生活支援ロボットの安心感: 病院内見守り、生体計測機能

生活支援ロボットの安心感:
病院内見守り、生体計測機能
木室
分 野
知覚情報処理
知能ロボティクス
キーワード
松原
家永
情報工学部 情報システム工学科 教授 木室 義彦
松原 裕之
ロボット、環境情報構造化、
情報工学部 情報工学科 准教授 家永 貴史
GIS、R-GIS
講師 研究概要
1.研究背景
生活支援ロボットの導入が期待されているが、ロボットに対する安全、安心感が十分ではなく、
社会への導入が進んでいない。ロボットの安全性や利便性を高めると同時に、安心感を与えるロ
ボット技術が求められている。
2.研究内容
本研究では、生活支援ロボットとして、見守り機能を有する車いすロボットに着目し、ロボット
搭乗者の生体計測サービスや移動支援サービスを実現するための各種要素技術を開発するとともに、
実証実験を進めている。
情報システム工学科
図 1:患者見守りシステムの概念 写真1:見守り車いすロボットデモ風景
左上:見守り車いすロボットに搭乗している被験者
右下:R-GIS システム画面と生体情報表示画面
ロボット用地理空間情報システム(R-GIS)や無線運動・
生体計測装置を用い、見守りサービスを実現 3.プロジェクト実績
コンセント型見守りサービスロボットの開発 ,ロジカルプロダクト,九州大学,福岡工業大学,
九州先端科学技術研究所,福岡県ロボット産業振興会議「ロボット技術実用化事業」2012.
参考文献
" 快適な搭乗型ロボットの実現に向けた取り組み ", 計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会 (SSI2014),
SS14-6, 2014.
利点・特徴
応用分野
患者の生体情報と現在位置を同時に収集し、医師や看護師などに提示することが
できる。
人体を拘束しない生体計測装置と地図情報(GIS)を融合させる情報システム
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