環状高速道路の交通施策評価のための仮想実験技術に関する研究

研究所公募型委託研究に係る手続開始の公示
次のとおり研究計画の提出を招請します。
平成 28 年 7 月 26 日
支出負担行為担当官
国土技術政策総合研究所長 藤田 光一
1 委託概要
(1) 委託研究の名称 環状高速道路の交通施策評価のための仮想実験技術に関する研究
(2) 概
要
高速道路ネットワークの整備が進む中、道路を賢く使うには、情報提供等により需要を平準化す
る等、ITS技術を活用した運用施策が必要である。これらの運用施策の検討および実施には、施策実
行時の交通状況への影響を予測して、施策の要件およびシナリオ等の妥当性を検証することが不可
欠である。そのために必要な運転挙動データは、実施例のない施策の場合、ドライビングシミュレ
ータ等の仮想実験環境を用いて取得する必要がある。
しかし、車外・車内からの多量の情報提供に対する運転者の対応や、分合流部など交通が錯綜す
る場面での判断や挙動を正確に計測するための仮想実験手法及び実験環境構築手法は確立されて
いない。
このため、DS に関する機械工学的知見に加えて、交通現象を再現するためのモデルや交通シミ
ュレーションに関する交通工学的知見、挙動等の適切な計測や施策の受容性を高める運転環境設
定等に関する人間工学的知見等に基づく技術開発が必要となっている。
国土技術政策総合研究所では、道路ネットワークの機能を最大限に利用するための運用施策の実
現に向けて、ITS技術を活用した施策の実施手法及び評価手法に関する調査研究を行っている。
本委託研究は、このうち施策の評価手法に関して、施策の事前評価に用いることができる仮想実
験技術の開発を目的として研究を行うものである。
(3) 委託研究の期間
本年度の研究期間については、以下の範囲内で、研究計画の提出者が設定する。
契約の翌日 ~ 平成 29 年 3 月 17 日
なお、本委託研究については、研究全体期間として、平成 28 年度~平成 30 年度を予定して
おり、年度毎に契約を行う。次年度以降の契約については、発表会による委託研究アドバイザリ
ー会議委員の意見を踏まえた上で継続実施が妥当であるとみなされた場合に行う。この場合の契
約手続きは他の参加者の有無を確認する公募手続により行うことを原則とする。
ただし、この契約締結については、当該年度の本予算が成立し、本委託に係る予算の確保・示達
がなされることが条件となる。
2 研究計画の提出者に要求される要件
①提出者の所属機関
1
Ⅰ
大学等の研究機関(大学共同利用機関法人を含む)
Ⅱ
国(特殊会社及び独立行政法人を含む。
)の研究機関
Ⅲ
地方公共団体(事業団等の地方共同法人を含む)の研究機関
Ⅳ
研究を目的に持つ公益法人(特例民法法人を含む)、一般社団法人、一般財団法人
Ⅴ
民間研究機関(研究業務を行っている機関、但し、国総研における建設コンサルタント業務に
係る一般競争(指命競争)参加資格の認定を受けている機関に限る)
Ⅵ
その他、特に所長が委託研究を実施することが適当であると認めた法人また は個人(但し、
公募時に予め定められた条件を満たす者に限る)
Ⅶ
前ⅠからⅥの要件を満たす複数の機関または研究者からなる共同研究体(但し、契約時に共同
企業体協定書を締結した者に限る)
②提出者の資格要件
Ⅰ
予算決算及び会計令(昭和22年勅令第165号。以下「予決令」という。)第70条及び第7
1条の規定に該当しない者であること。
Ⅱ 警察当局から、暴力団員が実質的に経営を支配する者又はこれに準ずるものとして、国土交通
省公共事業等からの排除要請があり、当該状態が継続している者でないこと。
Ⅲ
国土技術政策総合研究所長から建設コンサルタント業務等に関し指名停止を受けている期間中
の者でないこと。
Ⅳ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更生手続開始の申立てがなされている者又は民
事再生法(
(平成 11 年法律第 225 号)に基づき再生手続開始の申立てがなされている者でないこ
と。
Ⅴ
①Ⅶに該当する者は、委託契約の締結を行う際には、事前に、
「国土技術政策総合研究所の委託
研究における共同研究体方式の取り扱いについて」
(平成 22 年 12 月 1 日付け国土技術政策総合
研究所長)に示すところにより共同研究体協定書を締結し、提出すること。
3
説明書の入手方法
(1) 入手期間
平成 28 年 7 月 26 日から平成 28 年 8 月 22 日まで(土曜日、日曜日及び祝日は除く。交付時間は
9 時から 17 時まで)。
(2) 入手場所及び担当者
〒305-0804 茨城県つくば市旭1番地
国土交通省 国土技術政策総合研究所
道路交通研究部
高度道路交通システム研究室
主任研究官 松田 奈緒子(研究官 玉田 和也)
電話
029-864-4496
FAX
029-864-0178
電子メール [email protected]
(3) 入手申込方法
担当者本人に対して、原則電子メールで「入手申込」を行って下さい。ただし、電子メールで
2
「入手申込」ができない場合は、面会・電話・FAX・郵送のうちのいずれかの方法によるもの
とします。
(4) 配布方法
原則電子メールによるものとします。ただし、電子メールでの受信ができない場合は、直接手
渡し・郵送のうちのいずれかの方法によるものとします。
4
研究計画の提出期限及び方法
(1) 提出期限
平成 28 年 8 月 22 日(月)17 時 00 分
(2) 提出先
上記3(2)に同じ。
(3) 提出方法
原則電子メールによるものとします。ただし、電子メールで提出ができない場合は、持参・郵
送(書留郵便に限る。
)のうちのいずれかの方法によるものとします。
(4)ヒアリング
研究計画の選定に関するヒアリングは、平成 28 年 8 月 23 日(火)(時間は後日連絡)を予定し
ています。この予定については変更される場合があります。詳細は、「説明書」に記載します。
5
質問の受付及び回答
(1) 質問
① 質問は、文書(書式自由、ただし規格は A4 版)で、原則電子メールによるものとします。
ただし、電子メールで質問ができない場合は持参・郵送・FAXのうちのいずれかの方法によ
るものとします。
② 受付 上記3(2)に同じ。
③ 受付期間 平成 28 年 7 月 26 日 9 時から平成 28 年 8 月 22 日 17 時まで。
(2) 回答
① 回答は、質問者及び、質問者以外の全ての参加者に対して原則電子メールにより送付しま
す。ただし、電子メールでの受信ができない場合は、FAXにより送付します。
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その他
(1) 手続において使用する言語及び通貨 日本語及び日本国通貨に限る。
(2) 本業務における契約保証金は免除する。
(3) 契約書の作成の要否 要
(4) 関係情報を入手するための照会窓口 上記3(2)に同じ。
(5) 詳細は説明書による。
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