(2)(政府と市場)

L2.
L2.1
政府と市場
所有権と資源配分
*限られた資源を配分する方法にはどのようなものがあるか?
1
アダム・スミスの「見えざる手」= 厚生経済学の基本定理。
「市場経済は、完全競争ならば効率的な資源配分を達成する。
」
完全競争:多数の売手と買手が、価格を所与として、需要と供給
を決めている状態。
効率的:資源の無駄遣いが無い状態。
2
政府が民間部門の経済活動に介入する理由は何か?
① 完全競争でない場合、資源配分は非効率になる可能性がある。
 経済政策による効率性の改善。
*不完全競争(独占、寡占など)、
*公害・環境問題、
*公共財・サービスの供給。
3
② 完全競争で効率的だが、不公平かもしれない。
 経済政策(所得再分配政策)による公平性の改善。
*個人間、企業間、地域間の格差を是正。
4
効率性と公平性のトレードオフ
5
③ 景気安定化
*不況対策
*景気の過熱を抑制
(インフレ問題、バブル問題など。)
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