平成28年度免許状更新講習シラバス 講習番号:5 講 習 の 区 分 必修領域講習 講 【必修】学校づくりに活かす教育の最新事情 -学校知の再構成-(5) 日 習 程 名 / 会 場 平成 28 年 8 月 28 日(日) / 神戸ハーバーランドキャンパス(教室は当日発表) 定 員 /講 習 時 間 100 名 対 者 全教員(ただし,扱い内容及び事例は,小・中学校を中心とする。) 師 堀内 孜,廣岡 徹,宇野 宏幸,山中 一英 担 象 当 講 / 6時間 教育実践における学校知の再構成を促すため, 「国の教育政策や世界の教育の動向」 , 「教員と 到 達 目 標 しての子ども観,教育観等についての省察」,「子どもの発達に関する脳科学,心理学等にお ける最新の知見(特別支援教育に関するものを含む。)」,「子どもの生活の変化を踏まえた課 題」の4つの事項に関する内容についての基礎的な知識技能を有すること。 ①国の教育政策や世界の教育の動向 1990年代以降の「社会変化」と「社会運営システムの転換」が教育政策の展開と教育改 革にどのように繋がってきたかを,2度の政権交代を踏まえて検討する。またこの過程が東 西体制の崩壊とグローバライゼーションの進展とどのように重なるかを主要国の教育動向か らも明らかにし,日本の公教育の在り方を問い直す。 (堀内 孜) ②教員としての子ども観,教育観等についての省察 近年,教職に対する社会の認識は大きく変容している。教職にあることだけでは敬意の対象 とはなりえず,日常の言動についての視線も厳しい。戦後から現代の教職観の変遷を概観す るとともに,教育改革の動向を踏まえつつ,社会の変化に対応した「教員に期待される役割」 と「求められる資質能力」について考察する。 (廣岡 徹) 講習内容(概要) ③子どもの発達に関する脳科学,心理学等における最新の知見(特別支援教育に関するもの を含む。 ) おもに,小・中学校の通常学級において求められつつある特別支援教育に関する新たな課題 (LD,ADHD 等への対応)と展開,とくに授業づくりや学級経営の工夫について述べる。あわ せて,発達障害をもつ子どもに関する,脳科学,心理学等の最新知見も織り交ぜて解説する。 (宇野 宏幸) ④子どもの生活の変化を踏まえた課題 教室で展開される友人関係の現状をふまえ,学級担任が,学級の集団づくりや児童生徒同士 の良好な人間関係づくりに向けて,実践を考案していく際のポイントとなる考え方や留意点 などについて,主に社会心理学的な研究の知見や理論に基づいて解説する。 (山中 一英) 講 習 方 法 80 分4コマの講義を行う。また,それらの内容に関する 40 分の筆記試験を行う。 9:30~9:40(オリエンテーション) ,9:40~11:00(講義1) ,11:10~12:30(講義2) , 講習計画・内容 13:20~14:40(講義3),14:50~16:10(講義4),16:30~17:10(試験) 17:10~17:15(事後評価アンケート) 履 修認定試 験 当日の配付資料の有無 受 講生の方 へ 履修認定試験(100 点満点)の 60 点以上を合格と認定し,59 点以下を不合格として不認定と します。 講習2週間前を目途に,テキストを送付します。 (別途,当日配付資料がある場合があります。 ) 当日テキストを持参してください。
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