奨 励 賞 世界中の水 野田市立岩名中学校 3年 秋山 歩花 水がこの世に誕生していなかったら、私たちは今生きていられるのだろうか。 「水」は私たち人 間には欠くことのできないものであると私は思います。 そんな「水」は、地球が誕生する約四十六億年前にできたと考えられています。そして、酸素 と水素が岩石の中に入り、その岩石が溶かされ、結合したと考えられているそうです。 私は思いました。 「水って実は貴重なもので深く考えてみると不思議な物質だ・・。 」と・・。 ある日私は、家族で大きな公園へ行きました。水を飲むための蛇口なのに子どもたちが「うわ ぁ。この水高いよ。ギャハハ。ギャハハ。 」と沢山の水を使って遊んでいました。そのとき私は「水」 という貴重な資源を無駄遣いしてはいけないと思いました。無駄遣いを無くすためには、意識を 高めていくべきだと思います。 「水」の無駄遣いは、地球に悪影響を及ぼしているのです。中でも、生活をするときの無駄遣 いが一番多いそうです。 「節水」という言葉は皆、知っているはずです。しかし、それを実際に行 っている人は少ないと思います。また、 「水」の無駄遣いによる水不足が、地球温暖化の原因とも 言われています。 「節水」をせず、無駄遣いをそのままにしておくと、地球温暖化は進み、一向に 止まることはありません。 日本は、蛇口をひねると必ずと言っても良いほど水が出ます。そして、飲み水としての安全性 も高いです。一方で、遠くの川まで行かなければ、なかなか水が確保できない国は少なくありま せん。水を大切に使っている人々が存在するのにも関わらず、私たちは沢山の水を無駄遣いして、 あたり前のように生活をしています。中でも、私たち日本やアメリカなどの先進国が沢山の水を 消費しているそうです。このままの状態が続くと、今後、今よりもどんどん世界中の水不足は大 きな問題となり、二○二五年には「世界人口の三分の二が水不足になってしまう」と予測されて いるそうです。日本人だけではなく、世界中の人々は、このような問題に対してどのような対応 をしているのでしょうか。また、このような事態に危機感を感じているのでしょうか。 私たちに出来ることは「節水」です。まず、身の回りで出来ることは歯みがきや手洗いをする ときに水を沢山流しっぱなしにしないこと、トイレのレバーを大・小と使い分けること、また、 シャワーを出しっぱなしにしないことなどがあります。そのようなことを気を付けるだけで、約 五十リットル生まれるのです。その他にも、油をそのまま流さないことや食べ物を残さないこと なども節水につながることになります。このように少し気をつけるだけで、水不足は少しずつ改 善されていくと思います。 私は、「水」とは、蛇口をひねればあたり前のように出てきて簡単に飲めるという感覚でした。 しかし、今回「水」について沢山調べたり考えたりしたことで、私たちは水が無かったら生きて いられないだろうとふと思ったのです。そして、改めて水の貴重さ、今の水問題などを深く知る ことができました。私は、今後きちんと節水をして水の大切さを忘れずに生活していこうと思い ました。また、どの国も平等に水を確保できるよう、そして水不足が少しでも緩和されるように 取り組んでいきます。私は、 「世界中の人々が節水を心がければ、世界はいつまでも平和でいられ るだろうなぁ・・・。 」と思います。
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