防衛研究所主催 平成2 8 年度安全保障国際シンポジウム 「北朝鮮をめぐる将来の安全保障環境」 近年、朝鮮半島をめぐる安全保障情勢が一段と厳しさを増しています。北朝鮮の金正恩体制は 2013 年以来 核と経済を同時に発展させるという「並進路線」を推進しており、本年 5 月に 36 年ぶりに開催された第 7 回労働党大会でも同路線が堅持されました。この路線に基づき、本年 1 月には、「水爆実験」と称する 4 度 目の核実験を、2 月には人工衛星と称する長距離弾道ミサイル打上げをそれぞれ実施したほか、3 月から 4 月にかけて短距離・中距離ミサイルを複数発射し、SLBM 発射実験を行うなど、北朝鮮の核・ミサイル能力の 向上は周辺国・関係国の深刻な脅威となっています。さらに、北朝鮮の韓国に対するサイバー攻撃も激しさ を増しており、今後一層深刻な脅威となることが予想されます。他方、北朝鮮経済は金正恩体制下で一定程 度改善してきたとの見方がある一方で、今後については経済制裁の効果をめぐり様々な可能性が考えられ、 不透明な状況にあります。 このように不透明な朝鮮半島情勢を踏まえ、本シンポジウムは、北朝鮮をめぐる将来の安全保障環境につ いて内外の専門家の間で議論を深めるとともに、これを広く一般に提供することを目的としています。 日 時:平成28年7月25日(月)9:10~17:35 場 所:ホテル椿山荘東京 ホテル棟1階「ボールルーム」 東京都文京区関口 2-10-8 電話:03(3943)1111 ■地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅 1a 出口 徒歩 10 分 ■JR山手線目白駅「早稲田」駅 バス 10 分 プログラム: 09:10-09:30 開会挨拶等 09:40-11:30 第1セッション:北朝鮮の核・ミサイル・サイバー攻撃の脅威 司会 一政 祐行(防衛研究所防衛政策研究室主任研究官) 発表 ジョエル・ウィット(ジョンズ・ホプキンス大学客員上級研究員) ブ・ヒョンウク(韓国国防研究院研究委員) 倉田 秀也(防衛大学校教授) コメンテータ 有江 浩一(防衛研究所政治・法制研究室所員) 13:00-14:25 第2セッション:北朝鮮・金正恩体制の安全保障政策 司会 橋本 靖明(防衛研究所政策研究部長) 発表 ブルース・ベクトル(テキサス州立アンジェロ大学教授) チョ・ドンホ(梨花女子大学教授) 阿久津 博康(防衛研究所アジア・アフリカ研究室主任研究官) コメンテータ 渡邊 武(防衛研究所アジア・アフリカ研究室主任研究官) 14:40-16:20 第3セッション:北朝鮮の将来と関係国の対応 司会 高橋 杉雄(防衛研究所政策シミュレーション室長) 発表 スコット・スナイダー(外交問題評議会上級研究員) チェ・ガン(峨山政策研究院副院長) 青山 瑠妙(早稲田大学教授) 斎藤 元秀(中央大学客員研究員) コメンテータ 徳地 秀士(政策研究大学院大学シニア・フェロー) 16:30-17:30 第4セッション:総合討議 司会 室岡 鉄夫(防衛研究所理論研究部長) メインコメンテータ 伊豆見 元(東京国際大学教授) 17:30-17:35 閉会挨拶 ※ 日英同時通訳を実施します。 ※ 参加予定者を含め内容は変更されることがあります。 ◇聴講のお申込み等に関するお問い合わせ先(安全保障国際シンポジウム運営事務局) [TEL]070-5464-9762(平日09:30~17:30) [Eメール][email protected]
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