学校知の再構成-(1)

平成28年度免許状更新講習シラバス
講習番号:1
講 習 の 区 分
必修領域講習
講
【必修】学校づくりに活かす教育の最新事情 -学校知の再構成-(1)
日
習
程
名
/ 会 場
平成 28 年 7 月 24 日(日) / 加東キャンパス(教室は当日発表)
定 員 /講 習 時 間
200 名
対
者
全教員(ただし,扱い内容及び事例は,小・中学校を中心とする。)
師
堀内 孜,須田 康之,岡村 章司,吉國 秀人
担
象
当
講
/
6時間
教育実践における学校知の再構成を促すため,
「国の教育政策や世界の教育の動向」
,
「教員と
到
達
目
標
しての子ども観,教育観等についての省察」,「子どもの発達に関する脳科学,心理学等にお
ける最新の知見(特別支援教育に関するものを含む。)」,「子どもの生活の変化を踏まえた課
題」の4つの事項に関する内容についての基礎的な知識技能を有すること。
①国の教育政策や世界の教育の動向
1990年代以降の「社会変化」と「社会運営システムの転換」が教育政策の展開と教育改
革にどのように繋がってきたかを,2度の政権交代を踏まえて検討する。またこの過程が東
西体制の崩壊とグローバライゼーションの進展とどのように重なるかを主要国の教育動向か
らも明らかにし,日本の公教育の在り方を問い直す。
(堀内
孜)
②教員としての子ども観,教育観等についての省察
学習は,自発的である一方で,社会から迫られるものでもある。講習では,<教える-学ぶ
>が成立する要件を,勝田守一,K.モレンハウアーらをもとに整理する。教員への社会的要
請については,
「教師の役割と地位に関する勧告」,
「これからの学校教育を担う教員の資質能
力の向上について」(中教審答申 2015)を参考にし理解を深める。
(須田 康之)
講習内容(概要)
③子どもの発達に関する脳科学,心理学等における最新の知見(特別支援教育に関するもの
を含む。
)
発達障害(LD,ADHD,自閉症スペクトラム障害)の特性について,心理学的な視点から論じ
る。併せて,発達障害のある児童生徒を支援する上での基本的な対応,支援の実際について
考える。また,近年の特別支援教育の概要と動向についても簡潔に取り上げたい。
(岡村 章司)
④子どもの生活の変化を踏まえた課題
学校教育における体験活動に着目し,青少年の学びと意欲との関係性について考察する。自
然における事物や事象との関わりを通じて,子どもと教師が交流しあえるような学びの場と
はどのようなものか,その実際例について意見交換も行いつつ学ぶ。また,子どものつまず
きの理解に不可欠な「カウンセリングマインド」についての理解も深める。
(吉國 秀人)
講
習
方
法
80 分4コマの講義を行う。また,それらの内容に関する 40 分の筆記試験を行う。
9:30~9:40(オリエンテーション)
,9:40~11:00(講義1)
,11:10~12:30(講義2)
,
講習計画・内容
13:20~14:40(講義3),14:50~16:10(講義4),16:30~17:10(試験)
17:10~17:15(事後評価アンケート)
履 修認定試 験
当日の配付資料の有無
受 講生の方 へ
履修認定試験(100 点満点)の 60 点以上を合格と認定し,59 点以下を不合格として不認定と
します。
講習2週間前を目途に,テキストを送付します。
(別途,当日配付資料がある場合があります。
)
当日テキストを持参してください。