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①
工 業
工業の現状
管内工業の概要をみると、平成 25 年の従業者が4人以上の事業所は 608 ヵ所(全道の 11.0%)、
従業者数 1 万 2,519 人(全道の 7.5%)
、出荷額等は 2,562 億円(全道の 4.0%)となっています。
管内の産業分類別シェアを見ると豊かな農産物を活かした食料品製造業が事業所数 23.5%、従業
員数 34.0%、出荷額 29.9%を占め管内の工業をリードする存在となっています。
また、豊富な森林資源を活かしたパルプ・紙・紙加工品製造業、木材・木製品製造業も出荷額の
上位を占め、農産物や森林などの地域資源を活かした工業が全体の約半数を占め、
「旭川家具」とし
て国内外にブランド力のある家具・装備品製造業の出荷額は全道の 26.4%を占めています。
(平成 25 年工業統計調査)
②
企業の立地
経済産業省の「平成 26 年工業立地動向調査結果」によると平成 26 年の全道の立地件数は 87 件
と大幅減となった。業種別の立地件数は電気業が 61 件と最も多く、食料品製造業が 8 件となって
いる。道内4圏域別に見ると道央圏 41 件、道東圏 35 件、道北圏は 6 件、道南圏は 5 件という結果
であり、上川管内の立地件数は 6 件と対前年を 3 件下回りました。
管内の立地傾向は、食料品製造業や木材・木製品製造業などの地方資源型工業の割合が高くなっ
ていますが、近年は高い食糧供給力や自然災害のリスクの低い地域であるという優位性や冷涼な気
候、太陽光、雪氷冷熱や木質バイオマスなど豊富な再生可能エネルギーを活用した工場、自動車関
連のテストコースなどの進出が見られ、リスク分散の適地として注目されています。
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