シニアビジネス研究セミナー 注目高まる保険外サービスの現状や事例を紹介 「シニアビジネス研究セミナー」 【主催:UBM メディア(株)】が 7 月 28 日都内で開催され、 約 120 人が参加した。 講演「介護保険外サービスの現状と今後の展望」には、(株)日本総合研究所リサーチ・コ ンサルティング部門戦略コンサルティンググループマネージャーの紀伊信之氏が登壇。介 護保険外サービスについて、民間企業による地域包括ケアシステムの構築に向けたビジネ スへの参入・拡充が進む中、 「保険外サービスの利用者は、品質が良ければ高価格帯でも利 用するという層が多く、商品やサービスを手に入れる手間以上の価値と、入手コストの削 減が重要」とし、 「成功している事例の多くが、“人と触れ合う”、“会話する”などのコミ ュニケーションをビジネスの節々に丁寧に織り込んでいる」とした。成功事例として、宅 配サービスの受注窓口を、ネットやFAXではなく、あえてアナログな電話注文のみに限 定し、在庫確認の返事を 2 度目の電話に設定するなど、ビジネスシーンの随所に会話を散 りばめているケースや、タブレット端末で家族とのコミュニケーションサービスを紹介。 また、単独企業より企業の複合体として連携する方が、自治体も動きやすい点などに言及 した。 このほか、(株)プレイケア 代表取締役社長の川崎陽一氏による講演「超高齢社会のシニ アビジネス ~マーケットの現状と実践事例」では、シニアビジネス実践事例と課題、2025 年の日本と行政連動、シニアビジネスフレームワークなどについて解説された。
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