防災会議 - 危機管理課

第3編
第1章
第1
災害応急対策計画
防災組織
防災会議
1
県防災会議
県の地域に係る防災に関し、国、地方公共団体及びその他の公共機関が処理しなければ
ならない事務又は業務について総合的かつ計画的な運営を図るため、災害対策基本法に基
づき県の附属機関として設置されており、災害発生時の情報の収集、各機関の実施する災
害応急対策等の連絡調整、非常災害時における緊急措置に関する計画の作成及び実施の推
進を図る。
2
市町村防災会議
市町村の地域に係る防災に関し、当該市町村の業務を中心に、当該市町村区域内の公共
的団体その他関係団体の業務を包含する防災の総合的かつ計画的な運営を図るため、災害
対策基本法に基づき市町村の附属機関として設置されている。
(資
料)
・岡山県防災会議委員・幹事名簿
第2
(資料編第15−1)
防災体制
防災関係機関は、災害の発生防禦及び拡大防止について、迅速かつ実効ある措置を実施
するための体制について定め、防災関係機関の相互の連絡体制を確立し、的確な災害応急
活動を行う。
1
県の防災組織と防災体制
県の地域に災害が発生し、又は発生のおそれがある場合で、知事が必要と認めるときは、
災害対策基本法の規定により県災害対策本部(非常体制)を設置し、災害発生のおそれが
解消し、又は災害応急対策がおおむね完了したと認められるときは、これを廃止する。
また、非常体制に至るまでの体制としては、気象又は事故災害等の状況に応じて、注意
体制、警戒体制、特別警戒体制に区分し対処することとして、非常参集体制の整備、活動
マニュアルの作成等防災活動に即応できるよう定める。
(1)
注意体制
地方気象台から気象業務法に基づく注意報が発表されたとき、又は大規模な事故災害の
発生するおそれのあるときは、岡山県災害対策実施要綱等に基づいて設置する体制で、主
として情報収集及び連絡活動を行い、状況により更に上位の体制に迅速に移行しうる体制
とする。
(2)
警戒体制
気象業務法に基づく警報が発表されたとき、又は重大な事故災害が発生したとき、岡山
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県災害対策実施要綱等に基づいて設置する体制で、情報収集、連絡活動、災害予防及び災
害応急措置を実施するとともに、状況により更に上位の体制に迅速に移行しうる体制とす
る。
(3)
特別警戒体制
警戒体制時において、気象や河川の状況等により、相当規模の災害発生が予測されると
き、岡山県災害対策実施要綱等に基づき設置する体制で、情報収集、連絡活動、災害予防
及び災害応急対策を実施するとともに、事態の推移に伴い直ちに非常体制に切り替えうる
体制とする。
(4)
非常体制
県下に大規模な災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、水防活動、災害救助、
その他緊急措置及び災害応急復旧等を実施するための防災活動業務を開始する必要がある
とき、岡山県災害対策本部条例及び岡山県災害対策本部規程等に基づいて、岡山県災害対
策本部、岡山県現地災害対策本部及び地方災害対策本部を設置して対応する体制とする。
(ア)県災害対策本部の設置
県災害対策本部は、次の状況下で、県下に大規模な災害が発生し、又は発生するおそ
れがある場合に設置する。
ア)県下に暴風、大雨、洪水、高潮又は津波の警報が発表されたとき。
イ)警報発表の有無にかかわらず、局地的な豪雨等により現に災害が発生したとき。
ウ)豪雪による災害が発生し、又は発生が予測されるとき。
エ)県下に大規模な火災又は爆発が発生したとき。
オ)県下に有害物質等直接大規模な災害を誘発する物質の大量の放出、又は多数の者の
遭難を伴う列車、航空機、船舶等の事故その他重大な事故が発生したとき。
(イ)県現地災害対策本部の設置
県現地災害対策本部は、相当規模の災害が発生し、知事が必要と認めたときに設置す
る。
(ウ)地方災害対策本部の設置
地方災害対策本部は、特定の区域に係る災害対策を実施するため、岡山県災害対策本
部規程等に基づいて、当該地区を所管する県民局に設置する。
(エ)県本部、県現地本部及び県地方本部の運営方法等
県本部、県現地本部及び県地方本部の運営方法、体制、勤務時間外における職員の動
員方法は、岡山県災害対策本部条例、岡山県災害対策本部規程及び岡山県災害対策実施
要綱等の定めるところによる。
(オ)国との連絡調整
県本部は、国の非常災害(又は緊急災害)現地対策本部と連絡調整をし、国が実施す
る対策と整合を図りながら応急対策を行うものとする。
(5) 非常時における職務代理者
(ア)本庁の措置
知事に事故がある場合の職務代理者は次のとおりとする。
第1位
副知事
第2位
総務部危機管理監
(イ)県民局の措置
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第3位
危機管理課長
局長に事故がある場合の職務代理者は次のとおりとする。
第1位
2
次長
第2位
地域防災監
第3位
協働推進室長
市町村の防災組織
(1) 市町村の地域内に災害が発生し、又は発生するおそれがある場合で、市町村長が必要
と認めるときは、災害対策基本法の規定により、市町村地域防災計画に定める災害対策
本部を設置し、災害発生のおそれが解消し、又は災害応急対策がおおむね完了したと認
めたときは、これを廃止する。
(2) 市町村災害対策本部の運営方法、非常体制、勤務時間外等における職員の動員方法等
については、防災活動に即応できるよう定める。
(3) 災害対策本部の設置に至るまでの活動体制についても、市町村の実態に応じて非常参
集体制の整備、活動マニュアルの作成等防災活動に即応できるよう体制の整備について
定める。
3
指定地方行政機関の防災組織
(1) 関係地域内に災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、状況に応じた
防災活動を実施するために、必要な災害対策本部等の防災組織を設置する。
(2) 防災組織の運営方法、職員の非常参集体制の整備、活動マニュアルの作成等、防災活
動に即応できるよう定める。
4
指定公共機関及び指定地方公共機関の防災組織
3に準ずる
5
その他の機関
(1) 防災関係機関は、自ら管理する施設に係る災害が発生したときは、速やかに職員の非
常参集、情報収集体制の確立及び対策本部設置等必要な体制をとる。
(2) その他、3に準ずる。
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