イエメン - 港湾の状況について

Gard Alert
イエメン - 港湾の状況について
こちらは、英文記事「Gard Alert: Yemen - port situation」(2016 年 7 月 27 日付)の和訳です。
イエメンの主要港(モカ、ラス・イサのマリンターミナルとバルハフの LNG ターミナルを除く)は、安全に操業しているこ
とが報告されています。
港湾状況
イエメンにおける Gard のコレスポンデント Gulf Agency Co. (Yemen) Ltd.からの情報によりますと、2016 年 7 月 26
日現在のイエメンにおける港湾状況は以下のとおりです。
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操 業 中 の 港 : サ リ ー フ ( Salif ) 、 フ ダ イ ダ ( Hodeidah ) 、 ア デ ン ( Aden ) 、 ム ッ カ ラ ー ( Mukalla ) 、
アシュ・シール(Ash Shihr)の石油ターミナル
閉鎖中の港:モカ(Mokha)、ラス・イサ(Ras Isa)のマリンターミナル、バルハフ(Balhaf)の LNG ターミナル
ただし、情勢は変わる可能性がありますので、船員らに注意喚起し、イエメン海域に入域・通過する際には事前に関
連リスクの評価を実施するようにしてください。いくつかの港では、停電の延長、クレーン・燃料・労働力等の不足の
影響により、完全な状態では稼働していない可能性があります。また、イエメンの諸港に入港する船舶には、イエメン
の領海に入域する前にサウジアラビア主導の連合海軍によるクリアランスが求められており、入港許可に関連する
検査によって遅れが生じていることが報告されています。
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入港条件
イエメン運輸省は、イエメン政府の直接的支配下にない諸港(サリーフ、モカ、フダイダおよび関連の石油ターミナル)
に商用の物品・サービスを輸送する船会社や船主は、2016 年 5 月 5 日以降、UNVIM1経由で入港通知を行い、入
港許可申請しなければならなくなると発表しました。この入港許可申請(Request for Clearance)は、貨物の仕出港
から出港後、遅くともイエメンの仕向港に到着する 5 日前までに提出しなければなりません。詳細については、2016
年 5 月 2 日に発表されたイエメン運輸省の通知「General Announcement」をご覧ください。
イエメン政府の支配下にある諸港(アデン、ムッカラー)に寄港する船舶については、イエメン領海に入域する前にサ
ウ ジ ア ラ ビア 主 導 の 連 合 軍 によ る入 港 許 可 を 受 ける 必 要 があ り 、運 輸 省 の 申 請 書 「 Entry permission for
commercial and relief ships to Yemeni ports」に記入した上で、それを入港または到着の少なくとも 1 週間前までに、
Operations Unit of the Evacuation and Humanitarian Operations 宛にメール([email protected])で送付
しなければなりません。
イエメン領海への入域は、サウジアラビア主導の連合海軍による検査を通過した場合のみ認められます。イエメン領
海からおよそ 3 海里の地点にあるバブ・エル・マンデブ海峡(Bab Al Mandab)の入口周辺に到着後に、船長は VHF
(チャンネル 16)で到着を通知しなければなりません。その後、サウジアラビア主導の連合海軍から、検査が終了し
入港許可が下りるまでの間の錨泊場所が指示されます。
入港許可が下りた後、船長は VHF(チャンネル 14 または 16)で港湾当局に船舶の到着を登録しなければなりませ
ん。その後、港長から、接岸時刻までの係留地が割り当てられます。
推奨事項
イエメンに寄港する際には、入港許可手続きに関する上記の変更事項に注意するとともに、クレーン、燃料、労働力
などが不足している可能性がありますので、入港前に十分余裕を持って港湾サービスの状況を確認するようにしてく
ださい。
イエメンの政情は依然として不安定であり、港の安全性や稼働状況は随時変更される可能性があります。そのため、
イエメン領海に入域する前に、船舶代理店、Gard のコレスポンデントなどに頻繁に問い合わせして、現地の最新か
つ信頼性の高い情報を入手した上で安全状況を評価するようにしてください。
本稿は、Gard のコレスポンデントである Gulf Agency Co. (Yemen) Ltd.からの情報に基づき作成したものです。
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UN Verification and Inspection Mechanism for Yemen (UNVIIM)
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意をしておりますが、翻訳された和文は参考上のものであり、すべての点において原文である英文の完全な翻訳であることを証するものではありません。したがって、ガードジャパン株式会社は、原文との
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