会が作った教科書シリーズ 「発達と支援」
(ミネルヴァ書房)の3巻「社会・情動発達とその支
援」では「他者の期待と自己の展開:自立に向かう幼
児たち」という章を担当されています。
学生時代にはカナータイプ(知的障害を伴う)の自
閉症児の家庭教師や,乳幼児を相手にしたパートの保
父などもされてきて,子ども好きの先生です。
障がいという問題も,社会とのつながりの中で考え
る視点を重視され,社会によって障がいの見方や対処
の仕方がどう違うかを考えながら,「障がいを超えて
共生するしくみ」づくりを模索されています。
こどもサポート教室では全国の職員研修、療育法の
日常的交流システム作り、事例検討会のアドバイザー,
保護者向け講演会講師などでご協力いただいています。
HP: http://www.devrsc.com/
こどもサポート教室「クラ・ゼミ」山形南栄校
〒990-2445
山形市南栄町一丁目7-19 グナァデビル2F B
☎/Fax:023-674-6577
HP:http://kirari-kodomo.com/