移転による廃院で放置された病院の再活用

移転したために廃院となった総合病院(千葉県佐原市)
賃貸マンションにコンバージョン
近隣企業の社員寮として再生
まち・そら・ネットワーク (任意団体)の活動 の実績
廃院となった大手医療法人の総合病院です。
利根川沿いのリゾートホテルの跡地に病院を移したため、廃院となった物件です。
解体して売却しても売却益が見込みにくい立地でした。そこで、病院関係者や近隣の企業を対象とし
まち・そら・ネットワーク 任意団体における活動
た賃貸マンションにコンバージョンすることにしました。
最も重要な条件は、利回りを考慮してローコストでコンバージョンすることです。
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コンバージョンによる空き家の再生
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用途変更は確認申請対象です。しかし、構造審査の対象には当たらない計画を心掛けました。
構造審査の対象になった場合、現在の規定に合うように構造の補強が求められます。これはコスト的
にも技術的にも現実的ではありません。そこで、各主要構造部の過半の改修を避けた計画としました。
また、積載荷重も病院から共同住宅への変更ということで、安全側に向かうという折衝をおこないま
した。さらに、消防等、関係官庁との折衝も重ねました。
何度も折衝を重ね、構造審査の適用を受けない、用途変更だけを対象とした計画としました。
廃院になった総合病院を賃貸マンションへコンバージョ
ン
特定非営利活動法人 まち・そら・ネットワーク