第13回アロマセミナーのご報告 平成28年7月23日(土)並木病院外来にて、第13回アロマセミナーが行われました。 今回も40名近くのご参加を得て、盛況のうちに執り行うことができました。参加者の皆様誠に ありがとうございました。 今回のテーマは、「木材の精油について」でした。スギ、ヒノキが建築材として利用される のは、心材化により、セルロース、ヘミセルロース、リグニンが強固に連結されているからだ というお話でした。また、心材にはモノテルペン炭化水素、セスキテルペン炭化水素、フェノ ール類などの精油物質が注入されており、これらが抗菌、抗真菌、抗酸化作用を持ち、材木の 腐敗を防御していて、特にスギ、ヒノキ、ヒバはその濃度が高いということが分かっています。 一般的には、広葉樹よりも針葉樹の方が、心材に含まれる精油成分の濃度が高く、腐敗しにく い構造になっています。法隆寺が1300年もの長きにわたり、その勇姿を保ち続けることができ るのもわかる気がします。 ヒノキ、ヒバ、サンダルウッド、アトラスシダー、ローズウッド、ヒマラヤスギなど樹木系の 精油が、抗菌、抗酸化作用を持つことが頷けますね。(もちろんほかの精油にも同様の効果は あります。) 次回の9月10日(土)・第14回アロマセミナーでは、「認知症とアロマセラピー」という テーマでお話しします。嗅覚の神経細胞と記憶の中枢である海馬の神経細胞は新しく再生する ことが分かってきました。笑い・運動・噛むこと・楽しむことが重要なポイントです。これら 生活習慣と記憶・アロマセラピーの関係について分かりやすく話を進めていきたいと思います。 またヨガや東洋医学で教えているチャクラと精油の働きについて少しずつお話ししていきたい と思います。 並木病院アロマ委員会「フェアリーズ」一同、またのご参加をお待ちいたしております。
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