◉週刊T&Amaster 商品概要 https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_2531.html ☎0120-6021-86 見本誌請求 http://www.lotus21.co.jp/mihonsi.html 無料立読みサイト http://www.lotus21.co.jp/ta 税務 29年度改正の論点に“スピンオフ税制” 法人実在説を前提とする現行組織再編税制と理論的矛盾も 平成 29 年度税制改正で、“ スピン オフ税制 ” の導入が論点に。 スピンオフにより、共同事業を行 う等の関係がない 2 つの会社を作 る組織再編を「適格」とするか否 かが焦点。 法人実在説を前提とする現行の組 織再編税制と理論的矛盾も。 るということもある。こうした中、両事業 を切り離し別会社にしたいというニーズ は、企業側にも株主側にもある。 こうしたニーズを踏まえ、このような組 織再編も税制適格とするための新たな要件 を設定する “ スピンオフ税制 ” が平成 29 年 度税制改正議論の中で検討されることが本 誌取材により判明した。 この “ スピンオフ税制 ” は、法人目線に グループ内再編、共同事業を行うための 立った現行組織再編税制に対し、株主目線 再編を適格要件とする現行の組織再編税制 に立ったものと言える。すなわち、株主目 は、「法人実在説」を前提に、法人目線で 線で見れば、1 つの会社が 2 つに分かれた 組み立てられた税制と言える。このような としても株主の持分には相違がないという 現行組織再編税制の下では、下図のような のが、スピンオフ税制の根本的な考え方と 組織再編(分割型分割)は「譲渡」そのも 言える。 のであり、グループ内再編、共同事業を行 ただ、仮にスピンオフ税制を導入するこ うため再編のいずれにも該当しないため、 とになれば、現行の組織再編税制の理論的 税制非適格となる。 矛盾が生じる。したがって、スピンオフ税 ただ、1 つの企業内に業績の良い事業と 制を導入するとしても、法人税法本法では 悪い事業が存在することは珍しくなく、こ なく、租税特別措置法での立法となること れが上場企業であれば、業績の悪い事業に になる可能性が高いだろう。 足を引っ張られる形で株価が低位にとどま 株主A 株主B 良 悪 株主A 株主B 良 株主A 株主B 悪 最新号を含む見本誌を無料で進呈しております。下記よりご請求下さい。 見本誌お申し込みページへ No.656 2016.8.29 7 ①ソフトウ 著作権等
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