Cisco UCS C シリーズラック サーバ(単独サーバとして利用する場合)の

Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ(単独サーバとして利用する場合)の管理
概要
Cisco Public
Cisco UCS C シリーズ
ラック サーバ(単独サーバ
として利用する場合)の管理
メリット




スタンドアロン(単独構成)の
Cisco UCS C シリーズおよび
E シリーズ サーバのリモート監視の
簡素化
レコーダーとチャット機能を持った
仮想(リモート)KVM、
クラッシュ キャプチャとブート
キャプチャ、RAID コントローラの
設定などの高度な管理機能
サードパーティ製運用管理ツールや
Cisco IMC Supervisor と統合可能
物理および論理インターフェイスの
統合された標準ベースの管理
© 2016 Cisco and/or its affiliates.All rights reserved.
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバは、ラックマウント フォーム ファクタにユニファイド コン
ピューティングの革新性を取り入れたものです。スタンドアロン(単独)で使用することも、Cisco
Unified Computing System™(Cisco UCS)に統合して使用することもできるのはこのシリーズのサー
バのみです。スタンドアロン サーバとして使用する場合は、サーバに標準搭載されている Cisco® 統
合管理コントローラ(IMC)を使用してシステムを管理できます。Cisco IMC は、電力状態やファー
ムウェア リビジョンからリモートのキーボード、ビデオ、マウス(KVM)デバイスまで、サーバ管
理のあらゆる側面へのネットワークベースのアクセスを提供する統合管理ソフトウェアです。
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバのスタンドアロン サーバとしても Cisco UCS の一部とし
ても管理できる柔軟性は、多くの組織にとって大きな魅力です。また、Cisco UCS C シリーズ
ラック サーバの高い I/O 帯域幅、大容量メモリ構成のサポート、大容量内蔵ディスクも大きな特
徴です。
柔軟な標準ベースのスタンドアロン サーバ管理
Cisco UCS C シリーズ サーバをスタンドアロンで構築、利用する場合には、柔軟性に優れた標準
ベースの管理インターフェイス セットが用意されています。これらのインターフェイスにより、
組織は異種混在環境のデータセンターでシスコ サーバの革新的な機能を活用できます。Cisco IMC
には、リモート KVM デバイス、電力状態、ファームウェア リビジョンなど、サーバの制御と更新
に必要なツールが用意されています。Cisco IMC は、インテリジェント プラットフォーム管理イン
ターフェイス バージョン 2(IPMI v2)、Simple Network Management Protocol バージョン 2 および 3
(SNMP v2 および v3)、オープン Extensible Markup Language(XML)API、コマンドライン イン
ターフェイス(CLI)などの業界標準プロトコルをサポートします。
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ(単独サーバとして利用する場合)の管理
概要
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物理管理インターフェイス
Cisco UCS C シリーズ サーバは、インバンドまたはアウトオブバンドの
ツールおよび直接アクセスできる 3 種類の管理インターフェイスを提供
します。

Cisco IMC へのイーサネット ネットワーク アクセス(WebUI、CLI、
および XML API)

サードパーティ製ツールによる、インバンドのデータ プレーン接続経
由のエージェントおよびエージェントレス管理

ビデオ、USB(USB CD/DVD ドライブから起動可能)、シリアル コ
ンソールアクセス用の前面または背面パネル アクセス
図 1. 物理および論理管理インターフェイスを使用した Cisco UCS ラック サーバの管理
IPMI v2:サードパーティ製ツールを使用したアウトオブバンド管理をサ
ポートします。これを利用できるツールは、商用エンタープライズ管理シ
ステムや ipmitool などのオープンソースです。IPMI を使用すると、これ
らのツールで電力状態を管理したり、温度、ファンの速度、電源の電圧、
電力のセンサーを通じて動作パラメータを監視したりできます。
SNMP v2 および v3:サードパーティ製ツールを使用したアウトオブバン
ド管理をサポートします。これを利用できるツールは、SNMP を使用して
システム ステータス変数を監視したり、ステータスが事前に定義された
範囲から外れた場合に SNMP トラップを受信するネットワーク管理ツー
ルです。
オープン XML API:Cisco IMC はオープン XML API をサポートします。
オープン XML API を使用すると、この文書の後半の「Cisco IMC の特長と
機能」で説明するすべての機能にサードパーティ製ソフトウェアからアク
セスできます。
コマンドライン インターフェイス:CLI には、Cisco IMC へのセキュア
シェル(SSH)接続を介してアクセスできます。このインターフェイスで
も、管理者はサーバの制御や管理作業を実行できます。また、設定タスク
をスクリプト化することで、多数のサーバに対して、まとめて確実に設定
タスクを再現できます。
Web ユーザ インターフェイス:標準的な Web ブラウザを使用したアウ
トオブバンド管理をサポートします。サーバ マネジメント、リモート
KVM、仮想メディア、管理の機能があります。
論理管理インターフェイス
Cisco IMC は、サーバのマザーボード上に実装された管理コントローラ
(BMC)で実行され、サーバのネットワーク管理ポートからアクセスで
きます。標準管理プロトコル、コマンドライン インターフェイス
(CLI)、Web ベースのインターフェイスを通じてアクセスできるアウト
オブバンド管理を提供します。
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
サーバ管理には、電源管理、サーバのリセット、コンポーネント イン
ベントリ、イベント ロギングなどが含まれます。

仮想メディアは、CD ドライブや DVD ドライブなど周辺機器が直接サーバ
に接続されているかのように認識、表示されます。このため、OS やアプリ
ケーション ソフトウェアをリモートから簡単にインストールできます。

リモート KVM 機能により、管理者はリモートからでもサーバに物理的
に接続されているときと同じレベルの制御(コンソール ビデオなど)
を利用できます。
エンタープライズ管理ツールを使用して管理する
サードパーティ製の管理ツールは、一般的にインバンドとアウトオブバン
ドの管理手法を組み合わせて用意しており、Cisco UCS C シリーズ サー
バはどちらの管理手法もサポートしています。
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概要
Cisco Public

サーバの起動順序の設定

Cisco 仮想インターフェイス カード(VIC)の設定

ネットワーク インターフェイス カード(NIC)プロパティ、IPv4、
VLAN、ネットワーク セキュリティなどのネットワーク関連の設定

HTTP、SSH、IPMI Over LAN などの通信サービスの設定

ローカル ユーザ アカウントの作成および管理と LDAP や Microsoft
Active Directory などの外部の認証および許可システムへの接続

サーバの電源オン、電源オフ、電源の再投入、リセット、およびシャットダウン

ロケータ(場所を示す) LED の点灯

サーバのプロパティとセンサーの表示

証明書の管理
Cisco IMC の特長と機能

システム ファームウェアの更新
Cisco IMC により、管理者はユーザ単位で簡単に定義できるロールベー
スのアクセスを使用して次のサーバ タスクを実行できます。

障害、アラーム、およびサーバのステータスのモニタ


インバンド管理は、サーバのデータ ネットワーク接続を通じて実行
します。ツールによって使用されている手法はさまざまで、ホスト
のオペレーティング システムとのやりとりにエージェントを使用す
るものもあれば、使用しないものもあります。インバンド管理で
は、OS ベースの管理ツールとの相互動作が可能であり、インベント
リ、パフォーマンス管理、トラブルシューティング、OS およびイン
ターフェイスのプロビジョニングなどのタスクを実行できます。
Altiris Deployment Solution、BMC BladeLogic、CA Spectrum、
HP IT Performance Suite、IBM Tivoli、Nagios、Microsoft System
Center などのアウトオブバンド管理ツールは、ネットワーク管理
ポートの Cisco IMC インターフェイスを使用可能です。これらの
ツールは一般に、IPMI、SNMP、またはオープン XML API を使用し
てサーバとやりとりします。

レコーダーとチャット機能を持った仮想(リモート)KVM

クラッシュ キャプチャとブート キャプチャ

RAID コントローラの構成

サーバ BIOS 設定の管理
関連情報
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバに関するページと Cisco
IMC Supervisor に関するページを参照してください。
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