県学力調査結果から [ pdf 396 KB ]

白岡市立南中学校
校 長 室 通 信
平成 28 年 7 月 25 日
No.78
学期末に埼玉県学力・学習状況調査の結果が届いた。今年度は、昨年からの〝伸び〟を
追いかける調査の本領を発揮して、昨年からの変化を個別に示す形となっている。2学期
当初に返却することを前提に、個票の見方の周知や指導への生かし方をどうするかなどを
共通理解した上、スムーズにいくように
検討願いたいと思います。
さて、今回もまた「生徒質問紙」の中
から「自分にはよいところがある」「目標
や夢を持っている」の2点についてみて
みたい。fig.1 と fig.2 がその結果である。
ただし、実施時期が本年度〝当初〟であ
ることに注意が必要(現状ではない)。
「よいところがある」(自己肯定感)
全学年とも、県平均を上回る結果であ
った。2、3年生の結果が昨年度の成果
と考えると、県平均を下回った一昨年度
よりは向上しているとみえる。特に2年
生は、3学年中最も高い結果となってい
る(県平均も同じ傾向)。
一方、1年生ではみられない負の反応
「よいところがあると思えない」生徒が
学年が上がるにつれて増えてくるのは、
指導上見過ごすわけにはいかない。南中
でも3年生で 14%の生徒が該当する。強
い自己否定ともとらえられるので、単な
る平均で比べるだけでなく、個別の観察
をていねいに行う必要がある。
「夢や目標をもっている」
どの学年とも、県平均を上回る結果で
あった。学年が上がるごとに数値が下がるのは、夢や目標が〝現実的〟になってくるから
だろうか(県の傾向も同じ)。
県平均と比べて2年生の結果が大変よい。県平均は2年生で
大きく下降するが、南中の場合は2年生が〝1年生並み〟を保
っている。夢も目標も持っていないと断言している数値も県平
均より少なく好ましい結果であるが、それでよしとせず、引き
続き目標を持てる指導を工夫することが大切であろう。
*これまでの取組の成果が感じられる結果なので、継続に意味あ
りと示唆されたとらえてよさそうです。自信を持って続けていきましょう。