秋もクマに注意! 秋はクマが冬眠に向けて餌を求めて活発に動き回ります。このため、行楽やキノコ採りな どで人とクマが出合う機会が多くなり、思わぬ事故にあう可能性もあります。 また、今年は山に餌となるブナの実がほとんどなく、今後もクマが人里へ出没することが 予想されます。さらに、県内では人身被害が過去6年間で24件発生し、その8割が9月~ 11月に発生しております。被害にあわないために、次のことに注意してください。 ①山や林に入るときは、単独でなく複数で行動してください。 ②クマの出没情報があったところには近づかないでください。 ③クマに自分の存在を知らせましょう。 ・山や林に入るときや田畑に出るときは、ラジオやクマ鈴、笛など、音の出る物で、人の存在をクマに 知らせましょう。 ④子連れのクマに注意してください。 ・子グマを見たら、近くに母グマがいて、警戒していると思ってください。危険ですので、周囲に注意し ながら、できるだけ早く遠ざかりましょう。 ⑤万一、クマに出合ったら、背を向けずに、クマを見ながらゆっくり後退してくだ さい。(クマ撃退スプレーの使用も有効です。) H22~H28の月別人身被害件数 クマによる人身被害の8割が 9~ 11月に発生しています! 【被害にあう時の主な状況】 〇キノコ採り8件(33%) 〇自宅玄関・小屋で作業中4件(17%) 〇田畑で作業中3件(13%) 〇山菜採り3件(13%) 〇森林での作業中2件(8%) クマに関する情報 山形県 クマに関する情報 山形県環境エネルギー部みどり自然課 検索 電話023‐630‐3174 クマをおびきよせないために注意すること クマによる被害を防ぐには、クマを人里に近づかせないことが重要です。 地域で協力して次のようなことを行うことが大事です。 特に、子供たちの通学路沿いについては、入念な点検を行いましょう。 〇クマが利用しにくい環境を作る • 道沿いの林や藪で、見通しの悪い場所の草刈り をする。 • 隠れ家となりそうな川沿いの藪を除去する。 〇クマの好物を取り除く • エサとなる未収穫の果実や残さなどを撤去する。 • 家の周囲でハチの巣を見つけたらなるべく早く取 り去る。 〇餌付けとなる食品や生ゴミを放置しない • キャンプ場や山林に生ゴミなどを放置しない。 • 芋煮会の後にゴミを残さない。 平成22年~28年度クマによ る人身被害一覧 年 度 月 種 別 性 別 5 9 10 10 重傷 男性 河北町岩木(山菜取り) 重傷 男性 西川町睦合(畑で作業中) 重傷 男性 米沢市万世町(田を見回り中) 軽傷 男性 天童市貫津(キノコ採り) ⑤ 10 重傷 男性 10 10 10 重傷 女性 同上(同伴) 軽傷 男性 長井市中道(自宅玄関前) 重傷 男性 長井市新町(畑での作業中) ⑨ 10 軽傷 男性 ⑩ ⑪ 11 11 軽傷 男性 村山市白鳥(キノコ採り) 重傷 男性 寒河江市白岩(キノコ採り) 5 軽傷 男性 遊佐町白井新田(山菜採り) 7 軽傷 男性 9 重傷 女性 高畠町二井宿(キノコ採り) 10 軽傷 女性 9 軽傷 男性 米沢市入田沢(渓流釣り) 10 重傷 女性 10 10 軽傷 男性 白鷹町高玉(散歩中) 軽傷 女性 鶴岡市松沢(キノコ採り) 11 軽傷 男性 9 10 軽傷 男性 小国町沼沢(キノコ採り) 軽傷 女性 西川町大井沢(キノコ採り) 27 小計 5 重傷 男性 飯豊町岩倉(山菜採り) 28 小計 4 重傷 男性 西川町水沢(渓流つり) ⑥ ⑦ ⑧ 22 小計 ⑫ ⑬ ⑭ 23 ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ 家庭ゴミの放置 24 ⑳ 26 ㉔ キャンプ場での ゴミ放置 遠足での ゴミ投げ捨て 米沢市八幡原 (森林施業に向かう移動中) 新庄市仁間 (自宅作業小屋で作業中) 川西町下小松 (枝打ち作業中) 鶴岡市たらのき代 (キノコ採り) 5件 小計 ㉓ 長井市成田(学校用務員が 正面玄関で用務中) 4件 小計 ㉑ ㉒ 飯豊町添川 (自宅玄関を出た際) 11件 小計 果実の放置 内 容 ① ② ③ ④ 2件 1件 1件
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