非常時の水確保に関する調査

NEWS RELEASE
2016年8月25日
~既婚女性に、非常時の水確保と大規模災害時の共助について質問~
水不足でも確保したいのは、「飲料水」82.6%、「トイレの排水用水」67.5%
大規模災害に備え、町内会に求められる「飲料水や保存食などの防災用品の備蓄」
「非常時の水確保」「大規模災害時の共助」に関する調査報告
株式会社LIXIL住宅研究所
株式会社LIXIL住宅研究所(本社:東京都江東区/代表取締役社長:今 城幸)は、全国の既婚女
性2,000名を対象に『非常時の水確保に関する調査』を実施。さらに、一戸建て(持ち家)にお住まいの
方500名を対象に『大規模災害時の共助に関する調査』を実施したので、ご報告します。
Ⅰ.調査結果の概要
第一章 非常時の水確保に関する調査結果
◇最も重要なライフラインは「水道」 57.6%
◇水不足でも確保したいのは「飲料水」「トイレの排水用水」「料理用水」がトップ3
◇水の確保で行っていることは、「保存水」「空のペットボトル」「浴槽に水」
◇自宅で取り組む必要があると思う節水方法は、「水を流しっぱなしにしない」
第二章 大規模災害時の共助に関する調査結果
◇準備している防災グッズは、「懐中電灯」「飲用の水」「携帯ラジオ」
◇ライフラインが途絶えた際、38.0%の方が「生活できると思う」
◇ライフラインが途絶えても2~3日間生活できると思うのは、「飲食料を準備しているから」
◇災害発生直後、ご近所同士での協力は「必要だ」と思う93.8%
◇災害発生直後、ご近所同士での協力で必要なのは「生存確認」 72.5%
◇大規模災害に備えて、共有したい情報は「親族など緊急時の連絡先」 49.4%
◇大規模災害に備えて、町内会に最も望まれるのは「防災用品の備蓄」
◇大規模災害の直後、一次避難所があれば「安心である」 87.2%
※ 表記の比率は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計しても100.0%にならない場合があります。
【報道関係者のお問合せ先】
㈱LIXIL住宅研究所 広報・宣伝部 担当:千明
電話:03-5626-8251 メール:[email protected]
株式会社LIXIL住宅研究所ホームページ/TOP URL:http://www.lixil-jk.co.jp
Ⅱ.調査データ
第一章 非常時の水確保に関する調査結果
・対象者 既婚女性
20代
30代
40代
50代
60代
全体
400
400
400
400
400
2,000
・調査地域
北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方
104
97
736
320
382
122
49
190
5.2%
4.9% 36.8% 16.0% 19.1%
6.1%
2.5%
9.5%
・調査時期 2016年7月22日から8月1日
・調査方法 インターネットを通じてのWEB調査
全体
2,000
100.0%
1)最も重要なライフラインは「水道」 57.6%
電気、ガス、水道のライフラインの中で最も重要と思えるものを尋ねたところ、「水道」が57.6%、
「電気」が37.8%でした。「特にない」という方も2.6%おり、「ガス」の2.1%を上回りました。
Q1.電気、ガス、水道のライフラインの中で最も重要と思えるものをお選びください。
(単数回答) n=2,000
水道
電気
ガス
特にない
全体
実数
1,151
756
42
51
2,000
比率
57.6%
37.8%
2.1%
2.6%
100.0%
2)水不足でも確保したいのは「飲料水」「トイレの排水用水」「料理用水」がトップ3
断水や水の供給不足の際でも最低限確保したい生活水を3つまで選択してもらったところ、「飲料水」
82.6%でトップ。続いて「トイレの排水用水」67.5%、「料理用水」は44.7%となりました。
Q2.断水や水の供給不足の場合でも、最低限確保したいと思える生活水を3つまでお選びく
ださい。 (3つまで回答) n=2,000
飲料水
トイレの排水用水
料理用水
身体を洗うための水
洗濯用水
ペット(動物や魚など)用水
食器の洗浄用水
ガーデニング用水
特にない
全体
実数
1,652
1,349
894
670
279
174
169
34
44
2,000
比率
82.6%
67.5%
44.7%
33.5%
14.0%
8.7%
8.5%
1.7%
2.2%
100.0%
2
3)水の確保で行っていることは、「保存水」「空のペットボトル」「浴槽に水」
断水や水の供給不足に備えて、水を確保するために行っていることを尋ねたところ、「保存水を用意
している」35.7%、「空のペットボトルを保管している」17.2%、「普段から浴槽に水を溜めるようにし
ている」16.0%、「空のポリタンクを用意している」14.8%が上位になりました。また、「何も行ってい
ない」という方も38.6%いました。
Q3.断水や水の供給不足に備えて、水を確保するために行っていることをいくつでもお選び
ください。 (複数回答) n=2,000
保存水を用意している
空のペットボトルを保管している
普段から浴槽に水を溜めるようにしている
空のポリタンクを用意している
宅配水(ウォーターサーバーなど)を利用している
ポリタンクを運ぶキャリアを用意している
雨水を集めて溜めておくことができる雨水タンクを用意している
非常時に使用できるように、井戸のある住宅に住んでいる
簡易的な濁水の浄化器を用意している
その他
何も行っていない
全体
実数
713
344
319
296
157
130
69
56
42
26
771
2,000
比率
35.7%
17.2%
16.0%
14.8%
7.9%
6.5%
3.5%
2.8%
2.1%
1.3%
38.6%
100.0%
4)自宅で取り組む必要があると思う節水方法は、「水を流しっぱなしにしない」
災害や水不足で、水道水が十分に供給されない場合に取り組む必要があると思う節水方法について
質問したところ、半数以上の方が選んだ項目では、トップが「洗顔や歯磨きの際に水を流しっぱなしに
しない」58.7%、続いて、「入浴時、シャワーはこまめに止めるようにする」が53.7%、「入浴後の残り
湯を、洗濯用水やトイレの排水用水に利用する」が52.4%となりました。
Q4.災害や水不足で、水道水が十分に供給されない場合、自宅で取り組む必要があると思
う節水方法をいくつでもお選びください。 (複数回答) n=2,000
洗顔や歯磨きの際に水を流しっぱなしにしない
入浴時、シャワーはこまめに止めるようにする
入浴後の残り湯を、洗濯用水やトイレの排水用水に利用する
紙皿を使用したり、ラップを皿に巻くことで、洗い物が出ないようにする
できるだけ洗濯の量を減らす
食器を洗う際、必ず洗い桶を使用して節水する
缶詰やレトルトなど水を必要としない料理にする
入浴時、できるだけシャワーを使用しないようにする
雨水を溜めて、植木の水やりなどに利用する
下着や靴下などの小物はできる限り手洗いにする
その他
わからない
全体
実数
1,173
1,074
1,048
865
719
671
655
577
467
305
22
155
2,000
比率
58.7%
53.7%
52.4%
43.3%
36.0%
33.6%
32.8%
28.9%
23.4%
15.3%
1.1%
7.8%
100.0%
3
第二章 大規模災害時の共助に関する調査結果
・対象者 一戸建て(持ち家)にお住いの既婚女性
20代
30代
40代
50代
60代
全体
100
100
100
100
100
500
・調査地域
北海道 東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国地方 四国地方 九州地方
17
34
153
110
94
30
15
47
3.4%
6.8% 30.6% 22.0% 18.8%
6.0%
3.0%
9.4%
・調査時期 2016年8月1日から8月8日
・調査方法 インターネットを通じてのWEB調査
全体
500
100.0%
1)準備している防災グッズは、「懐中電灯」「飲用の水」「携帯ラジオ」
住まいで準備している防災グッズについて質問したところ、「懐中電灯・ランタン」が60.8%でトップに
なりました。続いて、「飲用の水」が46.4%、「携帯ラジオ」が40.6%、「保存食・非常食」が40.0%、
「ウェットティッシュ」が37.4%で上位になりました。
Q1.あなたのお住まいで、準備している防災グッズをいくつでもお選びください。
(複数回答) n=500
懐中電灯・ランタン
飲用の水
携帯ラジオ
保存食・非常食
ウェットティッシュ
スニーカーなどの歩きやすい靴
防災用手袋・軍手
タオルや毛布、防寒着
非常用持ち出し袋
非常用電源・バッテリー
簡易トイレ
防災ヘルメット
その他
準備している防災グッズは特にない
全体
実数
304
232
203
200
187
179
167
158
134
93
61
58
2
108
500
比率
60.8%
46.4%
40.6%
40.0%
37.4%
35.8%
33.4%
31.6%
26.8%
18.6%
12.2%
11.6%
0.4%
21.6%
100.0%
2)ライフラインが途絶えた際、38.0%の方が「生活できると思う」
電気・ガス・水道といったライフラインがすべて途絶え、公的な支援もない場合に、2~3日間、支障な
く生活できると思うか尋ねたところ、「生活できると思う」(「支障なく生活できると思う」+「多少の支障
はあるが生活できると思う」)と答えた方は38.0%、「生活できないと思う」(「かなり厳しい生活になる
と思う」+「まったく生活できないと思う」)と答えた方は53.8%となりました。
4割近い方が、ライフラインが途絶えても生活できると思っていることが分かりますが、「支障なく生活
できると思う」とまで思っている方は4.8%にとどまりました。
4
Q2.あなたのお住まいでは、電気・ガス・水道のすべてのライフラインが途絶え、公的な支援
もない場合、2~3日間、支障なく生活できると思いますか? (単数回答) n=500
実数
190
24
166
269
207
62
41
500
生活できると思う
支障なく生活できると思う
多少の支障はあるが生活できると思う
生活できないと思う
かなり厳しい生活になると思う
まったく生活できないと思う
わからない
全体
比率
38.0%
4.8%
33.2%
53.8%
41.4%
12.4%
8.2%
100.0%
3)ライフラインが途絶えても2~3日間生活できると思うのは、「飲食料を準備して
いるから」
住まいで、電気・ガス・水道のすべてのライフラインが途絶え、公的な支援がなくても、2~3日間、支
障なく「生活できると思う」190名に、その根拠を尋ねたところ、飲料や非常食の準備、キャンプ用品が
あることを根拠に挙げている人が多くいました。中には、1ヵ月分の飲食料の備蓄や、水を1トン備蓄し
ている方もいました。
その他には、家の立地により飲食料の入手が容易であることや、近所の方との連携の約束があること
を挙げる方がいました。
Q3.前問で、「生活できると思う」と回答した根拠をお書きください。 (自由回答) n=190
※ Q2で、「支障なく生活できると思う」「多少の支障はあるが生活できると思う」のいずれかを
選んだ190名に質問
回答例
・
それなりに飲料と非常食は常備しているので2~3日ならかなり辛いとは思いますが普
通に生活出来ると思います。(20代・茨城県)
・
カセットコンロがあるし、簡単に煮炊きできそうなインスタントがある。水も準備しているの
で。(50代・東京都)
・
キャンプ用品や備蓄品が十分あるから。(50代・愛媛県)
・
すぐ近くにコミュニティーセンターが有り、中越地震及び中越沖地震時にほとんど不便を
感じなくて良かった実績が有るし、水、カセットコンロ、非常食もある程度備蓄して有る
し、大丈夫と思います。(60代・新潟県)
・
主要幹線そばに住んでいて、徒歩圏内でなんとか手が打てるような施設が多数あるか
ら。(40代・福岡県)
・
数日分の食料は確保してあるのと、ご近所さんと連携の約束をしているから。
(40代・愛知県)
・
水の備蓄が1トンあり、非常用自家発電、備蓄品も十分あるため。平屋で近隣民家も少
ないので、火災の巻き込まれの可能性は低く、台風でのライフライン断絶を何回も経験
し備えているため。(30代・岡山県)
・
食料の備蓄があり、太陽光で、非常用電源がとれるから。(50代・東京都)
5
4)災害発生直後、ご近所同士での協力は「必要だ」と思う93.8%
大規模災害の発生直後に、お住まいの近くの人同士での協力は必要だと思うか尋ねたところ、「必要
だ」(「とても必要である」+「必要である」)と回答した方が93.8%となり、ご近所同士での協力の重要
性を感じていることが分かりました。一方、「必要ではない」(「あまり必要ではない」+「まったく必要で
はない」)と回答した方は6.2%でした。
Q4.大模災害の発生直後、住まい近くの人同士での協力は必要だと思いますか?
(単数回答) n=500
必要だ
とても必要である
必要である
必要ではない
あまり必要ではない
まったく必要ではない
全体
実数
469
267
202
31
20
11
500
比率
93.8%
53.4%
40.4%
6.2%
4.0%
2.2%
100.0%
5)災害発生直後、ご近所同士での協力で必要なのは「生存確認」 72.5%
大規模災害の発生直後には、お住まいの近くの人同士での協力が「必要だ」と思う469名に、どのよう
な協力が必要だと思うか質問したところ、「生存確認の実施」が72.5%、「家屋に閉じ込められた方の
救出(警察・消防への通報含む)」が71.9%、「飲料水や食料の分配」69.9%になりました。
最も少なかった「被害の少ない家屋での共同生活」においても37.1%と高い割合で、「お互いに協力
して大災害を乗り越えなければいけない」という高い協調性を感じられる結果となりました。
Q5.大規模災害の発生直後、住まい近くの人同士ではどのような協力が必要だと思います
か? (複数回答) n=469
※ Q4で、「とても必要である」「必要である」のいずれかを選んだ469名に質問
生存確認の実施
家屋に閉じ込められた方の救出(警察・消防への通報含む)
飲料水や食料の分配
生活用水・生活用品の共有
被災状況や避難所情報などの共有
医薬品(けがの治療など)の共有
重症者の病院への搬送
さまざまな防災グッズの分配
被害の少ない家屋での共同生活
全体
実数
340
337
328
301
279
265
226
187
174
469
比率
72.5%
71.9%
69.9%
64.2%
59.5%
56.5%
48.2%
39.9%
37.1%
100.0%
6)大規模災害に備えて共有したい情報は「親族など緊急時の連絡先」 49.4%
大規模災害が発生した場合に備え、お住まい近くの人同士で共有化しておいた方が良いと思う情報
を尋ねたところ、「親族など緊急時の連絡先」が49.4%、「お互いの携帯番号」が47.8%で、5割近
い数値でした。続く、「旅行など長期で不在になること」は32.2%でした。
6
Q6.万一大規模災害が発生した場合に備えて、住まい近くの人同士で共有化しておいた方
が良いと思う情報は何ですか? (複数回答) n=500
親族など緊急時の連絡先
お互いの携帯番号
旅行など長期で不在になること
お互いのメールアドレス
かかりつけの医者や病歴
その他
特にない
全体
実数
247
239
161
126
119
5
92
500
比率
49.4%
47.8%
32.2%
25.2%
23.8%
1.0%
18.4%
100.0%
7)大規模災害に備えて、町内会に最も望まれるのは「防災用品の備蓄」
大規模災害に備えて、町内会で“実施していること”と、“実施してほしいこと”を複数回答で尋ねまし
た。“実施していること”では、「町内会レベルでの避難訓練の実施」が30.4%でトップになり、“実施し
てほしいこと”では、「飲料水や保存食など防災用品の備蓄」が60.4%でトップになりました。
また、双方の割合を合算したところ、「飲料水や保存食など防災用品の備蓄」が最も多い85.0ポイント
になり、町内会に最も必要とされていることが分かりました。
Q7.大規模災害に備えて、町内会などで実施していること/実施してほしいことは何です
か? (複数回答) n=500 ※上段が実数、下段が比率
飲料水や保存食など防災用品の備蓄
町内会レベルでの防災体制(役割分担や連携方法
など)の構築と周知
町内会レベルでの避難訓練の実施
近隣住民の住民台帳の整備
家庭での防災対策に関する講習会
その他
特に実施していること/実施してほしいことはない
わからない
全体
実施して
いること
123
24.6%
120
24.0%
152
30.4%
111
22.2%
71
14.2%
4
0.8%
114
22.8%
118
23.6%
500
100.0%
実施して
ほしいこと
302
60.4%
180
36.0%
134
26.8%
118
23.6%
103
20.6%
2
0.4%
81
16.2%
-
-
500
100.0%
実施していること
+
実施してほしいこと
85.0ポイント
60.0ポイント
57.2ポイント
45.8ポイント
34.8ポイント
-
-
-
-
7
8)大規模災害の直後、一次避難所があれば「安心である」 87.2%
大規模災害の発生直後に、ライフラインや食料の他、プライバシーも確保でき、近所の数世帯が利用
できるような一次避難所があれば安心だと思うか質問したところ、「安心である」(「とても安心だと思
う」+「安心だと思う」)が87.2%で、多くの人が一次避難所を希望していることが分かりました。
Q8.大規模災害の発生直後、ライフラインや食料、プライバシーが確保でき、近所の数世帯
が利用できるような一次避難所があれば安心だと思いますか? (単数回答) n=500
安心である
とても安心だと思う
安心だと思う
安心ではない
あまり安心はできない
安心だとは思えない
全体
実数
436
220
216
64
43
21
500
比率
87.2%
44.0%
43.2%
12.8%
8.6%
4.2%
100.0%
(参考)
有事に生活用の水を確保できる住まい『家+X』
LIXIL住宅研究所は、2011年の東日本大震災の発生以降、有事には様々な災害から家族の命と財
産を守る住まいであるとともに、平時には高気密・高断熱で、省エネで健康・快適な住まいを目指し、定
期的にコンセプトホーム(実験住宅)を建築し、研究開発を進めています。
2015年11月に発表したコンセプトホーム「次世代レジリエンスホーム『家+X』」では、有事の際、万が
一ライフラインが止まっても、復旧までの間、命や健康を維持するための飲料水、生活用水を確保する工
夫を盛り込んでいます。
飲料水の備蓄の目安は、一般的に「1人1日3Lを3日分備蓄すべし」と言われており、4人家族だと36
Lの飲料水の備蓄が必要となります。この量をペットボトルで保管するとなると、場所の確保や定期的な
入れ替えなど、なかなか手間のかかる作業だと思います。これを「次世代レジリエンスホーム『家+X』で
は、36Lの水道水を常時循環して備蓄しておける装置を取り入れることで、新鮮な水を確保できるように
対応しています。また、飲料水以外にも、トイレの排水を流す等に利用できる生活用水として、雨水タンク
の200L、給湯器の貯湯ユニット内の90Lの、合わせて290Lが使える工夫を盛り込んでいます。これによ
り、万が一水道が止まっても、復旧までの間、命や健康を維持するための水を確保しています。
<次世代レジリエンスホーム『家+X』外観(左)、災害時の生活用水の確保方法(右)>
8
フィアスホーム岐阜南店の取り組み~近隣自治体の一次避難場所として活用~
LIXIL住宅研究所の運営するフィアスホームFCに加盟している「フィアスホーム岐阜南店(住所:岐
阜県岐阜市、代表:山田 数貴)では、モデルハウスの特長を活かし、モデルハウスを地域の防災拠点と
して活用していただけるよう地域自治体に提供しています。
フィアスホーム岐阜南店のモデルハウスは、断水や停電になっても飲料水・生活用水が確保でき、災
害に強いLPガスを使い、お湯を沸かすことも、調理をすることも可能です。またそのLPガスを使って発
電も可能なので、テレビでの情報入手、照明の確保、パソコン・スマホへの充電なども可能です。
災害時利用可能なモデルハウス設備の実例(一部紹介)
水の確保
生活エネルギーの確保
■地下 75mからの井戸水を確保
■災害に強い LP ガス
地下に、井戸水を 800L 貯水できるタンクを設置。非常時もポン
ガス供給パイプラインが被害を受けても
プで生活用水・飲料水を確保できます。
調理やお湯を沸かすことが可能です。
衛生面の確保
電力の確保
■仮設トイレ
■太陽熱温水器
井戸水を利用すれば災害
太陽熱で 300L 以上、40℃の
時も下水道に流せます
お湯が確保できます。
■LP ガス発電機
プロパンガスから発電できる発電機を装備。
停電時にはポンプや給湯器に接続して水や
お湯の確保が可能。
さらに、モデルハウスを一次避難場所に提供することに合わせて、25年間の超長期保存が可能な備
蓄食の保管も行っています。
また、モデルハウスでは、定期的に近隣住民を交えた地域の防災訓練を実施するなどの取り組みも行
っています。
以上
9