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Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
バイオリアクターによる醤油製造法の研究
: 第三報 無殺菌諸味の連続発酵条件の検討
Studies on Soy‐Sauce Production by Bioreactor : Part 3
Continuous Soy-Sauce Fermentaion with Unsterilized
Soy‐Sauce‐Moromi Mash
小瀬古, 茂樹; 久松, 眞; 松永, 正好; 山田, 哲也
Koseko, Shigeki; Hisamatsu, Makoto; Matsunaga, Masayoshi; Yamada, Tetsuya
三重大学生物資源学部紀要 = The bulletin of the Faculty of
Bioresources, Mie University. 1993, 10, p. 189-194.
http://hdl.handle.net/10076/2894
三盆大生物繋源紀嬰
節用号:189∼19∠1
irま成5年3月26Ei
バイオリアクターによる醤油製造法の研究
第三窮 無殺菌諸味の連続発酵条件の検討
小潮古茂樹・久松 眞・松永 正好*・lhL潤 哲也
三蕊大学生磯磯源学部,叫ナンジルシ醸造株式会社
StudiesonSoy−SauceProductionbyI葺ioreactor
Part3 Contillu()uSSoy−SauceFel・mentaionwiもhUnsterilized
Soy・S挽uCe−Mol・OmiMash
ShigekiKosElく0,MakotoHISAMATSU,MasayoshiMATSUNAGA*
andTetsuyaYAMADA
LaboratoryofFoodChemistry,FacultyofBioresauces,MieUniversity
tミSan−JirushiCorpor;itio11
AbstltaCt
We studied tllebioreactorsystemsforsoysauceproductionfroIⅥunSterilizedsoy・SauCe−mOrOmト
nlaS】1SuSPe王1Sion.MIC(Microbe王mmobiiized Ceramics)reactorwitllim】110biiizedろ誓狩ぶαぐCカα和〃り・Cどぶ
nuxliproduced2.0%ethanoland38pl)m2−Phenylethanolat30hourrcsidencetimc.′rhatreactorilll−
mobilizedwithCandidave7Tatilisproduced2.0%ethanoland3.7ppm4・ethylgtlaiacolat48hourresト
dence tiIlle.MIC re8CtOr Were enSured enot唱11軋1idity of ked soIutiollby aerating at O.08vv111.
Ethanolfermentationwas2.5time(Z.roIIXii)and4time(C.uersalilis)moreemcientatHighttoDia−
metcr ratio(H/D)of25tha】1at H/D of8.8.Unsterilized soy−SauCC−mOrOmiwas fermente(iin the
OPenSyStembioreactorsimmobilizedwithZ.rouxiiorC.uersattlis,andablendofthcbothfenTlenta・
tionl)rOductss王10Wedgoodscoreinev;lluationofRavor;1ndtasとe.
Keさ,Ⅵ,Or(1s:SOy−SauCe・SOy−SauCe−mOrOmi・bioreactor
醇嚢分解し,ろ過して得られた㈲鋸夜をこの装褐を使翔
緒
して蔓摘草させる方法である。私たちも.翻斗掬を低食塩
バイオリアククー装登(醤朝帽L酸蘭や醤油酵母をアル
ギン酸カルシウムト4)
又はセラミックス5・6)に固窟化
したカラム)を使用する漆油の製造は,孝細筆熟成期‡弼の
短編と発酵制御の粕密化を可能とするため,榛油原料を
濃度で霧温酵案分解処理後,ろ過して得られた㈲姜吏液を,
既報とは興なるセラミックス担体を含むバイオリアク
ターシステムに供給し,断山系関味液が短期l暑iJで得られ
ることを雑費したヤ・8)。しかしながら,この綱味液の風
味は市販の澱油のものよりかなり劣ることから,本醜造
平成4年10月30日 受理
澱油と同等の品質を得るためには,澱油緒峨の十分な絆
′ト瀬盲をi‘茂樹・久松 絡・松永 正好・山田 哲也
ユ90
嚢分僻と,その清澄液の加熱殺猷1二枚で生じる異臭の生
izedCeranlics(MIC)は,lヨ本ガイシ(株)より拉供され
成を抑制することが必婁であると考えた。さらには,で
た。このMICは,酸処男1(2NHClに〟l軋聞役漬)し,
きるだけ従来の製造二1二勘こ近づけたバイオリアクダーシ
次にアルカリ処挫(2NNaOHに両時i裾浸潰)後水洗を
ステムの構築を検討する必繋がある。ところで,堀津
行い使用した。
ら5・6)が報督したように除菌のため限外ろ過瀾作を行う
と,き離迂絃を力臓殺1暴言しないで樹l]できるが,このろ過
装駁ほ非′附こ高価であり,ろ過効率も悲い。従って実験
室的規模で実施されるもので,実用的ではない。
伝統的な笹子l臓造方法は,開放系でありながら揚油絆
軋 又は馴膵L酸薗以外の微生物汚免は!!…潤となってい
2.傾用薗練と培地
菌枠は,酎塩性酵母Z知肌那加粕叩撒け槻蕗とC〟,!一
成血=脚部清涼の2棟頬を使用した。各酵▲鋸ま10%生掲
げ歯紬,7%グルコース及び8.5%食塩を含む膝油合成
培地(l)H5.0)で:き00c72時間娠とう増産した。
ない。このことから,バイオリアクタ一系に於てむ初期
に酵母濃度が充分に翻ナれば汚染は問題とならない可能
性が商い。また,伝統的な澱冊糸遊方法は複合的な発酵
法であることから,醸造中に絢菌体が自己消化し,即)
3.バイオリアクターの構築及び僚油酵母の固定化
バイオリアクダーの鰍狛ま,Fig,1に示した。発酵原
液ほ殺薗処ガ‡とをしないため50cに冷蔵し,カラムジャ
分解成分が浄油の星味に微妙に離饗していることも考え
ケットには300cの温水を緒堺した。除櫛空気と冷蔵し
られる。従って,発酵前に騰朝闇湖沼の金閣形分を除去
た触殺蘭の発酵原酒闇カラム下郎から送り,エアーリ
することほ絢菌体を除去することになり,膝油の星味に
フト型リアクダーとして使用した。2枕のジャケット付
影響する可能性が十分考えられる。
き円筒型ガ、ラスカラムは,直径(D)4cm,高さ(H)35
本研究では,加熱による鍬箋日二枚や限外ろ過による除
cm,実容械∠iOO血(Il/D8.8)と鑑径(D)4cm,高さ
菌工程を含まず,しかも固形分を含罰する原液でも運脛
(川100cm,実容秩11(壬1/D25)を使用した。装填方法
可能なバイオリアクターシステムの開発を習い,鯉殺蘭
は,カラムを75%エタノールで殺繊処夷l!後,殺菌水で洗
の揚油謂轢から掛川の製造方法を検討した。
浄した。これに加熟殺磯処軋を行ったM王Cを装填した。
このときの担体の装填畿ほH/D8.8のカラムには100
g,‡けD25のカラムには300gであった。三灘の淋をも
実 験 方 法
つMICほ,通気による緒味の緒環を促すため中央の穴
1.担体ネオ料
(0.46×0,92cnl〉を通気継として利用した。酵母を含む
Fig.1に示した様に収状の形をしたMicrobe王Ⅰ¶mObiト
掛Ⅰ憂一合成培地を25王Ⅵl/11で途絶し,岬一日静馴鹿除領空気
MICerilIllk
Fig.1.Scllelllaticdiagramo用1ereaCtOrSyStem・
a:0.46cm,b:0.92cmパ:3.5cm,d:2.Ocm,e:30cminH/D8.8reactoraIld90cminH/D25
reactor.
バイオリアクタ一による漆油来遊法の研究
191
を0.13∼0.15vvmで通気して41引払増発し酵母の閲盤
Capi11aryColum】1(0.53mlⅥⅠ.DX25m)を使用してガ、ス
を行った。
タロマトグラフイーで行った。
d.発酵原液の調製方法
6.官能試験
蒸番犬豆とばい煎ノト安代0:′10,Wルトに郎紳感触
発酵液の官能による評価ほ,醸造技術者9老■による3
頑加を立とする掬磯を棲概して作った澱納掬に食塩漉
一執紆価法で行った優良吋の3段階浮川持とし各々ニi
度が10%になるよう食塩水を加えた澱油緒味ほ,45¢c
点,2点,1慮とし発酵液を糾‡ⅠIiした。
。,,
で′主馴馴ij,次に550cで媚時間の2段階糾鼠で麹の酵素
により分解した。分解した醤油緒味は,圧搾用ろ布で不
実 験 結 果
溶物だけをろ過したもの(発酵原液1)と,その牌油諸
1.発酵生産物に及ぼす滞留時間の影響
味を′卜変の皮だけを取り除く目的で20メッシュふるいで
ろ過したもの(学監酵傍(液2)とに調製した。党灘瀾瀾=
Z.和〟方言gはエタノールと2−フユニルエタノールなど
と2の食塩濃度は13%に,糖濃ぎ変ほグルコトースを添加し
の芳香成分を,C.研削∽滋払ぃはエタノールと′トエチルグ
アヤコールなどのフふノール成分を生産する。これらは
て8.5%に,また,PIiほ乳放でpH5.0に調製した。
滞納の昧や番の盈賽な成分である。これちの酵柑が生産
5.分析方法
するエタノール漉度と,揚油の特徴灘な杏の2−フュエ
食塩漉度は漆油紙験分析法9)に準拠した。還元糟儲は
ルエタノール教及び4−エチルグアヤコール漁をFig.
SomogyトNelson法10),エタノール濃度7)ほ30%sorbitol
2丸 Bに示した。
Z.和∽漬を固定化したII/D25のM王Cを含むリアク
を充填したステンレスカラム(3mmI.DX3】Ⅵ)を使用
してガ、スクロマトグラフィーで定激した。芳香成分11)
ターの場合(Fig.2A),エタノール漉度は,滞留時間
の盤鰍ま,PEG20Mで被覆されたBolldeかFusedSilica
(実容翔を時瀾あたりの発酵原職の送液蔑で除した倦)
︵U
9
2
0
20
40
︵2監〓OU何局っ茸呈㌫一寸
4
1一■−1一■−■
7
80
∴
8
60
∴。
︵ポ〓OU和£山
O
2
40
Resideneelinle(h)
︵∈nd〓0こ再工芯言じむエキN
O
4
20
〓盲\竜U︶mOニ
O
ア
︵ゞ〓Ou和雲山
0
ーむ上2コ∪ニ心U
O
O
8
︼むq∈⊃Uニ心U
O
〓篭\悪鬼こざこ
O
9
2.0
60
Reside11(:e t;m¢(Il)
Fig.2.Effectofresidencetimeonthefomlationofethanoland2・PhcnylethanolbyimmobilizedZ.YOuXii(A),
andoret】1anOland4−ethyl如acolbyi111mObiiizedCパ脚儲滋ぬ(軌
(0):Etha110lconcentration(%),(△):Cellnumbers[log(ce11/m軋(口):2・pllenyIetllanOl(ppnl)and
(房):4−et王1yl郡aiacol(ppm)in‡王/D25reactor.(◎):EthaIlO】concentration(%)inH/D8・8reactor・
Themediumusedwasthesoy・SauCe餌rate(PH5.0)containing13%0仁NaClasdescribedinMate−
rialsandMethods.Thebioreactorswerekeptat300candaeratedatO.08vv乱
小潮古茂樹・久松 施・松永 正好・山田 哲也
192
30時間で2.0%に達し,2−フュエルエタノール駿は,滞
盈0.06vvnlから0.08vvmの問で2.2%に透したが,
留時間Ⅹ昭雄で38ppm生産された。H/D8・8のりアク
ターの場合,エタノール浪皮は同じ滞留時間で1・7%に
0.08vvlll以上ではリアクダー内が好気的環境になりエ
達した。
通気嚢0.04vvnlから0.10vvnlの‡i;jで3∠iから38ppm
C.紺傲戒楠を圃窟化したH/D25のMICを含むリア
クダーの瘍合(Fig.2B),エタノール濃度が,滞留時瀾
生産された。
タノール濃度ほ減少した。2−フユニルエタノール蕊私
C.がβ和α′壷をl責!定化したH/D25のM王Cを含むリア
∠18馴§】で2.0%に述し,4−エチルグアヤコール健は滞灘
ククーの場合(Fig.3B),エタノール濃度は0.0′lvvm
時間48時間で3.7ppm生産された。H/D8・8のリアク
ターの場合,エタノール濃度は同じ滞留時間で1・7%に
から0.08vvmの問で1.9%に適した。4−エチルグアヤ
達した。
:ヨ.0から3.3ppm生産された。固定化リアククーの迎
コール蕊は,通気慮0.04vvmから0.10vvmの‡i隻Jで
胱酵母漉度は,通気蕊来園係なくえれ耽成りアクター
2.発酵生産物に及ぼす通気魔の影響
ではおよそ1×108ce肋niであり,C.紺微減偽リアク
MICの中央部に通気溝を設け,除髄空気をカラム下
ダーではおよそ8×107cell/mlと−下起であった。
部から微螢送りこむリアクターを作成することにより高
3.高さの異なる狙ICリアクターの還鯨性能
粘性を有する鯉殺菌の揚油諸味液(孝紺挙原液2)がリア
クダー内を効率よく循環出来るかどうかの予㈱的検倒せ
高さの輿なるMICを含むリアクタ一に発酵原液1を
行った。ぢ鯛草原液1を滞脚那彗j30【時間の流速でZ.和∽戒
送撤し滞留時間を変えて発酵試験を行った。孝逢酵液のエ
リアクダーに,また滞僧時間服時瀾の流速でC.〃β招か
沼ねリアクターに送液し,通気兇を変化させて発酵洗顔
タノール濃度とエタノール生産性の閣孫ほFig.4に示
したが,両者の問には負の堆=翔が認められた。Z.和∽誼
を行った。Z.和∽戒を圃射ヒしたH/D25のMICを含
を固定化したリアクタ…の場合(Fig.∠1A),エタノール
むリアクターの場合(Fig∴うA),エタノール漉度は通気
漉鹿2%時のエタノールの生産性ほ,H/D8.8のリアク
苫屋毒気琶老君ニ
0▲08
0
0
2
0.06
︵ゞ〓Ou付票u
4
n﹀
0.04
︵∈dd〓OE遥芯芯u羞dlN
︵ゞ〓OU望±山
0.02
0.10
Airf10Wrate(VVrn)
0,02
0.04 0.06 0.OB O・10
A好一10Wrate(vvm)
Fig.3.Effectofair−nOW−rateOntheformationsofe血noland2−phenylethanoifermentationbyimmobilizedZ・
γOIJ∬ダブ(A),andofethanoland小et‡lylguaiacolbyimnlOb辻izedC・膵傲感触(臥
(0):EthanoIconcentration(%),(△):Cellnumbers[log(ce11/ml)],
(D):2−Phenylethanol(ppm)and(郎:小飢h弛uaiaco=ppm)′
Thebioreactors(H/D25)immobilizedZ.rutEXiiandimrnobilizedC.yersatiliswerekeptat30Ocand
attllereSidencetimeof30llOurand48hour,reSpeCtively.
バイオリアククーによる膝油製造法の研究
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︵Tモも︶ちこ貞 ︼ む 等 身 遥 U n p ¢ よ
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1.0 1.5
2,0
2.5
W
5
八V
EthilnOI亡Om亡e暮Ilralio‡l(%)
Fig.4.RelationsbetweenethanoIco】−Centrationandpro−
ductivityofethanolonthebioreactorwithMIC
193
発酵液と比べー星味において政務され,市販浄油に近い風
味を有することが醸造技術者9名による官能試験で判愛
された。
考
察
麗径が同じ高さことなるリアクターを同じ滞脚醐ほ
なるように発酵原液を送り孝邑絆させた場合,線速度はカ
ラム庚に依存するためH/D25リアクターの線速度は,
‡けD8.8リアクターのおよそ2,5依の速度になる。その
ためカラム内での液液交換が王i/D8.8リアクダーより
も円滑に進み,閲磁化酵母と新鮮な発酵原液との接触面
immobilizedZ.rouxii(A)andC.veysalilis(B).
(0):EthanoIconcentration(%)inH/D25reac・ 轍が増大し,王i/D25リアクターの方が商いエタノール
tor,(◎):EthanoIconcentration(%)inH/D臥8 生産性を示したと考えられる。さらに,H/D25のリア
reactor.Tlle COmdition of bioreactor was de−
クターの舟がH/D8,8のリアクターよりも充填された
scribedin Fig.2.The bioreactor waslくept at
300candaeratedatO.08vv肌
セラミックスの嚢両種が大きいため固定化酵母の総数が
多くなった。そのため発酵原液と酵母の接触面穐が多く
なり,H/D比の商いリアククーの方が商いエタノール
ターでは0.27gルll…1であり,H/D25のリアクダーで
は0.67gルh…1であったことより,後者ほ前者の2・5倍
生産性せ関鳶と考えられる。
MICを装填したH/D25のえ柁闇滋間髪化リアク
の生産性を示した。
ダーとC.据撒ぬ施=乱売化リアクターで発酵された醤油
山方㌧Cパ脚相加なを間遠化した場合(Fig・4B),エタ
ノール浪皮2%時のエタノールの生敵性は,H/D8・8の
緒味の発酵液を圧搾し調合した澱油株制味液は,除菌清
リアクターでほ0.12g/l・h山lであり,H/D25のリアク
いて改善され,市販澱淋二近い風味を覇することが醜遊
ダーでは0.48gハ・h血1であった。この場合,後者は前
技術者9餐lによる′銅巨試験で判定された。
者の4倍の生産性を示した。
澄液の発酵液を閣僚した薗油梯綱味儲と比べ,里味にお
以上より,MICを装填したエアーリフト型バイオリ
アクターシステムを用いれば商粘性を有する無殺菌の澱
4.諸味発酵液の官能拭験
油諸味液の適続発酵が可能であることが分かった。すな
わち琢油維慄を圧掩綾㍉除憾ろ過し,得られた清澄液を
通気盈を0.08vvmとしたとき,下部からの空気浮上
を利用して粘性の商い漆油諸味獅草原液がリアククー内
発酵原液として使用する方法5・6)に絞べ鯉殺蘭の僚油諸
を充分に循環することを汲めた。そこで乙川胤蔚を固
味を発願原職として使用する方法は,時瀾魔㈲㍉ 網ほ摘
定化したH/D25のMiCを含むリアクタ一にほ滞留時
減及び溺漕錮棚卸を■町能とすることから,より実用度の商
抒昭0時間の流速で,仙一方,C,紺撒頭偽を椿1走化した
い方法と考えられる。
Il/D25のMICを含むリアクダーには滞留時間媚l呼聞
の流速で被油緒昧獅草原液を送液し,およそ−ケ月間連
続発酵髄脳夜行った。両酵隠固定化リアクダーの発酵液
中のエタノール濃度は約2%であった。その発酵液は圧
搾ろ過後,各々の萎を酵絃を4−エチルダアヤコールの螢
が敢適確12)とされる1から3ppmになるよう尊敬ずつ
混合し火入れ処理(800c適温)後官能試験に供した。官
能試験の練乳調合した馴b械柳船級ほ,除献創設液の
文
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