早期妊娠の吸 一、緒 言 現在我國に於ける母性保護並びに人口問題に 和二九年度の統計に依れば、届出中絶数一、一 闘達したる人工妊娠中総数は著しく増加し、昭 四三、〇〇〇件を累し、肯増加の傾向にありと 鋼わる。従って我々臨酢聾に於いても手術例中 之が其の大串を占めて居る現歌であり、其の障 碍例も年々滅少しありと雖も二九年晋一表の母性 保護替報に依れば、調査例数一〇八、〇五五例 中、四、一回〇例、即ち竺・八部に建し、此の 障碍例中最も多きは出血にして子宮棄管或いは 子宮壁の損傷に依るものと弐われて居る。亦中 絶時期にっいては漸次早期中絶の方向に傾き、 その八二部が妊娠三ケ月までに施術せられて居 る。然るに早期妊娠の中絶法の改真に釜っては 多少の進歩を見たるのみなるも、佐々木氏︵昭 三〇年︶の吸引除去法の我我は特筆すべきもの なり、次で同年小山田氏の疸試農夫を見たるも 今日伺一般に普及するに至らず。私も亦吸引中 中絶法 三富7津市・紀子病院 4 % % ♂ ン 紀 早 正 生 I 4‘” ’9fhttp://www.7777y49yrl. 、 、 ’ ″f ダ♂s み作用し、絨毛、騰落膜の吸引除去は困難とな り、却って出血を助長し、凝血に依り吸引管を を子宮腔内に乖加すれば親衛作用に依り吸引對 閉塞するの結果となる。之が解決策として浹醤 原物は壁より剥難し易く且つ吸引除去容易なる の理を知り、吸引管を二篤管として外管は注水 用、内管は吸引管とする事に着忽せり。而して を伴うものにして、二重管のみならず先端に向 この吸引管の製作には職人の製作技術上の困難 曲を有し、内管腔が可及的に炭く、外管は通水 うに従いて細く、且つヘガール攘張器相富の脊 に充分であり、且つ発憤として最も細く仕上げ ると云う一見矛盾した修作を克服するにありた のにて可なるも、私は責敏用として特別に製作 ︵イ︶電動吸引装置 之はメーター付市販のも Ξ、吸引妊娠中絶装置の構造 び其の着想を雙え吸引力の檜大には電動吸引装 とする事あるため、四分ご馬力﹁イyダタシ・ 知り之が賞現のため、宮地の警察器械製作技師 高倉努氏の熱心なる協力に依り漸く製作の軌逍 置の陰悪の利用と緩衝旅の子宮路内注加の。笑を にのり、斂に登表の吸引管及び装置を製作し得 算上四秒にてI、〇〇〇粍の容積が陰雁皮七五 ーターと同一として一分間一、四〇〇麺棒、計 置は吸引力源を電動式吸引装置に求め、この吸 〇粍となる如く設計せるものを選べり。亦可 ン﹂41ターのものとし、ポyプの廻韓藍はモ 吸引除去せんとする目的のものであるが、私の 引力を替を通じて子宮腔に休場して子宮内容を め、吸引安全瓶はI〇〇耗容1:のものとした は子宮内容物を充分に隅々まで除去排出し得ざ ーi’・スイッチ附とせり。 ︵富麗参照︶ り。且つ衛者自在に可動又は停止し得る如くフ 敬引両に核着すれば、其の吸引力は于賞壁にの る事の打開方法である。即ち子宮壁が吸引替の 最も困難と感じたる事は単なる吸引管のみにて 動時直ちに子宮腔内に吸引力を登揮せしむるた るに至った。今日私の考按使用して居る吸引装 したるものを使用せり。張力なる吸引力を必要 値少く︸時此の研究を放棄せることあるも、再 訣鮎多く、吸引法草稿にては中絶法としての價 を知り意を張くせり。然れども此の方法には肯 に於いて前配膳氏の隻表あり先賢者の協力ある 験せる所、充分なる成果を皐げ得ず、亦その閲 ラス管、金腸管等の種々なる器具を製作して賞 吸引除去方法としてピ。︲’Iル管、ゴム替、ガ 二、*器考接の纒儡 御追試を。乞わんとす。 舎し諸賢の御批判を仰ぎ、且つこの吸引装置の l ︱ 絶浹’は従来の掻罠法に比し優れたるものありと 考え、かねてよh’之が改良に努め、今日比較的 引 SM'群佃を報 利用價傭ありと考えられる装置を製作し、其の 貰駿例七屑二例4算うる刄重s"‘ ・5) _盛JJ!虹_(産科と据人科・31 1 ・・゜り ’ :゛?’Jや゛’?/’y`……………・’j.. i’IS l i……’ 1‘I.,・-゛t.・ 1・,・蜀 ・!I・一一l ・.・.・゛?'..li・.j・・,……l.".・!.・・. ロ部は二糎直狸にして`ンセントを接着し吸 三〇〇耗容量の球駄ガラス瓶とせり。前方の開 して且つ操作上、最少容量が便宜なるため、 し得られ手術中容易に排出内容物を建具可能に 頌管不正隆起等のため吸引管の挿入困飴なる場 ︵ホ︶ネラトンカテーテル︵九栽︶ 若し子宮 を軽く機罠し得らる。︵第一、二回参照︶ る図形なるため前方の脊曲を利用して子宮腔面 挿入は容易にして、先端は鈍匙禄の厚さを有す 饌張器にて九粍乃至九・五粍大に挟張すれば、 管はへぎIル同型なるため子宮頌管をヘガール し、球瓶に容易に接着し得る如く股計せり。外 〇糎の高所に懸垂せるイルyガートルより下垂 着せしひ。更に吸引管の柱液小管は六〇乃至七 し、他側の球瓶ロは=yセyトにて吸引管と接 吸引安全瓶より出る吸引ゴム管を、球瓶に連結 を生ずる如く定置して権者に近き一側に置き、 イッチを踏めば直ちに陰撚二〇〇乃至一五〇粍 こ五瓦の静汪とせり。電動吸引器のフートス す。麻酔は最少量にて私は金例に〇・二乃至○ 必要器具の煮沸消毒を夥れぱ武の順序に操作 四、責駿方法 す。此の吸引貯槽瓶は球歌なるため三〇〇姥の 串量即ち一五〇姥を貯溜し得。亦吸引ゴム管は 細く且つ柔軟なるものを選べり。操作上好都合 む二二二:::こ二Ξ) (董料と嫁人料・31・5) (440)S4. を齢し、吸引管の外壁管絃入口に春名に建結し 引管と容易に接続し得られ、叉此の部の反對 合に使用するものにして、第三圖の如く、基部 せるゴム管と連結せしむ。斯して吸引管を子宮 管の排出口より牽引披去す。 側には球の中心より出るガラス小管を貫通せし を輪状節より七粍の部にて結集し置き、それよ め、之よりゴム管にて吸引装置の安全瓶に癌結 り末端は切除し、鈍尖歌となしたるものなり。 なり。 ︵ハ︶逞流用イルリガーー‘︲ル 市販の五〇〇耗 端が子宮内壁に粧く接する如く球罵を前後に移 クを緩め、且つ吸引器を可動せしめ吸引管の先 ガラス製のものを利用し、之に比較的細きゴム 管を連結し、其のゴム管の末端には小tUgMZ! のを挿入すれば容易な’9.次でネラトンは吸引 頌皆に挿入して子宮腔に建すれば注液管のコッ 奪・ Ξ 図 得る如くせり。 ガール挟張器と殆んど同型仝優一九糎の二’気管 ︵ニ︶吸引管 吸引管の構造は真鯖製にしてヘ とし、先端の吸引ロ面は脊曲の方向と外角度六 〇度の傾斜を有して開ロす。外狸七粍、内径六 ・二粍なり。 にて外憚九粍なり。吸引ロより約三粍の外側に 先端より基部に向いて漸次太さを増し中央部 環状に配列せる十個の小孔︵一・五粍大︶を作 は先端より一五糎の右外側に注液の注入小管を り、外壁管よりの潅注液を噴出せしむ。外壁管 設け、之は前記ぜム管にて高所のイルリガート t 二 図 謔た=ニニ公 吸引管の頌管内挿入に困難なる時、之を内診に ルに接綾す。基部の排出口部はコンセントを有 牙 一 図 挿入し、吸引ロ部を輪駄節部にて閉鎧したるも ︵ロ︶吸引貯捕球瓶 術者自身の片乎にて把握 第一圖 場合は前記ネラトンカテーテルを底用すれば容 排出せしむ。若し吸引管の厩管内挿入困難なる 〇〇乃至一五〇粍に復せしめ小凝血、脆落膜を 上昇せしめ、絨毛の吸出を計れり。吸出後は二 る時は陰雁皮を一時的に四〇〇乃至五〇〇粍に 判斯せる時、或いは数秒吸引せるも吸出し得ざ で眼引せらるiも絨毛大にして排出困難なりと 吸引最初に大多数例に於いて絨毛は一塊となり りて、同時に子宮内容物を吸出し得るものなり。 現すると同様の要價にて、子宮内面を掻廼しあ 了として術を終る。従ってキ`Iレッ”・にて掻 吸出演は著しく赤色を滅ずるため内容物除去完 を更に二回行えば内容物は殆んど排出せられ、 一塊として一度に吸出せられ、次で同様の操作 動せしめっs、内路面を一周すれば先づ絨毛は 其の各週の一部を掲載することsせり。成績表 瞼例数多きため紙数の都合上金賞瞼例表より、 池中他の操作を行いたる時間は之を舎まず。責 秤にて定量せり、時間は吸引時間のみ記載し、 毛球のみを取り出し、更に水分を幄く取り去り 物を次を掻れる白色の談盆中に浮游せしめ、絨 之に加算せり。絨毛は金網中にて水洗せる内容 せり。又錯子併用キューいット使用時の出血も て淵y 網目の椚付金網に。て濾通し、メートルグラスに る成績にして、出血漿は吸引除去内容物を二粍 淵定せり。この賞験例は止血剤を全く使用せざ 週期を考慮せず。子宮腔長は必ず頌管撰張前に 例なり。週数は最終月経に依りて算定し、月経 婦にして未産婦は比較的少数にして俵かに一八 例は除外し従来の掻拠法に依れり。殆んど靫鳶 早し。 従って麻酔による危険全く少く、患者の髪際 速度とせり。 1111Ir﹃rI 易に挿入し得らる。叉経産婦にして子宮頌管の は貰瞼例七四一例より算出せるものなり。 責施し得られ私は殆んど全例にラポナール○・ は更に滅小す。 在八粍吸引骨の試作中にて膨用に成功せば襖張 押入に際しての不慮の危険防止のためなり。現 張せり。之可及的頭骨の裂傷0懐防及び吸引骨 り。鱗張の必要を認めざる場合も必ず順序に攘 中間観数を製作せしめたるヘガールを使用せ し、エム・=aナ桐の大観よりI〇観閲に更に にて充分にして、且つ子宮頌骨の皺裂を顧慮 るため子宮頭骨挟張は九粍乃至九・五粍の襖張 〇粍骨を使用せるも、後半例は九粍骨を使用せ 去の可否判定も行うなり6前半例に於いてはI の測定は、最も重要にして之により草稿吸引除 ︵ニ︶ 子宮蔡管規張最終月経及び子宮腔長 する時期は、概ね本法の適用範團と考えられ 第一一週迄に貪慾せられるため、これに相営 推考の如く一般妊娠中絶の時期の大半以上は、 て中津氏︵七〇・四%︶棄川氏︵七四%︶の 宮腔一丁八四糎︶迄は充分に利用し得。而し 所期の目的を建し得。かくすれば第一二週︵子 週以後のものは針子にて絨毛除去後吸引すれば 六二糎︶以後は東武鈴子併用例多く、第一一 て貪施し得られるも第一〇週︵子宮腔一〇・ 約一〇・一糎迄は鱈子併用の必要少く草稿に ︵ハ︶ 維用妊娠週徽 妊娠第九週即ち子宮腔 喀’開せるものにてはヘガール攘張の必要を認め 六、考按及び自己批判 ム等の如き着色なぎため脆色の要なく、衣服の ルト︶を使用すれば殺菌勁果礦く`Iキ″クロ し、腔は五〇〇倍メルフ‘ノール︵ソヂウムハ ”’。49Ugbt4tzフエ イ““t0999︲4︲ ︵イ︶ 外陰の消毒 はタレソール旅洗膝と SR’Q4 4S4’差し引きて出血量と ざるものあり。絨毛大にして吸引除去困難なる。 場合は、先に小針子にて除去したる後吸引管を 使用すれば他の内容物は容易に吸出せらる’資 本費瞼例中前半例に於いては操作の未熟及ぴ器 具の不備により遺陵例多きも、最近例にては逍 殖少くキゝIレットの操索を必要とせざるに蚕 汚染を萬めず。 昨年五月より本年二月に至る聞に於ける責駿 二乃至〇・一五の那注にて比較的安静に施術し ︵ロ︶ 麻酔 本法に於ける麻酔は最少量にて 例数七一二例にして、瑞恵逍数を考え週搾的に 得られたり。独尉速度は一般の注射時と同様の 五、貴翰成績 責験せるものにして、最初より不瑞と思わるs 5) 31・ と婦人科・ 35(441) (蛮科 ゛'.'..゛.………7 rT:クダ1之(`¨白j……7Jj` 響凱 (昌。愚) 一 6 24 74 257 429 518 522 567 660 721 | ー『 0.Z 0.15 0.2 0.2 0.15 0.2 0.2 0.15 0.15 0.2 S,8 S。5 9.5 8.7 9.2 9.5 9.0 8.1 9.0 8.3 讐 間 間 0.3 0.5 0.2 0.1 0.6 0.2 0.8 0.a 0.4 1.4 6 11 4 3 4 8 13 5 2 1(y 65 恥 S5 55 御 考 宋産剱 詞 60 S5 4S 58 63 参観(jSrナjtレ) 酷間 間 1『 a.2 10.5 9.0 0.2 10.0 0.15 0.2 11.0 10.3 0.2 0.15 9.8 9.6 0.2 10.1 0.18 9.5 0.2 10.8 0.2 7 19 58 撫 364 394 492 S38 542 7加 'lyi '.・ T 2.4 4S 15 18 23 59 20 12 ’17 27 32 5.0 3.4 10.0 4.2 2.3 3.6 2.0 4.9 3.0 75 帥 50 醇 65 55 60 63 60 槌 ・7y"・:ニヽ=゛/1 こくi 。。i。 ブ1釘 紺于併用 ]j ]1 ]詣 \j 妊娠第6逓 峰 酔 (ラボナール) 毒茸 一 l j 0,2 0.15 0.工5 0.15 1.Z 0.2 0.2 ’0.15 0.15 0.15 166 281 一) 564 572 648 7的 餌擬餌持遁 ーF S.8 9.S 9.8 8.2 9.0 9.0 8.5 10,5 9.0 き.5 懇 間 間 1.S I.2 2.9 Q.4 1.吝 1.2 0j 2.9 0.7 0.S 7 5 1S 9 12 15、 8 11 5 9 SQ 63 45 67 叫 7a 備 考 少量遣残 63 75 50 昴 麻 酔 参観 (ラボナール) 9 18 63 1駆 お3 511 S74 610 64{) 718 1F 暦 蘭間 10.0 0.2 10.5 0.15 11.0 0.2 0.2 9.8 10.8 0.2 11.2 0.2 (}.15 10.6 n,0 0.2 10.3 0.2 10.5 0.2 22 19 42 16 38 42 27 53 Z4 49 5.0 9.0 12.5 7.4 8.7 10.2 2.9 9.7 4.2 4.9 ヨ 偉 考 75 60 4卜 占 、,X,啼 峻子併用 ……で゛ S5 65 跨 二こ 雄子併川 一 63 65 万頃 78 ジ纒t-J 涌 60 披張申出血多し づ 65 \1 j 妊娠傷7遣 番敦 (昌。具) 一 11 31 106 1 219 444 561 666 639 671 6郭 0.2 0.15 0.2 0.2 0.15 0.ヱ5 0.15 0.2 0.2 0.2 妊概第11週 7 9.5 9.0 8.9 9.8 1Q.0 10.2 9.8 9.2 8.5 9.5 胎間 間 3.5 1.6 2.S 2.0 3.a l.9 2、0 0.8 0.7 0.5 7 18 11 9 33 15 7 6 12 3- 檜 考 薯植 (昌。愚) 酪 63 肺 65 70 騎 63 65 騎 ?5 0.2 0.2 0,2 0.1S 0.2 0.2 0,2 0.2 0.15 0.2 IS 49 篇5 243 490 528 S86 636 711 7籾 少量遣残 1F 讐 間 間 “ ` 1 10.2 11.5 12.0 10.4 3.0 11.0 12.0 U.0 9.8 10.5 10、7 7.5 90 10 25 12S 15 3 匈 30 誕 58 43 8.5 14.4 5.0 12.0 9.9 3.4 S.0 7.5 60 ::;; /1 80 75 83 62 n(} 72 60 Fゝ :;;; | :ニ:ニ | 64 /1 妊娠館8蔓 番貌 0.2 9j5 0.2 0.2 0.2 0』5 0.2 0.15 0.15 0.2 7゛ 9.8 10.n 9.2 10.2 10.5 9.0 n.0 9.5 9.7 9.9 蘭 艶間 1.5 IS 2.0 15 4.a ヱ泰 4.9 然 3.7 13 2.3 笛 2.9 19 0.9 8 1,4 21 Z.8 16 匈 腿 63 7S 64 75 60 ?0 55 a) 備 考 進 例数 数 未崖郷 平均値 霖 ‰fl %ll 緋子 霖 ? 霖? 霖 併用 絨毛(X) 平均値 5 19 9.邨 8、93 0.67 0.63 6 謳 9.18 8,97 1.22 1.21 10.3 7 219 9.56 9,36 2.12 2.06 12.3 n.6 63 句 8 詞6 9.載 9.62 3.19 3.11 18.4 t7.6 ?2 67 9 1器 10.11 9.94 4.肋 4.63 26.5 Sj 73 68 U 6.7嘔 11.8 一.1 74 69 捕 8.01 43.2 12.9 75 e9 t2 10 ・裾 10.6S 10.42 6.7S n 22 11,33 S.S) U.S4 7.2 6.S ・ /1 き ☆ii 0 ; ご司 0 2 ・ブ│ 13 : ゾj 9、2 59 51 似 一 屁 L IIiili︲liiFIi.゛ri。゛゛`IF 3 15 櫛 銘 134 203 296 蔀3 櫛1 710 (昌タ皐) - 成 峡 表 子宮腔(置) (葦科と婦人科・31・5)(442)36 石 L鵬 j〃'lj 4一一・一,一回血'' 。,。. ,−と謐拙:'゛-.`.` s 辿 2 1 妊娠第九測地は本洙にて吸出可能なるも、絨毛 膜等を吸出するものなり、賢験成績に具る如く つ気焔轄すれば、最初に絨毛塊を、次いで脱落 く把握し、約二糎乃至三糎幅前後に軽く動かし にて吸引管を挿入し、必ず吸引球瓶を雨季に粧 ︵ホ︶ 吸引除去0要領 ヘガール使用の要領 ことあり。 ず、寧ろ先づ膨隆せしめて吸引すれば容易なる 宮腔を膨隆せしひることあるも何等障碍を認め に上昇せしめて調節せり。叉濯決潰還流せず子 旅の注入不良なる場合はイルリガートルを遠変 筒大略ハ○乃至六〇耗が遠雷にして、若し貴決 照︶。 らる。本法功特異とする所なり。︵絨毛寫翼参 索すれば明瞭に極少なるものも容易に判別せ 原形をとゞめるもの多く農盆に水を盛りて探 く出血の持績せるものを認めず。吸出絨毛は の逡捷は放置するも数日間に自然排出し、長 毛片の逡幾は殆んど之を見ず、比落膜の多少 を憬息せるも、責駿例に見る如く子宮牧縮促進 ︵・・・︶ 出血量 出血量は吸引に依り檜量する 大にして吸出困難なる場合は一時的に防堅炭を 四〇〇乃至五〇〇粍として数秒吸引すれば勢よ のため、むしろ減少するの結果を得たり。亦術 後の後出血は著しく少く、六日以上に亙る出血 く排出するものなり。 絨毛排出夥れぱ直ちに曹に復す。斯して肯吸 び子宮内腔の耽態を清息子にて探索し置・きて、 は殆んど之を見ず。一分間前後にて吸引術を終 吸引可能の範園を確定する要あり、木賃験例は 引不能の場合は更に絨毛大なるため吸引管披去 赤色少く透明なるため直ちに判噺せらる。肯子 全例共止血剤をI切使用せざりしも、術前止血 し、錯于にて之を除去したる後再び吸引を行え 宮腔凹凸隆起あり或いは張炭の前後屈の時は吸 剤の注射を行えば肯出血量は減少するものと思 血多きは営農にして、之には子宮腔長の測定及 引管のみにては除去困難なるためキ`Iレタト われる。 り得る場合は出血量少く、延長するに従いて出 を併用する要あり。吸引ロの切面の方向は失歌 ︵チ︶ 感染葦防 術後タンポンー、○○○倍 tハノール旅を少量浸して挿入し、六時間後に 著しく多きも東武減少し、最近例には殆んど探 ては技者の未熟或いは器具の不備により逡撹例 ︵リ︶ 遺賤 前遠の如く*責験の前學に於い 質或いは操作上環管饌彊に留意すれば、本吸引 ︵ヌ︶ 偶晋障碍 本法はその器械の構造、性 の淵宛には粧く水分を取り去りて淵尤す。 換盆内に入れ水に浸して探素せり。絨毛の重さ 私は二粍網目の栖付金網にて吸出物を濾過して 索の必要を認めざる場合多し。熟練せぱ操作 管自穀にて頒管于貧壁の損傷或いは穿孔等の危 披去せしむ。 にて恵︲︲︲4りT紅。試政一 を窺知するには不適にし 中、子宮腔に掻戻時と同様逡疑惑を郵ひため、 陰は殆んどなきものと嵐われ、この鮎は従来の 酸ソーダを添力して責駿せるも出血演はn 液の凝固少きも溶血のため暗赤色を岳し、血色 溜水を夫々使用貧験せるも、蒸溜水にては出血 て、主としてIンがル演を使用せり。匍タ`y 軽くキ`Iレットにて探索しおけば充分なりo 曇良法に比し、著しべ優れたるものと恩わる。 ︵へ︶ 適温液 yyyル演生理的貪建水、蒸 外角度六〇炭の聊爾を最適として選ぺり。 つ脱落膜の根拠に不利なるため、聳曲の方向に 曲の方向に一致せしむれば子宮壁に吸着し、且 に過ぎれば押入容易なるも傷害の危険あり、脊 ば可なり。妊娠でなき場合は始めより排出演は ax‘ 絨毛は[塊歌となりて排出せらるsため、絨 ド化彊き結果を見たり。浪浪旅の使用量は一分 JZゴj旦L(萱科と婦人科・31・5) 第二圖 ・.・.LIL` .1:・ljE・ ・-  ̄・ .・、・ '1 ・j・・J・ 7giで ぎ `−7 ig7つIli=・ 7で5'゛ダ'゛?・‘・?;で………i,i; ■-= ♂¶ − 引歌況を賓験せるに陰感度四〇〇乃至五〇〇粍 責瞼として開腹時小腸及μ腸聞匯の本器にて吸 要す。 ︵イ︶介幼者を必要とし、操作上多少の熟練を び昨年第二〇回東海斎婦人科昂奮に報告せり。 本妾表の要旨は本年度絡ハ回日本蚤婦人科徳奮及 探索の要あり6. ’・ ・ 薄片腎 にては吸引ロに吸着するのみにして損傷を輿え 併用。或いは紺子除去後吸引例漸堵す。 ︵乙適用週数に限度あり、一〇週以後は紺于 での期間である事は言うまでもないが、人間に 妊娠の持縦。期間は理論的には受胎から分娩ま 一、緒 言 之より逍ざかるに従って例数は少数となるが、 均を中心として之に検する部分に例数が多く、 布歌態を観察するとき、在胎期間及び鰻重の平 在胎期間と鰻重との関係に就いても変数例の分 最少量にて行い得られ、従って患者の身穀的負 備著しく軽減せらる。 22S al.2︶11。¥*s 681.s︶母郷︰ 7S 811. 3︶tLljlzS&S 1︶SJ11。Sll:S&暮。21S nSSS 23S ll。 7a.4)Srlpl}.S.端a SS 於いては、大多数は受胎日を知る事が出来ない 各個例を見ると在胎期間が長いとて必ずしも鰻 人間との比較 焉、一般的には最終月経の第一日から起算して 小畑惟斎︶ ︵水︶絨毛は︼塊歌に吸出するため、後遺性出 分娩までの日数を以て在胎期間を言い表わして 等は決して例外と認める程少数ではない。この 重は大でなく、叉その忿の場合もあり、町も之 東京 僕田病院︵院長 血少し。且つ術後の経過良好なり。 いる。然し乍ら最昴月経から起算した在胎期間 橡な矛盾は果して政経月経から起算した在胎期 種 三 ︵へ︶除去内容物及び出血液はガラス球瓶に貯 の正常範園には可成りの動揺があり、廣田病院 間であるが故に起るものであるか、又最終月経 田 溜するため、操作中性質量を窺知せらる。 に於ける総計観察によれば、二八一・〇七士一 から起算した在胎斯間は真の在胎期間でないか 客員坂 牛馬の在胎斯間ご穀重ごの関係及び ︵こ逍疑惑ある時は、キューレットにて軽く 屈等の異常の際はキ`Iレッ’rの併用の必要あ ︵ハ︶子宮内腔凹凸隆起、或いは弧度の前、後 るに至らず・僅かに充血及び小溢血を見るQみ にして、従って仮令子宮穿孔の場合を想像する 損傷等は考えられずと思わる。 もヽ腸間膜或いは小腸を穿孔により牽出或いは 七、綜 論 私の考按賞瞼せる吸引装置は、早期妊娠の中 絶法として比較的利用價値あるものと思われ、 武の利鮎を認む。 ︵イ︶本法は子宮内容除去、掻廼及び洗膝を同 時に且つ短時間に行い得。 ︵ロ︶潅注液の緩衝作用により子四宮壁の障碍少 く、且つ器具の構造及び性質上子官職管或は子 宮穿孔の懐れ少し。’・ ︵ハ︶吸引管はヘガール同型九粍管なるため、 ︵ト︶吸引除去作用により子宮収縮は、常に促 五・〇八日の勤推を示す︵小畑惟唐7壽科の貴 子宮職管の攘張は最少度にて可なり。 進せられ出血少し。 ら、偏重との関係に就いての統計が無償催では ︵こ施術時間短く、疼痛軽減により麻酔量は 不利なる難 地経験・一三頁、昭和二八年・車行本︶。且つ、 (444)・3& - l y'。yl4 L︲ (斎科と婦人科・31・5)
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