平成27年度 フレデリック・ダグラス高校訪問レポート フレデリック・ダグラス高校(アメリカ・メリーランド州)(以下FDHS)との相互交流は15年以上にわたり続いて います。平成27年度の訪問は3月19日(土)~26日(土)の日程で実施し、1年生6名、2年生9名、合わせて 15名の生徒が参加しました。 <1日目> 横浜駅に朝7時に集合後、成田エクスプレスで成田空港へ向かいました。全日空02便で約13時間のフライ ト後、ワシントンダレス空港着。バスで約1時間移動して、FDHSに到着しました。学校の前ではホストファミリー が色とりどりのバルーンやゲストの名前を書いたボードを持って、温かく出迎えてくれました。それまで緊張して いた生徒たちも、やっと会えた喜びで、それぞれのホストファミリーに駆け寄って、ハグや笑顔で挨拶をしていま した。いよいよホームステイの始まり、英語の実践開始です。 <2日目> この日は日曜日で、生徒たちはそれぞれのホストファミリーと過ごしました。教会に行ったり、家で料理をして 過ごしたり、ボーリングやショッピングなどをして、ホストファミリーの温かいもてなしを受けながら、アメリカの週 末を楽しく過ごしました。 <3日目> 午前7時半にフレデリック・ダグラス高校に登校。生徒たちは、前日に経験したことを楽しく話していました。初 めてアメリカのスクールバスに乗って大喜びの生徒もいました。1時間目はカフェテリアのホールで、FDHSの 生徒たちが歓迎会を開いてくれました。2時間目からは、それぞれホストの生徒と一緒に授業に参加し、ホスト の生徒に助けられながら、頑張って英語での授業に参加していました。FDHS訪問では引率教員も受入担当 のジル・ターナー先生のクラスで授業を行います。今回は日本文化全般についてのクイズと書道体験、調理実 習を行いました。本校生徒にアシスタントになってもらい、楽しく餃子を作りました。 コーラス隊の美しい歌声に感動 スコット校長先生のスピーチ 餃子包み、上手にできました <4日目> FDHSの生徒たちと一緒にバスに乗って、ワシントンDCのフィールドトリップに出かけました。幸運なことに、 今回のワシントンDCは春の訪れが早く、ポトマック川沿いには桜が咲き始めていました。「リンカーン・メモリア ル」、「キング牧師像」を訪れた後は、「ユニオン駅」でホストたちと一緒に昼食をとり、買い物を楽しみました。午 後は、学校の名前にもなっている「Frederick Douglass の家」を見学しました。Frederick Douglass はアフリカ系 アメリカ人の奴隷制度廃止運動家です。資料館の見学では、奴隷として育った生い立ちや自ら字を覚え、黒人 解放のために高い志を持って活動した姿を学び、感銘を受けました。楽しみながらも、多くのことを学んだ1日 でした。 リンカーン・メモリアルにて フレデリック・ダグラス邸前にて ワシントン記念塔を背景に ナショナル・ハーバーにて <5日目> この日は、授業に参加した後、本校生徒が日本文化についてのプレゼンテーションを行いました。事前研修 で色々と調べて作ったパワーポイントのスライドを見せながら、「大和西高校の紹介」、「学校行事」、「日本の食 文化(味噌)」、「温泉」、「『カワイイ』文化」、「日本の観光地」、「日本のお正月」、「日本で見られるアメリカ文 化」、「若者言葉」、「習字体験」など伝統文化から若者文化まで、様々な点から日本を紹介しました。クイズ形 式や試食などを取り入れ、FDHSのホスト生徒たちも楽しんで参加していました。また、ピザやスナックを用意し ていただき、皆で楽しくおしゃべりをしながら、交流の時間を持ちました。ここまでの滞在を通して、生徒たちの 英語でコミュニケーション力は着実に伸び、とても自然に交流を楽しんでいました。 “Please raise your hands!” 楽しくおしゃべり 神社での参拝の仕方を紹介 コマ回しに挑戦 クイズ 習字体験 <6日目> いよいよホストファミリーとの別れの朝です。本校生徒たちは、それぞれのホームステイ先からFDHSに送っ てもらい、しばし出発までの時間を過ごしました。ホストの生徒やファミリーと記念写真をとったり、メッセージボ ードにそれぞれの想いを英語で書いたり、今までの感謝の気持ちを伝えていると、別れ難い気持ちが沸きあが り、お互いに涙が抑えられなくなっていました。 FDHSを発ってからは、ワシントンDCのホテルに荷物を預け、ガイドの方と共にDC観光に出かけました。地 下鉄に乗って移動し、ホワイトハウス、歴史博物館などを見学したり、お土産を買ったりしました。 ホワイトハウスにて 大統領が就任パレードをする FBI本部前にて ペンシルバニア通り <7日目~8日目> 朝食後ホテルを出発、ワシントンダレス空港から、たくさんの思い出を持って、帰国の途に着きまし た。日付変更線を超え、翌日 15 時半に成田空港に無事到着しました。今回の訪問を通じて学んだ多く のことや人との絆を大切にして、これからも積極的に英語学習や国際理解に取り組んでほしいと思いま す。 <生徒のエッセイより> “I rode a school bus for the first time. It was like riding a roller coaster. It was so fast. FDHS was really big. There were a lot of classrooms. I thought I might get lost. The classes were very difficult, but everybody spoke to me in a very friendly way, so I was happy.” “We gave presentations on Japanese culture to our hosts. I talked about traditional Japanese games during New Year's holidays. And then, we taught them how to write their names in kanji. I was glad that they had a good time. I think we were able to deepen our friendship.” “I wanted to stay in America much longer. If I save enough money, I want to visit there again! And I want my host family and my American friends to come to Japan, too. I could improve my English after I communicated with everyone. Thank you very much!” Thank you, everyone! We’ll never forget you!
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