神経性食欲不振症

神経性食欲不振症(拒食症)―事例研究
神経性食欲不振症は色々な名で知られている。通常は拒食症と言うが、精神性無食
欲症と青春期やせ症の名もあり、若者の精神問題を指している。拒食症に罹った若者
はよく自尊心を失う。元は、完璧主義者で、成績の良い学生ではあるが、何が起こり、
どんなに痩せてきても、自分は太っていると信じる。
拒食症の切っ掛けは場合によって違うが、若者は食べ物を拒否すると、力を感じる。
両親と学校の圧力を考えれば、それは当然な反応とも言える。しかし、成長している
子供は大人よりもいい栄養が要り、もし、栄養失調になったら、健康問題が起こり、
その問題は慢性的になり、成人期に続く。最悪の場合には死亡する。
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事例研究
ニッキーの問題は両親が離婚して父が別の所に引っ越した事態で始まった。ニッキ
ーは自分の感情が表現できなかったが、落ち込みと怒りと悲しさの交じりであった。
つまり、彼女の世界が揺れていて、制御でそれをコントロールしようとした。別の子
供なら、別の方法を使うが、ニッキーは食欲の制御を使った。
その上に、ニッキーは自分を責めていて、罰として食欲の制御を使っていた。しか
し、その行動は完全に意図的な決定ではなかった。と言うのはニッキーの問題、両親
が離婚して父が別の所に引っ越した事態は解決のない問題であったが、ニッキーは新
しい問題でそれを解決しようとした。一番目立つのは女性月刊誌にいる女の人と彼女
の体型であった。
ニッキーの母は娘の変わった行動を認めて、彼女とそれに付いて話そうとしたが、
ニッキーは話したくなかった。ニッキーでも食欲の制御の悪さが分かっていて、難し
い話からさけたかったので、食べた量を過言して、嘘を吐いた。それで、ニッキーの
友達、ジューリアもニッキーと話そうとしたら、ニッキーはいらいらしてきた。
時間が経って、母は旅行を計画した。新しい服を買いにニッキーをモールに連れて
行った。それは上手く行かなかった。特に、母はニッキーのために新しい水着が買い
たかったが、ニッキーは水着を着ることに太りすぎると思っていて、母の提供を繰り
返して断った。しかし、母はニッキーの断りが分からなかったので、喧嘩が起こった。
旅行の時にもニッキーが余り食べなかったら、それは話題となった。母は友人に「ニ
ッキーは鳥のように食べているね」と、コメントをした。友人はニッキーにせっかく
太っていないよと言っても、ニッキーは彼らを信じなくて、部屋に行くために、食べ
る振りをした。実は、母と友人の間接的な説得がニッキーが引き籠ってきた理由の一
つになった。
旅行中でも、母は心配してきて、ミラー家のケリーと話に行った。何故なら、ケリ
ーの娘も拒食症に罹ったからである。ケリーの娘は昨年、学校の試験について心配し
てきて、完全に食事を拒否した。医者はそれが拒食症と診断して、緊急事態になる前
に、ケリーと娘のために取り成すことができた。
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旅行の後、二人が家に帰ったら、ニッキーの体重の減少は明らかであった。ニッキ
ーの母はどうしようと悩んでいて、父に連絡した。結局、彼らはニッキーを医者に連
れて行って、彼にニッキーの問題を説明した。母は初めに、ただの反抗期だとも思っ
たが、医者はそれが拒食症と診断した。
医者は、もし、ニッキーを食わせようとしたら、問題が悪化すると警告をして、ニ
ッキーがの治りを促進するために、心理療法の治療師を予約した。理由は、拒食症の
ような神経問題は簡単に解決できない物事なのである。言うまでもなく、ニッキーは
治療師を見に行きたくなかったが、潜在意識化で感情の表現の重要性が分かった。
ニッキーは数回ぐらい治療師と話し合った後、両親も参加した。治療師によると、
ニッキーは食事計画を作っていたが、治療は長い時間がかかる。その上に、治療師は
両親にニッキーの苦しみと怒りの原因をもっと詳しく説明して、諦めないでください
と励ました。そして、ニッキーが集団治療に参加するほうがいいと、勧めをした。
集団治療ではニッキーはナオミに会った。ナオミは同じ年頃で拒食症と戦ってい
た。ナオミの状態も悪くて、ニッキーのように学校の授業をサボっていた。しかし、
その二人は友達になったので、相手の治療を支えた。漸く、ナオミと同級生のお蔭で、
ニッキーは学校の授業と、元の状態に戻れた。
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ルーク・エリス作
1997 年
2016 年 8 月 21 日編集