20160901_P06-07 こころ・地域包括(修正案).indd

目
★
次
Table of Contents
次世代の子どもたちが
健康で安全な生活ができるように
次世代のためにがんばろ会
代表
2016.SEP
松浦 ゆかり さん
(通町)
「私は世話好きおばさんなだけです」と
る。川や浜辺のごみが気になり、その原
語るのは、次世代のためにがんばろ会代表
因を考えさせられるようになると「人間
の松浦ゆかりさん。
が捨てたごみが川から海に流れ着いたこ
次世代につなぐ多彩な水環境教育活動が
とを子どもたちに見せて啓発しないと」
認められ、秋篠宮文仁親王殿下が名誉総裁
との思いから八代海河川浜辺の大掃除大
を勤められる日本水大賞で、同会が審査部
会を計画。この活動を知った県や国土交
会特別賞を受賞した。
通省もバックアップをはじめ、子どもゴ
同会は、「身近な川や自然を守る人づく
ミパトロール隊や、ごみ減量・資源循環
り」をしたいとの思いから、市環境基本計
型活動に発展することになる。
画の策定委員を中心に住民有志 20 人で平
松浦さんは「ごみの現状を子どもたちに
成 13 年に発足し、活動を続けている。
見せて、それは大人が捨てたものなのか、
発足当初は、理想論ばかりが先行し手探
子どもが捨てたものなのか考える機会を与
りの状態だったが、八代高専(当時)の生
えることで、捨てない人づくりにつながる」
物工学科森田先生から、かき殻を使った水
そして「子どもを通じて大人も勉強する機
質浄化をしてみないかとの提案に、「動か
会になれば」と考えている。
なければ何も始まらない」と積極的に取り
同会の会員は他の団体の活動をしている
組むことを決心した。
人が多く、松浦さんが「あれもやってみた
初めてのかき殻による水質浄化活動は会
い、これもやってみたい」とアイデアを出
員と市の職員、地域住民で宮地の新川で始
すと、それぞれが自分の得意分野のことを
めた。回を重ねて行くごとに内容を見直し、 頑張ってくれるそうだ。
今では 1000 人を超す参加者が集まる大
一つのイベントを成功させるには「地域
きなイベントに成長した。
との協調性を活かし、各自みんなが主役に
「前回と同じことをするのは簡単だけ
なることが大事」と松浦さん。その時忘れ
ど、それでは面白くない。同じイベント
てはならないのが、協力団体もアピールす
でも新しいアイデアを取り入れることが
ことである。
必要」と語る。このかき殻祭りのイベン
お互い「WinWin の関係を築くことが
トを皮切りに松浦さんの活動が活発にな
活動を継続するための秘訣」と話す。また、
イベントが終わると参加した学校などに足
を運び、必ずお礼の手紙を渡すように心が
けている。「お互いが顔の見える関係を大
切にしたい」松浦さんの信条の一つである。
仕事とボランティア活動で忙しい毎日を
送る松浦さんだが、
「苦労は忘れる」をモッ
▲市内の高校生も参加するかき殻まつり
トーに次の活動に向けて準備中だ。
No.141
3
平成28年度八代市文化祭
4
九月は日奈久で山頭火
6
ストレスとこころのケア
7
八代市地域包括支援センター
8
清掃センターから環境センターへ
10
バスの路線再編検討中
11
秋の全国交通安全運動
12
給与と人事管理の状況を公表
14
くらしの情報
16
市民カレンダー
18
くらしの情報
27
広告
28
まちのわだい
31
伝言板
32
八代舟出浮き
自主文化事業
今月の表紙
8月6日、 第49回
八代くま川祭りが
開 催 さ れ、55 団 体
約4300 人が総踊り
に参加しました。
今 年 は、 ポ ケ モ
ンや国民的アニメ
ONE PIECEの格
好をする団体もあ
り、とても盛り上
がりました。
Yatsushiro 2016.9
2